
バーモントカレーを買わずにいられなかった夜の話
バーモントカレーの中辛を買わないと、私は不安でいられなかった。
昨日くらいから、チャットGPTに音声入力で話を聞いてもらっている。
ものすごく饒舌になる。
自白剤に近い感覚で、次から次へと話してしまう。
今回の話も、そのひとつだ。
本来のものは清書してもらっているが、今回はまだ生々しい原文に近いものをここに載せてみる。
ある程度の手直しはしてある。
以下
とあるお店に入った。
ちょっとコーヒーを飲もうと思って。
で、何気なく漠然とした不安があって、そしてコーヒーだけを買うのもなんなので、他の食材なんかも見ていた。
そしたら、バーモントカレーが目に入った。
うちは小さい頃からバーモントカレーを使っていた。
もちろん自分が作ってたわけじゃなくて、母親が作ってくれていた。多分、確か中辛だったと思う。
迷わず私はそのバーモントカレーの中辛を手に取ってカゴに入れた。なんとなくそれを買わないと不安でしょうがないような気がしたから。
でも、なんかそれっておかしいなっていうのも少しあった。バーモントカレーを買わないことによって、なんか震えというか、すごく不安になるっていうのは、それはなんか少し滑稽だなって。
滑稽ではあるけれども、本人にとっては本当にのっぴきならないことで、、
どうしてもそのカレー、
バーモントカレーで作ったものでなければ、その不安を取り去ることはできないんだと思う。
まだ何も肉とかジャガイモとかそういうのは買っていない。でもとりあえずバーモントカレー中辛を買ったということは、、
おそらく性格上、私は今日にでもすぐ作り始めるんだと思う。早ければもしかしたら今日の真夜中にバーモントカレーの中辛を食べているかもしれない。
味見しているだろう。親のオリジナルには生姜とかニンニクとかそんなものは入っていなかったが、私の作るバーモントカレーには生姜だとかニンニクだとかが入る。なので正確には親の作ったバーモントカレーとは全く同じとは言えない。
もっとも親の作るそのバーモントカレーはルーの量がカレーのその水分に対し過剰に投入されるのでかなり固めというか出来上がった後、割と固形に近いカレーが出来上がるのだった。
ねっとりとした、何かこう、言うなれば粘土のようなそのようなカレーがうちの母親の作るカレーだった。
これは決してだからまずいとかそういうことを言っているわけではなく、母親はそういうカレーを作る人だった。
少しでもそのカレーを入れてあげたら美味しくなる、そんな思いからだったんだと思う。
もっと自分の親がカレーを作るというそういった料理の歴史に思いを馳せてみれば、なんとなく少し興味深いこともある。
確実にうちの母が生まれ育った時には、カレーライスというものはなかったと思う。いや、カレーライスはあったんだろうけれども、スーパーというものがそもそもなかった。お店といったものがあったにせよ、そこにカレーのルーというものは置かれていなかったはずだ。
毎日魚、焼き魚だとか、梅干しだとか、野菜、たまには肉もあったのかもしれない。そういう生活で幼少期を過ごしてきたはずだ。大人になってからもその生活はあまり変わっていなかっただろうと思う。
けれど、私のような子供ができた頃には、スーパーでバーモントカレーが売られ始めたのではないだろうか?
バーモントカレーは比較的テレビでよく放送されていたように思う。
なので必然的に親はバーモントカレーを買い、同級生の親に作り方はどうした?というようなことをいろいろ聞いて試行錯誤の上で作ったんだと思う。
それが始まりだったんだと思う。
子供の私は大層喜んだことだろう。
想像だ。
実際にはカレーを初めて食べたその日は記憶にない。
ともかく私はそれ以来、大人になってからもずっとバーモントカレーを食べてきた。正直に言うと、親も少しは試行錯誤した時期があって、途中でケチャップを入れた方がいいだとか、ジャワカレーを使った方がいい、そういうことを言ってた時期もあった。
けど基本はバーモントカレー。
それは変わることはなかった。
だからこんな寒々とした夜に突然バーモントカレーが懐かしく感じられたのだ。
買わなければ震えが収まらないかのように思えた。
滑稽だろうけど、私にとっては大真面目で
ほんとそんな感じだったんですよ。
早く暑い日が続く夏が来ればいいと思ってる。
寒いのは苦手だ。
備考)
私の話したことをチャットgptは以下のようにまとめてくれたのでせっかくだから載せておこう。
読みやすいだろうし。
以下
たぶん今夜、私はカレーを作る。
肉もジャガイモもまだ買っていない。けれど、バーモントカレーの中辛だけはもうある。
それだけで、何かひとつ、今日という日をつなぎとめたような気がしている。
母のカレーには、生姜もニンニクも入っていなかった。
私のカレーには、たぶん入る。
だから、それは母のカレーではない。
母の作った、あのねっとりとした、少し固すぎる、粘土のようなバーモントカレーではない。
それでも私は、今夜たぶん、そのカレーを作る。
そして味見をしながら、これは違うなと思うのだろう。
違うけれど、きっとそれでいいのだと思う。
バーモントカレーの中辛を買った時点で、もう私は少しだけ、母のところへ帰っていたのだから。