爪を切るタイミングってむずかしいーロシアンルーレットでキメる世界へ
わたし、爪切りがきらい。
子どもの爪を切るのもできれば避けたい。自分の爪を切るのもめんどうくさい。
生きてる上でめんどうくさいことっていっぱいある。
お風呂入るのもめんどうくさい。
出た後、髪の毛を乾かすのもめんどうくさい。というか髪の毛乾かすのがめんどうくさいからお風呂に入りたくない。
でも数あるめんどうくさいことのなかで、お風呂に入ったあとがいちばんしあわせになる(わたし調べ)。
考えれば考えるほど、日常ってめんどうくさいことの積み重ね。
わたしのなかでは、料理をつくることもめんどうくさい。
朝通勤するのもそうだし、コップ洗うのだってそう。
洗濯機のなかに洗うものを放り込む作業もめんどうくさい。
(なんで会社からの帰り道はめんどうくさくないんだろう)
めんどうくさいめんどうくさい…と言っているといつの間にか、宮崎駿監督が憑依する。
「面倒くさいなあ。あー面倒くさい。面倒くせえぞ。面倒くさいっていう自分の気持ちとの戦いなんだよ。何が面倒くさいって究極に面倒くさいよね。「面倒くさかったらやめれば?」「うるせえな」ってそういうことになる。大事なものは、たいてい面倒くさい」
逆にめんどうくさくないことってなんだろう。
それって好きなこととか、夢中になれることとか、時間を忘れるくらいのめり込んでいることとか、そんなときだろうか。
そこで、思いつくのである。
ひょっとして、めんどうくさいときというのは、そのことに飽きているときなのではないかと。
あたしゃ、爪切りに飽きているのだ。
ドライヤーかけるのにもそうだ。
でも、どう、爪切っているときにサ、爪が「いたいのぉ」「あ、もっと右ね」とか「今日の運勢は中吉っぴ。ラッキーカラーは緑、くれぐれも冷たいものには気を付けるっぴよ」などと話し始めたら!
「今週の〇〇(ドラマ)観た?やばくない?」とか。
うわ、毎日爪切っておしゃべりしたいってなるかもしれない。
ドライヤーで髪の毛を乾かすたびに、髪の毛の一本一本が自分のことを褒め始めたらどう?「あんた、最近ちゃんと朝起きれててえらくない?」「ね、今日の服かわいかったー」「いっつも笑ってて素敵よぉ」とかとか。めっちゃうるさくて鬱になるかもだけど。でもぜんぶ褒め言葉なら、ぜんぶぜんぶ受け止める。
逆にものすっごい体力が回復するとかね。
たとえば洗濯機に靴下をネットに入れて入れたらHP50、下着は100とか。
タオル1枚たたんだら1000とか。
なんかすごいみなぎるーーとなったらどう。
逆に疲れるか。
1人にさせてくれ、ってなるか。
というか、ちょっと、わたし疲れすぎてるんだろうか。
病んでるかも。
めんどうくさい、と思ってることって、たぶんぜんぶ想定内なんだ。
想定外のことが起こると、それはめんどうくさくなくなる。
だから、いつも想定外なことを起こせばいい。
ルーティン業務のあとにはロシアンルーレットを。
きっととてもたのしい人生の幕開けだ。
