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Photo byenjiro

2035年の日本を勝手に設計する 空き家が勝手に働き始める町

    最近気になっているのは、海外で増えている分散型不動産管理サービスだ。

    AIを使って建物の管理を自動化したり、遠隔で宿泊施設を運営したり、地域に点在する遊休資産をネットワーク化したりする動きが広がっている。

    最初は不動産テックの話だと思った。

    でも見ているうちに、日本の空き家問題そのものを違う角度から見られる気がしてきた。

    2035年。

    日本では「空き家を減らす」のではなく、「空き家を働かせる」という考え方が広がっているかもしれない。

    誰も住んでいない家が地域を支える

    2035年の地方都市。

    駅から少し離れた住宅地を歩く。

    昔なら放置されていたような古い家が残っている。

    しかし荒れてはいない。

    ある家は週末だけ民泊になる。

    ある家は子どもの学習スペースになる。

    ある家は高齢者向けの交流拠点になる。

    運営しているのはAIだ。

    予約管理。 鍵の受け渡し。 清掃手配。 料金設定。

    そうした作業の大半は自動化されている。

    人手不足でも、小さな建物を維持できるようになった。

    地域に100人の大家はいらない

    昔の不動産運営は規模が必要だった。

    だから地方の小さな物件は採算が合わなかった。

    2035年は違う。

    AIが管理コストを極端に下げている。

    10軒でも運営できる。 5軒でも運営できる。 場合によっては1軒でも成立する。

    結果として、地域の人が空き家を持ち続けやすくなる。

    大手企業が買い集めるのではなく、地元の人が活用する。

    そんな形が増えている。

    空き家は負債ではなく、小さな地域資産になっていく。

    仕事の場所が分散する

    2035年の会社員。

    私は週5日オフィスへ通っていない。

    自宅で働く日もある。

    近所の空き家を改装したワークスペースを使う日もある。

    出張先では地域の共用施設を利用する。

    面白いのは、どこも元は空き家だったことだ。

    人口減少社会では建物が余る。

    だから新しく建てるより、使い方を変える方が早い。

    未来の街づくりは建設ではなく編集に近づいている。

    市役所の仕事も変わる

    2035年の自治体は、空き家対策課を持っている。

    でも役割は解体ではない。

    活用だ。

    地域に何軒の空き家があるか。

    どんな用途が不足しているか。

    子育て支援か。 高齢者支援か。 観光か。

    AIが分析し、最適な活用方法を提案する。

    行政は建物を管理するのではない。

    地域機能を設計する。

    そんな仕事へ変わっている。

    なんでもない私が思うこと

    子どもの頃、空き家という言葉には少し暗いイメージがあった。

    人がいなくなった家。 使われなくなった建物。 街の衰退を象徴する存在。

    でも最近は少し違う見方をするようになった。

    空き家が増えるということは、見方を変えれば余白が増えるということでもある。

    人口が増える時代は、とにかく建てることが正義だった。

    人口が減る時代は、残されたものをどう使うかが問われる。

    未来の日本は、足りない社会ではなく、余っている社会になる。

    だからこそ編集力が価値になる。

    空き家を見て問題だと思うか、可能性だと思うか。

    その違いが地域の未来を決めるのかもしれない。

    人口減少を前提にした街づくりは、成長ではなく再編集の時代へ入っていく。

    今日の設計メモ

    2035年の日本では、空き家は減らす対象ではなく活用する対象になる。

    AIが管理し、人が使い方を決める。

    新しい建物を作るより、今ある建物に新しい役割を与える方が重要になる。

    未来の街は建設されるのではない。

    少しずつ編集されながら生まれていくのだと思う。

     
     
    都内勤務の会社員(40代)、2児の父。「面倒くさい」をAIに丸投げするのが趣味です。衝動買いの阻止、飲み会の言い訳まで。高尚な技術ではなく、40代の「地味な困りごと」を解決する自作GPTs(と、その失敗談)を発信中。モットーは「頑張らずに楽しみながら、AIを使う」。

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