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何もないと思っていた自分の経験が、初めて誰かに届いた日


    これは、何もないと思っていた自分の経験が、
    初めて誰かに届いたと感じた話です。



    01|自分の文章なんて売れるわけないと思ってた


    正直、最初は
    自分の文章にお金を払ってくれる人がいるなんて
    1ミリも思っていなかった。

    noteを書いている人なら
    一度は思ったことがあるかもしれない。

    何を書けばいいか分からない。
    書いても読まれない。
    有料なんて絶対に無理。

    自分もまさにそうだった。

    1記事を書くのに1日かかった。
    でも出来上がるのは、
    ただの日記みたいな文章だった。

    何が言いたいのか分からないし、
    同じことを何度も書いている。

    頑張って書いても
    ほとんど読まれない。

    「これは無理だな」

    そう思っていた。

    そもそも、
    自分の考えや経験に
    お金を払ってくれる人がいるなんて、
    完全に思考の外にあった。

    だから1年間で50記事ほど書いていたけど
    有料記事なんて一度も書いていなかった。

    今思うと、
    文章が書けなかったというより、
    自分の経験に価値があると思えなかった。

    仕事を辞めたこと。
    無職が長くなったこと。
    貯金が減っていったこと。
    何者でもない感覚が消えなかったこと。

    そういうものは、
    自分の中では「失敗」や「遠回り」でしかなかった。

    だから、それを誰かに見せるなんて
    考えられなかった。

    弱い部分。
    うまくいっていない現実。
    情けない感情。

    そういうものを出したら、
    どう思われるのか。
    バカにされないか。
    知り合いに見られたらどうしよう。

    そんなことばかり気にしていた。

    読まれたい気持ちはある。
    でも、本当の自分を世の中の不特定多数に見られるのは嫌だった。

    伝えたいことはある。
    でも、知られすぎるのは少し怖い。

    ずっとそんな矛盾の中にいた。

    読まれてないことは気付いていたけど
    どこかで読まれないことに安心している自分もいた。

    本音を書かなければ、傷つかなくて済む。
    でも、その分だけ誰にも届かない。

    今思うと、
    そこが一番大きかった気がする。

    でも、あるタイミングから
    少しずつ変わっていった。

    Threadsを始めて、
    自分の経験を外に出すようになってから、
    反応が少しずつ変わった。

    その先で初めて、
    「自分の経験でも、誰かに届くことがあるんだ」
    と思える出来事が起きた。


    02|それでも“0→1”は現実に起きた

    自分の場合、
    そもそものスタートは
    「お金を稼ぐしかない」という状態だった。

    手取り26万。
    貯金はゼロ。

    正直、余裕はない。

    何か変えないといけない。
    でも、何をどう変えればいいのか分からない。

    そんな状態だった。

    ただ、ひとつだけ思っていたことがある。

    価値がないものは、絶対に売れない。

    これはずっと思っていたことだった。

    だからこそ、
    自分の文章を有料にすることには
    かなり抵抗があった。

    読まれてもいないのに、
    お金をもらうなんて無理だと思っていた。

    でも、その一方で、
    このまま何もしなければ
    何も変わらないことも分かっていた。

    だから、初めて
    Threadsを集客として使って、
    noteで有料記事を書く形に踏み出した。

    結果から言うと、
    Threadsを始めて約40日で
    フォロワーは714人。

    noteのフォロワーは約70人。

    そして、初めて出した有料記事を
    13人の方が購入してくれた。

    売上でいうと、約6,800円。

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    3月が4,800円。
    4月が2,000円。

    正直、大きい数字ではない。

    むしろ、金額だけ見れば小さい。

    でも、自分にとっては
    かなり大きな出来事だった。

    誰にも読まれなかった状態から、
    自分の発信で初めてお金が発生した。

    「0→1」は、現実に起きた。

    これは本当に大きかった。

    嬉しかったし、
    正直、少し感動した。

    500円って、
    数字だけ見ると小さく見える。

    でも、よく考えるとすごい。

    書店に並んでいる本が、
    1,500円〜1,800円くらいで売られている。

    その中で、
    自分みたいな普通の人間の文章に、
    誰かが500円を払ってくれた。

    これって、
    デジタル上に自分の本を置いて、
    それを誰かが選んで買ってくれたのと同じだと思った。

    しかもそれは、
    特別なノウハウでも、
    すごい実績でもなかった。

    うまくいった話というより、
    遠回りや失敗の多い自分の経験だった。

    それでも、
    13人の方が興味を持ってくれた。

    お金を払って、
    最後まで読もうとしてくれた。

    その事実が、自分の中ではかなり大きかった。

    自分の体験や経験は、
    ちゃんと誰かに届くことがある。

    同じことで悩んでいる人は、
    必ずどこかにいる。

    そして、ちゃんと出せば、
    一人でも、二人でも、
    誰かの役に立つことがある。

    そう思えた。

    ただ、正直に言うと、
    最初は「なんでこれが売れたのか」
    全く分からなかった。

    すごい実績を書いたわけでもない。
    きれいな成功談を書いたわけでもない。

    それなのに、なぜ読まれたのか。
    なぜ、そこにお金を払ってくれる人がいたのか。

    そこを一度、
    自分なりに分解してみることにした。


    03|なぜ売れたのかを分解してみた
    ・素材(リアルがすべて)
    ・構造(3つの投稿設計)
    ・導線(売れる流れ)

    初めて有料記事が売れたあと、
    自分なりに理由を分解してみた。

    なぜ読まれたのか。
    なぜ買ってもらえたのか。

    考えてみると、理由は大きく3つあった。

    素材。
    構造。
    導線。

    この3つが揃った時に、
    ただ「読まれる」だけではなく、
    「買ってもらえる」に変わったんだと思う。

    まず、素材について。

    自分の場合の素材は、
    地方の閉鎖的な工場で11年働いたこと。
    37歳で会社を辞めたこと。
    無職1年7ヶ月を経験したこと。
    貯金2,000万円を使い切ったこと。
    宅建を取って、未経験から東京で再スタートしたこと。

    そして今も、
    転職して3ヶ月で辞めるか続けるかを悩みながら、
    それでも前に進もうとしていること。

    こういう体験が、
    発信のベースになっている。

    ここで一番大事なのは、
    リアルかどうかだと思っている。

    伸びない発信は、
    抽象的な話が多い。

    どこかで聞いた言葉。
    誰でも言える内容。
    きれいだけど、その人が見えない文章。

    自分も最初は、
    そういう文章を書いていた気がする。

    でも反応が変わったのは、
    もっと生活感を出すようになってからだった。

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    こういう生活のリアルを出すと、
    一気に反応が変わった。

    ただのパン。
    ただの定食。
    ただの自炊。

    でも、そこに

    39歳。
    手取り26万。
    貯金ゼロ。
    東京で再スタート中。

    そういう文脈が乗ると、
    ただの食事ではなくなる。

    今の自分が、
    どうにか生活しながら前に進んでいる証拠になる。

    さらに重要なのは、
    その人の存在が見えることだった。

    顔出しじゃなくてもいい。

    後ろ姿。
    部屋の一部。
    食事。
    通勤。
    仕事終わりの一言。

    それだけでも、
    「この人は本当に生きている」
    という感じが出る。

    SNSでは、これがかなり大きいと思っている。

    そしてもう一つ。

    AIは文章を整えることはできる。
    でも、素材は作れない。

    ベースにあるのは、
    自分の体験と、自分の思考。

    そこがないと、
    どれだけ整っていても薄くなる。

    次に、構造について。

    自分は今、投稿を大きく3つに分けている。

    バズ投稿。
    深掘り投稿。
    日常投稿。

    バズ投稿は入口。

    手取り26万、貯金ゼロ、食事、生活費。
    そういう生活が見える投稿が一番伸びる。

    実際に、自炊の投稿は約68万閲覧。
    外食の投稿も21万閲覧くらいまで伸びた。

    これは、まず見つけてもらうための投稿。

    でも、バズ投稿だけでは売れない。

    ここはかなり大事だと思っている。

    たくさん見られても、
    その場でnoteが売れるわけではない。

    バズ投稿は、あくまで入口。

    次に必要なのが、
    過去から今をつなぐ深掘り投稿。


    無職だった頃の話。
    何者でもない感覚。
    社会に戻る怖さ。
    37歳で会社を辞めた理由。
    39歳で未経験転職した現実。
    人生が止まった時に何が起きるのか。

    こういう、自分が本当に伝えたい部分を書く。

    noteに書いている内容を、
    Threadsで噛み砕いて出している感じに近い。

    これは伸びるためというより、
    信頼を作るための投稿だと思っている。

    そして、今を見せる日常投稿。


    今の仕事の状況。
    朝、仕事に行く前の気持ち。
    何時から何時まで働いたか。
    しんどかったこと。
    それでも今日も行ったこと。

    過去の話だけだと、
    どうしても止まって見える。

    でも今が動いていると、
    コンテンツが生きる。

    自分は今、
    転職して3ヶ月で、
    変化のど真ん中にいる。

    だから日常も、
    そのままコンテンツになる。

    この3つが揃うと、
    ただの発信者ではなく、
    リアルに生きている人として見てもらえる。

    バズ投稿だけだと薄い。
    深掘り投稿だけだと広がりにくい。
    日常投稿だけだと、誰でもいい存在になる。

    だから、

    生活で知ってもらう。
    深掘りで信頼してもらう。
    日常で見守ってもらう。

    この形が、自分には一番合っていると思った。

    最後に、導線について。

    ここが一番、設計の部分だと思う。

    Threadsで興味を持ってもらって、
    noteに来てもらう。

    その流れを作らないと、
    どれだけnoteを書いても読まれない。

    でも、多くの人がやってしまうミスがある。

    いきなり売ろうとすること。

    これは、自分の感覚ではかなり売れにくい。

    実際、食事の投稿で68万閲覧まで伸びたものがあった。
    でも、そこから直接noteが売れた感覚はほとんどない。

    じゃあ、どこで売れるのか。

    自分の思いや考え。
    過去の話。
    今の状態。
    深い投稿。

    そういうものを何度か見てもらったあとだった。

    一度バズ投稿で知ってもらう。
    そのあと、何個か投稿を見てもらう。
    「この人、少し気になるな」と思ってもらう。
    そこから時間差でnoteが読まれて、購入につながる。

    この流れがほとんどだった。

    自分の中では、
    まず共感。
    次に信頼。
    最後に有料。

    この順番で考えている。

    今回、実際に売れたのは、
    テクニックの話ではなく、
    自分のストーリーだった。

    でも、そのストーリーも、
    素材だけでは届かなかった。
    構造があって、導線があって、
    初めて0→1につながった。


    04|実際にやったこと

    ここまで書くと、
    少し整理された話に見えるかもしれない。

    でも実際は、
    最初から分かっていたわけではない。
    かなり手探りだった。

    最初は、いろいろ試した。
    日記みたいな投稿。
    少しカッコつけた文章。
    ノウハウっぽい投稿。
    長文。短文。
    AIで整えた文章。

    でも、ほとんど反応は変わらなかった。

    そこで決めたのが、
    自分じゃない投稿をやめることだった。

    生活のリアルを書く。
    無職だった時のことを書く。
    今の仕事のしんどさを書く。
    過去の失敗や感情を書く。
    それでも、もう一度戻ろうとしていることを書く。

    きれいに見せるより、
    本当にあったことを書く。

    ただ、しんどさだけで終わらせないことは意識した。

    きつい。
    つらい。
    うまくいかない。
    もう無理かもしれない。

    それだけだと、
    読んだ人も一緒に沈んでしまう。

    だから、弱い部分を書く時も、
    その先に少しだけ前へ進む感覚を入れた。

    それでも今日も仕事に行く。
    それでももう一度やってみる。
    まだ途中だけど、前には進もうとしている。

    この形にしてから、
    少しずつ反応が変わっていった。

    そしてやったことは、
    本当にシンプルだった。

    伸びた投稿は繰り返す。
    伸びなかった投稿は変える。
    読まれている記事に導線を置く。
    買われている記事に集中する。

    その繰り返しだった。

    ある日、初めて有料記事が売れた。

    自分はその時、車を運転していた。
    通知で、
    「あなたの記事が購入されました」
    と出た。

    最初、一瞬状況が理解できなかった。
    信号待ちで慌ててもう一回見直した。

    そこでやっと、
    本当に売れたんだと分かった。

    それまで、
    自分の文章にお金を払ってくれる人なんて
    いるわけがないと思っていた。

    でも、実際に購入してくれた人がいた。

    その時に、
    自分の中で何かが少し変わった。


    05|「何もない人」でもできる理由

    ここまで読んで、
    「でも、自分には書けることがない」
    と思う人もいるかもしれない。

    自分もずっとそう思っていた。

    特別な実績があるわけじゃない。
    文章がうまいわけでもない。
    何かを成し遂げた成功者でもない。

    むしろ、自分の中にあるのは、
    人に見せたくないものばかりだった。

    仕事を辞めたこと。
    無職が長くなったこと。
    貯金が減っていったこと。
    何者でもない感覚が消えなかったこと。
    もう一度働くのが怖くなったこと。

    そういうものを、
    自分ではずっと「失敗」だと思っていた。

    でも、今は少しだけ考え方が変わった。

    何もないと思っていた時間にも、
    ちゃんと素材は残っていた。

    うまくいかなかった経験。
    動けなかった時間。
    迷っていたこと。
    情けないと思っていた感情。
    誰にも見せたくなかった現実。

    その全部が、
    あとから誰かの役に立つことがある。

    ただし、
    そのまま出せばいいわけではない。

    つらかった。
    苦しかった。
    しんどかった。
    もう無理だと思った。

    それだけだと、
    ただの吐き出しで終わってしまう。

    大事なのは、
    その経験を少しだけ整理することだった。

    なぜ動けなかったのか。
    何が苦しかったのか。
    どこで変わり始めたのか。
    何を間違えたのか。
    何に気づいたのか。
    今なら何を伝えられるのか。

    そこまで言葉にできると、
    ただの失敗談ではなくなる。

    同じ場所で止まっている人にとって、
    「自分だけじゃない」と思えるものになる。

    そして、
    「少しだけ動いてみよう」と思えるきっかけになる。

    自分の場合もそうだった。

    最初から価値があると思っていたわけじゃない。
    最初から読まれたわけでもない。
    最初から売れたわけでもない。

    読まれないまま書いた記事もある。
    反応がなかった投稿もある。
    何を書けばいいか分からなかった時期もある。

    でも、それでも外に出し続けた。

    生活のこと。
    過去のこと。
    今の仕事のこと。
    不安なこと。
    それでも前に進もうとしていること。

    そうやって出し続けていたら、
    ある時、点だったものが少しずつつながった。

    自分の経験が、
    初めて誰かに届いた。

    そして、
    初めて500円で買ってもらえた。

    これは、
    大きな成功ではないかもしれない。

    でも、自分にとっては、
    「自分の経験にも価値があるかもしれない」
    と思えた最初の出来事だった。

    だから今、
    何もないと思っている人でも、
    本当に何もないとは限らない。

    今うまくいっていないこと。
    止まっている時間。
    遠回りしている感覚。
    誰にも言えない焦り。
    このままでいいのかという違和感。

    その中に、
    あとから誰かに届くものがあるかもしれない。

    必要なのは、
    すごい実績ではないと思う。

    自分の体験を、
    自分の言葉で外に出すこと。

    そして、
    ただの愚痴で終わらせず、
    そこから何を感じて、
    何に気づいて、
    どう前に進もうとしているのかまで書くこと。

    それを続けていくこと。

    自分にできたのは、
    本当にそれだけだった。



    ここまで読んでくれた方なら、
    なんとなく伝わったかもしれない。

    今回、初めて買ってもらえた記事には、
    自分が一番隠したかった時間を書きました。

    無職1年7ヶ月。
    貯金2,000万円を使い切ったこと。
    何者でもない感覚が消えなかったこと。
    そこから、もう一度社会に戻ろうとしたこと。

    きれいな成功談ではありません。

    当時の迷いも、
    焦りも、
    情けなさも、
    それでも戻ろうとした時間も、
    かなりリアルに残しています。

    今、
    自分も変わりたい。
    でも、何から始めればいいか分からない。
    このままではまずいと思っている。
    もう一度、社会とつながり直したい。

    そう感じている方には、
    どこか参考になる部分があるかもしれません。

    必要な方だけ、
    読んでみてください。


     
     
    手取り20万の宅地建物取引士|38歳未経験で東京転職 11年勤めた工場を辞め、1年7ヶ月の選択的無職で自由と孤立を経験。貯金2,000万円を使い切り、社会へ再出発。30代のミッドライフクライシス・キャリアブレイク・転職、そして現在。

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