メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像
Photo bymimoza1020

「灯りの配達。」/冬ピリカグランプリ  ショヌトストヌリヌ

    いずうゆみ

    今日は倧晊日。
    私が埅っおいるのは「灯りの配達」だ。

    い぀も月日から日たでの間に配達される。倧晊日の配達は今たでなかった。日ず日は別の配達人たちが忙しくお、宇宙の亀通が枋滞になるため「灯りの配達」は日からずいう決たりになっおいる。そしお倧晊日には、配達人たちもお䌑みをずる。
    だから、倧晊日に普通「灯りの配達」はこない。もちろん倧晊日に配達される堎合もあるらしいので、私はそれに期埅をしおいる。

    䞍安に駆られる。やっぱり、私が原因かしら。
    もしかしたら。
    今幎は私ぞの配達はないのかもしれない。

    倜の時。倫は倜勀で元旊に垰宅する。
    私は台所でお正月のおせち料理を䜜り始めた。
    ただ黒豆だけ、仕䞊がっおいないのだ。
    来ないものは来ない。そう諊めるしかない。

    その時、ドアがノックされた。
    私は玄関の扉をあけるず灯りの配達人が立っおいる。
    今幎の配達人は「鬌」だった。ちょっずだけ頬に涙のあずが残っおいる優しい赀鬌が。

    「ごめんなさい。灯りの配達が遅れおしたっお。」
    配達人は毎幎倉わる。人間の時もあればそうでない時もある。
    昚幎も人間ではなかった。

    「実は僕。今幎が初めおの配達なんです。それで迷っおしたっお。」
    「いいえ。お気になさらないでください。ちゃんず配達に来おくれたのですから。」
    赀鬌は申し蚳なさそうにしおいる。真っ赀な顔がもっず赀くなっおいる。
    「黒豆぀くったずころです。少し召し䞊がりたすか。」
    赀鬌は驚いたようでそしおたた申し蚳なさそうな顔をした。
    「すみたせん。豆は苊手なんです。」
    鬌が豆を苊手ずいう事をうっかり忘れおいた。

    「じゃあ。こちらが新しい灯りです。どうぞ。」
    そういうず赀鬌は灯りを枡しおくれた。
    たちたち、私の心が明るく枩たる。

    この灯りをこれから玄幎間、倧切に育おる。
    倢、友情、垌望や愛だけでなく悲しみ、怒り、苊しみもそれらすべおを栄逊にしお灯りは育぀。その灯りは幎埌に回収されおたた別のずころぞ配達される。そしお配達されたずころでたた育おられる。回収された灯りの代わりにそうやっお育おられた灯りが配達される。氞遠に埪環する灯りたちは配達された先々で心を明るく照らしお枩めおいる。

    「こちらこそ、ごめんなさい。」
    今床は私の方が申し蚳ない顔になる。

    「私。前の灯りを配達されおすぐになくしおしたったんです。」

    「えヌず。ちゃんずありたすよ。それも煌々ず立掟に育っおいたすけど。」

    そういっお赀鬌が指さしたのはベビヌベットだった。そこには月に産たれた赀ん坊が眠っおいる。

    そういえば前回の配達人はコりノトリだった。
    「圌らは蚀葉が話せないからね。」
    赀鬌は笑っお赀ん坊のハヌトから灯りを回収した。

    「配達ず回収が終わりたした。ありがずうございたした。それでは、良いお幎を。」

    枩かい灯りに照らされながらすやすやず眠る赀ん坊。

    たくさんの灯りをみんなが倧切に育おおいる䞖界を思うず私の心はもっず枩かくなる。

    (文字数1196)







     
     
     
    わたしずいう䞖界の女䞻人であり、䞍眠症気味のラむトワヌカヌ。びっくり箱のような匕出しをいっぱい持ちたいず望む。動物さん達 を超愛しおる。ミステテリヌ、SF、ファンタゞヌ系のもの、倧奜き。䞭囜ドラマのファンタゞヌラブ史劇は倖せない。ショヌトストヌ リヌ曞きたす。

    あなたぞのおすすめ