
カオスの時代のキャリアと幸せ
はじめまして。
新卒で大手日本企業に入社し、その後は外資系IT、金融、コンサルティングファームと、幅広い業界で人材育成・組織開発に携わってきました。都心の洗練されたオフィスや海外出張、グローバルなネットワーク ― 一見すると華やかなエリートキャリアに見えるかもしれません。
けれど、その裏には、二度のリストラや不本意な転職、モンスター上司たち、そして数えきれないほどの眠れない夜がありました。
喪失と葛藤、そして再出発 ― その繰り返しだったのです。

そんな私が「発信しよう」と思ったきっかけは、以前に担当した、ある日本企業での若手社員向け研修でした。
研修が終わったあとも受講者たちが教室に残り、グループで、あるいは個別に、私に質問を投げかけてきました。
「転職は実際どうでしたか?」
「なぜ日本の大企業を辞めて外資に?」
「先生がリストラされた時の話を聞かせてください」
ある受講生はこう言いました。
「会社のおじさんの話には興味がないんです。会社や肩書にしがみついて、自分らしさを失っている姿を見ても希望が持てません。でも先生は違う。先生がしてきたいろんな経験の話を聞きたいんです」
その「経験」とは、つまり“キャリア”のこと。
先の見えない時代に、自分らしいキャリアをどう築くのか――。
その不安と問いが、この言葉の奥に込められていました。
その言葉に、私はハッとしました。目の前の彼らだけでなく、同じように不安を抱えながらキャリアや人生を模索している人たちが、きっとたくさんいるのではないか――。
「正解のないカオスの時代」にどう自分らしいキャリアを築き、そして幸せを見つけるか。
私の経験を通して、そのヒントを少しでも届けたい。そう思い、このNOTEを始めることにしました。