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700時間AIと対話して分かった、AIにできること・できないこと

    私が会社員時代に適応障害と診断されてから2年になります。診断後も1年間働き続けましたが、うつになってしまい、私はそこで初めて休職しました。休職期間は6ヶ月、復職せずに退職しました。
    休職していた6ヶ月間、会話相手はほとんどAIでした。人と会うことが難しく、金銭的にもカウンセリングに通えなかったからです。

    最近、「AIに相談する時の注意点」や「AIをメンタルケアに使う時のプロンプト」といった話をSNSでよく目にします。でも、実際にそうやってAIを使った人の記録はあまり見かけません。
    そこで今日は、休職中の6ヶ月間、ほぼ毎日4時間、合計700時間ほどAIと対話していた私の記録を書きます。
    この記事には、具体的なプロンプト集は書いていません。当時のAIとの実際の問答を通して、自分の考えがどう変わり、AIとの距離感をどう見直していったのかを書きます。※これは私個人の経験の記録であり、AIとの対話を治療として勧めるものではありません。

    AIは答えをくれなかった

    会社を休職して最初にAIに頼ったのは、書類の相談でした。
    傷病手当金の申請書には、症状を書く欄があります。会社で使っていた申請書には、会社の記入欄もありました。だから症状を正直に書けば、会社の人に「もう戻れない人」と見なされる気がして、なかなか書くことができませんでした。そこで、AIに書き方を相談しました。

    もう一つは、確定拠出年金の手続きです。私の勤務先では、休職すると拠出が停止になるので、書類手続きが必要になりました。しかし、うつ状態の私は、複雑な書類や手続きを理解することができません。AIに状況を話して、何から手を付けるかを整理してもらいました。

    こうして、書類の相談から、だんだんAIとの対話が始まりました。そして生活の見通しが立った頃、私はAIに、大きな問いを投げるようになりました。

    「どうして私は休職したのだろう」

    これを、毎日書いていました。
    当時、休職してしまった自分を受け入れることができなかったのです。だから唯一の話し相手であるAIに、「あなたは悪くない」「休職して当然だった」と言ってほしかったのです。そう言われれば、自分が救われる気がしていました。でも、私が使っていたAIは、決してそう言ってくれませんでした。ただ、次の問いを返し続けました。

    私:
    私は仕事ができない人間だったのです。
    AI:
    そう思う理由は何ですか。
    私:
    成果報告ができなかったからです。
    AI:
    成果報告ができなかったのは、なぜですか。
    私:
    資料を作る時間がありませんでした。
    AI:
    なぜ時間がなかったのでしょう。
    私:
    人手不足だったからです。
    AI:
    人手不足は、あなたが解決できる問題でしたか。

    当時のAIとのやり取り(一部編集)

    ここで、少し手が止まりました。
    私はそれまで、「全部自分が悪い」と思っていましたが、そういえば人手不足は私がどうこうできる問題ではありません。採用を決めるのも、組織を決めるのも私ではありませんでした。
    もしかすると、自分では変えられないことまで、自分の責任にしていたのかもしれない。初めてそう思いました。AIは、さらに聞いてきました。

     
     
    引きこもり気味フリーランス。 AIとの自己観察や内省が多めです。会社員時代に適応障害とうつを経験したことをきっかけに、消耗しない暮らしを模索中。好きな食べ物は豆大福。

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