【AI×Kindle出版】写真108枚の選び方と配置。文章と写真を合わせるまで
写真の多い本を作るとき、どの写真をどこに置けばいいのか。
迷ったことは、ありませんか。
私も、はじめは「たくさん載せればいい」と思っていました。
でも、そんなに単純な話ではなかったんです。
AIと一緒に、犬と猫のエッセイ『マレーシアの空の下で』をKindleで出しました。
制作の工程を、順番に記録しているシリーズです。
今回は、本に載せた写真108枚を、どう選んで、どこに置いたかの話です。
この記事では、写真の選び方と配置の考え方、そして大量の写真を軽くする方法を、自分の経験からお話しします。
「たくさん載せたい」から始まった
13年分の写真は、数えきれないほどありました。
はじめは、できるだけたくさん載せたかったんです。
でも、作っているのは写真集ではなく、エッセイでした。
文章があっての写真だと、途中で考え直しました。
そこで、章ごとにフォルダを分けて、合いそうな写真を集めていったんです。
集めた中から、文章に合う写真だけを選んで、入れていきました。
だから、抜き出した写真は、もっとたくさんありました。
最終的に本へ載せたのが、108枚です。
じつは最初、1章につき2枚から3枚がいいとAIに提案されました。
でも書いているうちに、写真が多いほうが事実は伝わると感じたんです。
そのため、減らした写真の枚数を、思いきって増やしました。
それでも、文章には合わないけれど、どうしても入れたい写真があったので、最後にギャラリーとして載せました。
文章の場面と、写真を合わせる
写真は「きれい」だけではなく、画像が小さすぎないか、文章に合っているかで合わせないといけません。
ここが、いちばん時間のかかった作業です。
たとえば、モモが坊主カットになった章がありました。
最初に選んだ坊主カットの写真は、画像が小さすぎたんです。
横428ピクセル、縦321ピクセルしかありませんでした。
AIからも「サイズが小さすぎます」と却下されました。
Kindleできれいに見せるには、長辺で1600ピクセルほどほしいところです。
1600ピクセルには遠くおよばず、拡大するとぼやけてしまいます。
そこで、別の写真に差し替えることにしました。
ところが、AIが何度も「これは坊主ではなく、子犬のころの写真です」と却下してきたんです。
でも、実際にその子を知っているのは、撮った私のほうでした。
だから「これで合っています」と、AIに伝え直しました。
AIが違うと判断した写真を「正しい」と伝えるのも、最後に選ぶのも、私の役割です。
写真を選べるのは、実際のモモとハッピーを知っている人だけ。
そのため、108枚とじっくり向き合いながら決めました。
見出し写真が、1枚だけ崩れていた
章の扉には、「見出し写真」を1枚ずつ置きました。
その中の1枚だけ、表示が崩れていたんです。
第一章の写真が、縦に倒れて表示されていました。
写真を軽くするときの回転処理で、向きがずれてしまったようです。
見つけたのは、実際の画面を自分でめくっていたときでした。
原因を特定して直してくれたのは、AIです。
一括で処理すると作業は速い。
しかし、AIでも1枚だけの例外は見落とすことがある。
そんな学びが、ここに残りました。
100MBの写真を、画質を保って軽くする
写真を全部入れたら、原稿は100MB近くまで膨らみました。
そのままでは、Kindleに配信しづらいサイズです。
かといって、画質を落として写真をぼやけさせたくはありませんでした。
この軽量化の作業は、AIがやってくれました。
写真の長辺を一定のサイズにそろえて、まとめて圧縮したんです。
結果、100MB近かった原稿が、約28MBまで下がりました。
4分の1以下です。
「写真を軽量化して」と指示するだけで、一括作業してくれます。
読者の端末で見て十分な画質を保ちながら、扱いやすいサイズにできました。
まとめ
写真は、きれいだけでは、選べませんでした。
108枚と向き合って、持ち帰ったことは3つです。
サイズが小さすぎる写真は選ばない(長辺1600ピクセルが目安)
容量が大きくなったらAIに軽量化してもらう
きれいより、場面に合うかを優先
写真も、文章と同じ本の一部です。
きれいな1枚より、その場面に合う1枚。
そう考えて選んだ108枚で、この本はかなり読みやすくなったと思っています。
今回の本について
今回の『マレーシアの空の下で ―犬と猫とにいなの毎日―』は、その108枚が入った一冊です。
盲目の老犬モモと、猫のハッピーとの13年をつづった、写真入りのエッセイです。
Kindle版は¥500です。
ぜひ、写真も一緒に楽しんで読み進めてください。
『マレーシアの空の下で ―犬と猫とにいなの毎日―』
最後まで読んでいただきありがとうございます。
写真108枚の選び方と配置の話をしました。
写真まわりも含めて、企画から電子出版までの全工程を1本の実践ガイドにまとめています。
写真の腕や特別な機材がなくても、手持ちの写真で1冊にできました。
私がやった一連の流れのご紹介です。よければのぞいてみてください。(¥1,500)
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