
【よいこの4コマかみしばい】はじめてのインスタグラム パート2
『インスタはアルゴリズムで新規投稿は見てもらえない設計なんだって。まずは、ハッシュタグを付けると検索に引っ掛かるって聞いたよ。
#空
#日常
#写真好きな人と繋がりたい……これで見つかるはずだ』


『それと、投稿した後に自分でコメントを入れるのが必勝パターンで、コメントが入るとアルゴリズム発動だって。
「綺麗な青い空ですね」
「撮影上手すぎ!!!!」
これでばっちりだね』

『これで俺もインフルエンサーだな。案件が入ってくるわ、スポンサーが商品をたくさん送ってくるわ、人生がコロッと変わっちゃうね。まいったな、投稿しただけでだよ』

24時間後
『何にも来てない。……そうか、俺が俺のアカウントをフォローしてないからだな。よし、フォロワーを手っ取り早く増やそう』
投稿者はおばあちゃん、おじいちゃん、架空のペットのアカウントを量産し、自分の投稿をそれらで埋め尽くした。
こうして彼は、インターネットの片隅で、自分の虚無を自分たちで賞賛し合う、自分だけのカルト宗教の開祖となった。
※アルゴリズムは、どれだけ熱心な自己賛美(セルフ・エンゲージメント)が繰り返されようとも、それを「システムによる異常値」として判定し、検索結果の圏外へと追いやるだけの極めて合理的なプログラムです。
※個人の感想であり、どれだけアカウントを量産して「架空の自分」と熱い対話を繰り広げたとて、最終的にモニターに映るのは「虚無を愛でる不審者」という現実からは逃げられません。
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