メインコンテンツへスキップ
見出し画像
Photo bymonacooc

私はシステムエンジニアか

    なしこ

    SEと胸を張って言えない自分

    フリーランスになる、というと「何するの?」ときかれる。
    「SEだよ」といえればわかりやすくていいのだけど、何かが引っかかって言うことができない。

    なぜか。

    私にとってSEは「開発できるひと」だからだ。

    というか一般的なイメージからしてもそうだろう。
    SEといったら、コンピューターに謎の英語的な言葉をカタカタいれてるイメージ。

    未経験者のイメージするプログラマーと現実のプログラマー👨‍💻

    プログラミングのことをよく知らない友達にシェアしてあげてください😎 pic.twitter.com/rka2X9hn0O

    — よう 🇯🇵🇨🇳🇨🇦 新卒アマゾンエンジニア (@love1dbsb771) July 21, 2018

    多くの人にとって、SE=プログラマーだと思う。私自身その名称の区別に意味があるとは思えないし。

    実際、昔はプログラマーだったこともある。
    ソフト開発会社のシステム開発部に新卒で入社して、長いことプログラミングに関わってきた。
    C++、C#をそれなりに書いたことがあるし、レビューで泣かされたこともあるし、バグと戦って終電を逃した経験もある。
    一方でお客さんと仕様を検討したり、設計書を作るSE的な動きもしていた。

    当時は自分はSEであり、プログラマーだと思っていた。

    でも、当時から「自分あんまセンス無いな」と感じていた。

    私が2時間かけて悩んだバグを、先輩は20分で直してしまう。
    3時間かけても組めないロジックを、初見でさらさら作ってしまう。

    それに何より私はプログラミングがあまり好きになれなかった。
    会社には三度の飯よりプログラミングが好きな人がたくさんいた。
    休日に自作PCを作る人もいたし、趣味がOSの入替という人もいた。

    彼らは自分を変態だと言っていたし、私もそう思っていたが
    その突き抜けた「好き」が羨ましくもあった。

    私にとってプログラミングは仕事でありやらなきゃいけないことだった。休日はパソコンを見たくもなかった。性分は簡単には変わらない。

    一方で、私にはどうやらマネジメントが向いているようだった。
    仕事をどう組み立てればうまく回るか、どこに誰をアサインしてどこをチェックすれば進捗が予定通り運ぶか、考えるのが楽しかった。

    難しい仕様をわかりやすく説明したり、お客さんを説得して工数の交渉をするのも楽しかった。
    先輩が1時間悩んで書くメールを、私は15分で書くことができた。

    人には向き不向きがある。不向きを頑張るよりも、向いていることをガンガン伸ばしたほうがいい。

    そう思って、私はマネジメントに本気で向き合ったし、チームはうまく回るようになった。
    自分にはできないことをやるプログラマーを尊敬しているし、彼らが気持ちよく成果を出せるように努力した。彼らも苦手な進捗管理やお客さんとの交渉を私がやるのは助かるといってくれた。

    私も周りも幸せになれる仕事を見つけられて嬉しかった。

    転職して開発からさらに離れる

    数年後、転職して今の事業会社に入った。(詳しくは自己紹介記事)
    新規事業のシステム担当として。

    以前の会社と違って、開発要員は少なく、ものによっては外注もする。
    開発プロセスや品質保証、詳細設計などのSEっぽい仕事はほとんどなくなり、もっと上流のサービス企画や事業検討、提案書作成などにシフトしていった。

    前職では、中心にあるのは開発だった。
    作れる人が一番尊敬された。
    私が得意な管理や提案、折衝はそのサポートでしかなく、マネージャーはエンジニアに気持ちよく働いて成果を出してもらうために動く存在だと自認していた。(中には偉そうなマネージャーもいたけど、作ることができないのになぜ偉そうにできるか未だ理解できない。)

    でも事業会社で中心にあるのはビジネスそのものだった。
    事業の企画があって、市場調査があって、検討して提案して交渉して様々な角度から色んな人を巻き込んでビジネスを作っていく。
    開発はその一部でしかなく、使う技術もチームのあり方もあまり重視されなかった。

    私はシステム目線でビジネスを見ることができる要員として重宝してもらっているのだと思う。
    営業や経営陣の話も理解できたし、開発者とも話が通じた。橋渡しのような役割ができる人は実はあまりいないのだと気づいた。

    ビジネスもシステムも楽しめるし、新規事業を作り上げていくことはワクワクも多い。楽しめて、重宝されるこの仕事はとても満足度が高い。

    でも、これSEか?と言われると甚だ疑問だ。

    だって開発にほぼ絡んでいない。
    時によっては半年以上ソースコードを読むことも、SQLを書くこともしない。
    設計書よりも提案書を作ることのほうが圧倒的に多い。
    開発規模も小さいし、プロセス管理もまともにしてない(どうなの)から、PM的な管理業務もほぼやってない。

    多分、大手SIerで最初からプログラム下請けにやらせてる系のSE出身であればそんなこと思わなかったんだろうけど
    なまじガッツリ開発現場を知っているがゆえに、私はSEなのだろうか?という疑問がつきまとう。
    SEはもっとちゃんと開発と向き合う存在のはずだと。

    まあ私の逡巡は、世の中の大半の人にとってはどうでもいい差なので
    変に「システム関係なんですけど開発はしてなくてシステムの企画や提案、お客さんやエンジニアとの交渉を主に〜」なんて長ったらしく言われても困るだろう。(実際困らせたことある)

    見つかった答え

    SEとはなんだろう。世の中の定義でいうSE。
    たまたま見つけた記事で不意に答えが出た。

    記事中にあるSEについての詳細

    開発フェーズの上流工程と呼ばれる企画から設計までのフェーズを担う「ビジネスアプリケーション系SE

    私の職種と完全に一致している!

    そうか、私はビジネスアプリケーション系SEなのか!
    しかも今もっともニーズが有る職種に数えられている(嬉しい)

    苦節10数年、苦節数十行(この記事)、自分が何者なのか悩み続けた答えがついに出た。

    私はビジネスアプリケーション系SEです。

    以後お見知りおきを。

     
     
     
    本をたくさん読む。記事にAIは使いたくない派。 2児の母でPTA嫌いなPTA副会長。 SE・PM・専業主婦を経てフリーランス。人生いろいろ。 Amazonアソシエイトプログラム参加中

    あなたへのおすすめ