
コラム6 AIが勝手にMBTI診断してみた

最近、MBTI診断というものが流行っているらしい。
……らしい、というのは、私はシニア世代なので、周りではほとんど聞いたことがなかったから。
ところが、仲良くなった20代の女性店員さんや30代の男性店員さんから、立て続けに聞かれた。
「MBTI診断って知ってますか?」
「何、それ?」
気になって調べてみると、MBTIは心理学者ユングの理論をもとに作られた性格検査で、4つの指標を組み合わせて16タイプに分類するものだそうです。
E / I(外向・内向)
S / N(感覚・直観)
T / F(思考・感情)
J / P(計画派・柔軟派)
たとえば「INTJ(建築家)」「ENFP(広報運動家)」というように、4文字で性格の傾向を表します。
本来のMBTIは、有資格者と一緒に自分を理解していくための心理検査ですが、SNSで流行しているものの多くは、ネットで気軽にできる簡易版だそうです。
「じゃあ、私もやってみようかな。」
……と思って質問を開いてみたら。
質問、多っ!
気虚(中医学でいうエネルギー不足)気味の私は、やる気がなくなりました(笑)。
「あぁ、これがシニア世代であまり流行らない理由かも。」
もちろん違う理由の方もいるでしょうが、少なくとも私は最初からギブアップでした。
でも、今はAI時代。
「だったらAIに聞けばいいんじゃない?」
そう思って、『庭繁家は今日も事件です①』の登場人物をAIに診断してもらいました。
すると、こんな結果に。
積子……ENFP(自由人・夢見る人)
潔……ISTJ(石橋を叩いて、最後は叩き割る慎重派)
静……INTJ(人間観察が止まらない分析屋)
定子……ESTJ(直角命のリーダータイプ)
読んで思わず笑ってしまいました。
もちろん正式なMBTIではありません。
作品の中で描かれている性格から、AIが「たぶんこんなタイプかな?」と推測しただけです。
でも、これが意外と面白い。
「だから積子は片づけても気にならなかったのか。」
「だから潔はあそこまで慎重なのか。」
「だから定子は直角だったのか。」
そんなふうに人物を眺め直すと、新しい見え方がしてきます。
私は普段、中医学で人を観察しています。
「気虚(エネルギー不足)かな。」
「ストレス・タップ(肝欝かんうつ)かな。」
「消化力が弱っている(脾虚ひきょ)のかな。」
そんな見方をすることが多いのですが、MBTIも「人を理解するための一つの物差し」なのだと感じました。
もちろん、人間は4文字では表せません。
中医学でも「四診合参(望診・聞診・問診・切診を合わせて判断する)」が基本ですし、MBTIも本来は人を決めつけるためのものではなく、自己理解を深めるためのツールです。
だから、「当たってる!」「全然違う!」と笑いながら楽しむくらいが、ちょうどいいのかもしれません。
さて、あなたなら、『庭繁家』の登場人物を何タイプだと思いますか?
AIの「勝手にMBTI診断」、なかなか楽しめました。
理解できない人を観察していたら、人間が少し分かりました。
今日も庭繁家は事件です。
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