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Photo bykazukazu123

本日、会社が嫌になりまして。#13「それでも、仕事に行けてしまう」

    ここまでお読みいただいた方の中には、

    これだけ会社が嫌だとか、
    限界だとか言いながら、
    なぜ辞めないのか。

    不思議に思った方もいるだろう。

    正直なところ、自分でもそう思う。

    仕事の日は憂鬱だし、
    売場に立てば帰りたくなる。

    接客も好きではない。

    暇な時間も苦痛だ。

    数字を見るのも疲れる。

    責任も重い。

    それなのに、私は今日も出勤している。

    もちろん、生活のためという理由はある。

    すぐに辞められるほど余裕があるわけではない。

    でも、それだけではない気がしている。

    私はたぶん、
    仕事そのものが嫌になったわけではない。

    今の働き方や、
    自分に合わない役割に疲れているのだと思う。

    だから、
    どれだけ嫌でも最低限やるべきことはやる。

    売場も整える。

    接客もする。

    新人にも伝える。

    数字も確認する。

    決して優秀な管理職ではないと思う。

    でも、投げ出してはいない。

    昔の私は、もっと頑張っていた。

    いや、正確には、
    頑張っている気になりたかったのだと思う。

    やることがなくても仕事を探し、

    帰れる時間になっても残り、

    自分で自分を追い込んでいた。

    忙しい自分。

    必要とされている自分。

    責任を背負っている自分。

    そんな姿に価値を見出していた部分もあった。

    今思えば、会社の利益になっていたのかどうかも分からない。

    ただ、その頃の私は、
    頑張っている実感が欲しかったのだと思う。

    でも、その頃の私は、
    今よりずっと余裕がなかった。

    人にも、自分にも。

    今は違う。

    やるべきことを終わらせたら、少し力を抜く。

    時間になれば帰る。

    以前ほど会社に気持ちを向けてはいない。

    それでも、
    あの頃より人に優しくなれた気がする。

    少なくとも、世界を敵だと思う日は減った。

    無理を続けた結果、自分が壊れてしまえば元も子もないことも知った。

    だから今は、自分を守る方を選んでいる。

    そしてもう一つ。

    最近は、仕事以外に考えたいことができた。

    思ったことを言葉にすること。

    文章を書くこと。

    もし将来、人を雇う経営者を目指していたなら、この仕事もまた違う意味を持っていたかもしれない。

    人の動かし方。

    数字の見方。

    利益の作り方。

    学べることは沢山ある。

    でも今の私が向かいたい先は、少し違う。

    思いを言葉にすること。

    それが誰かの役に立つこと。

    そちらの方に心が動いている。

    だから、今の仕事に全力になれない。

    会社から見れば、
    良い社員ではないのかもしれない。

    でも、自分の中では少しずつ理由が見えてきた。

    私は怠けたいわけではない。

    何もしたくないわけでもない。

    ただ、自分が向かいたい方向と、今いる場所が少しずつズレてしまったのだと思う。

    それでも、今すぐ辞められるわけではない。

    だから働く。

    働きながら考える。

    働きながら、次を探す。

    それが今の自分にできる、
    いちばん現実的な選択だと思っている。

    今日もまた、
    そんなことを考えながら会社へ向かっている。

     
     

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    三十路になりまして。 良くも悪くも返ってくるものも多い今日この頃。 ふぅー。と溜息混じりに力を抜きながら、 そーそー、そんな感じ。と気楽に読めるエッセイを。 あなたの今日は±何%でしたか?

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