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1000日後確定英雄:第三話

    7月9日 9時15分。

    ニコイチのゲーム大会会場付近

    「人の大群、、、凄い…」

    駅から会場までの人の流れ、ニコイチの旗など盛り上がりを肌に感じました。

    猫茶っぱさんを会場付近にある星のオブジェクトの前で待つことにしていた。

    実は一度も対面したことがなく、いつも音声だけで、アイコンしか見たことがない。

    応募した時も猫茶っぱさんに自分の自撮り画像を送っただけで相方の顔を見たことがない。

    なので私は指定されたこの場所にわかりやすい外見で待機している状況なのです。

    キョロキョロしているとこちらに向かってくる人がいた。

    「あの〜〜〜ココカラさんですか」

    「そうです、そうです。ということは猫茶っぱさんですか」

    「猫茶っぱです。はい・・・」

    画面越しでの会話、、、少し気まずい、、、。

    身長170cm以上の高身長で、猫が茶碗に入っているロゴのオーバーサイズのダボダボTシャツ、髪型はボブの姫カット。前髪がピシッと揃っていて目にかかりそうなぐらいだがもの凄く艶があり綺麗な黒髪の女性。

    「身長高いですね」

    「それはお互い様、ココカラさんも180cm以上はあるかと」

    「そうなんですよ、いつも座ってますからね、じゃあ受付に行きますか」

    「そうですね、行きましょうか」

    受付場のスタッフさんに証明書を見せた。

    「チームネコサンですね。確認出来ましたのでこちらの入館パスをどうぞ」

    入館パスを頂いて首に掛けた。

    「では次に500チームをA〜Jのグループ分け抽選を行いますので、こちらの抽選ボックスを引いてもらっても良いですか」

    「じゃあ猫茶っぱさんどうぞ」

    「そうですか、、、これで」

    紙にはE50と書かれていた。

    「E50ですね、ではD組がスタートしたら出場者控え室に集まっておいてください」

    「わかりました」

    「各グループ上位5チームのみ決勝ラウンドに上がります。決勝は各グループ総勢50チームでナンバーワンを決めます」

    「緊張するな」

    「会場の出入りは自由ですが再入場の際は入館パスの提示が必要なので無くさないように、では会場にお入りください」

    会場内にはグッズやフード、体験場や等身大フィギュアなどお祭り状態。

    そしてメインステージはパソコンが100台ずらっと並び、正面には巨大モニター。

    正直震えるよね。

    「猫茶っぱさん、凄いですね」

    「・・・」

    「な〜に緊張してるんですか、大丈夫ですよいつも通りやれば」

    「うん、でも」

    手が震えている。

    「緊張してるってことは成功するかもって思っているらしいですよ。最初から諦めていたら緊張なんてしないから」

    「そうなの、知らなかった…!!!ハハ、ココカラさんは緊張してないと思ったら足、震えてるわよ」

    「う、うそ、やっぱりバレるね」

    「でも、気が少し楽になった、ありがとう」

    「これからどうしますか」

    「とりあえず、あの人が出る時はプレイを見ておきたいからそれ以外は辺りを見て楽しみましょう」

    「今回の注目プレイヤーですよね、わかりました。じゃあ腹ごしらえでもしますか」

    プレイヤー全選手の登録が終わり、ついに始まったのである。

    A,B,Cが終わりDグループが始まった。

    私たちは控え室に集まりモニターで様子を見る。

    「出ました、チームrestaurant。特にchef選手華麗な動きだ」

    「チームrestaurant堂々の1位」

    控え室もザワザワしている。

    「あれがプロゲーマーchefの実力」

    「何故か裏で行われているXPの大会には出ずにこっちに来たのやら」

    「まぁ大会を盛り上げるにはやっぱり一人ぐらい有名な人はいるでしょう」

    「やっぱり有名ですねchef選手」

    「彼は圧倒的な知識と経験を使い名前chefのように他プレイヤーを食材のごとく調理してしまう。やっぱり上手い・・・」

    「Eグループの皆さん、移動お願いします」

    控え室から出て、ステージに向かう道中、D組の選手とすれ違った。

    その中にchef選手ともすれ違ったその時彼がボソッと言った。

    「cat green tea」

    猫茶っぱさんのことなのか、確かめようと振り返ると彼はもう居なかった。

    「今、chef選手が猫茶っぱさんのことを言ったような」

    「・・・そんなわけないよ」

    少し歯切れが悪いようなと思いつつ、ステージ場の50番のパソコンの前に着いた。

    辺りを見渡すと溢れんばかりの観客。

    この独特な緊張感に飲み込まれないように二人で目を見つめ合い頷いてヘッドホンを装着した。

    「それでは準備は宜しいでしょうか、ではEグループスターーートです」

    キャラクターはずっと練習していたサーモルト。

    「いつも通り行きましょう」

    「そうだね、平常心、平常心」

    「いつも通りの場所に降りますか」

    「安定のサクラ・タウン住宅街漁ろう」

    「了解です」

    今回は予選と同じで順位とキル数がポイントになる。

    決勝は順位だけで決まる。

    順位が5位圏内じゃなくてもキル数が多いと捲られる可能性がある。

    そして全て一発勝負、ヒリヒリ感が凄い。

    「今屋根に降りました、上から見た感じどう」

    「橋の近くにまもなく二人降ります」

    「了解、すぐ武器拾って撃ちます、それ以外は」

    「少し離れた茂みに落下」

    猫茶っぱさんが最高速度で到着して、自分は早めにパラシュートを展開し近場の敵プレイヤーを観察する作戦。

    「武器拾った、とりあえず橋…いた。はい、やった」

    先手必勝の作戦がうまく行き、敵ペアを倒し、2ポイント獲得。

    「ナイス〜もうすぐ降ります」

    「了解、家物色しておきます」

    旋回しながら無事着地に成功。

    「今どこ」

    「屋根がオレンジ色の家です」

    「そこに長距離あったから拾っておいて」

    「了解です」

    「流れるような連携プレイを見せているのはチームネコサン、すでに1チームを倒したぞ」

    盛り上がる会場なのだがそんな声は全く気にしている暇がない我々。

    「バリアクッキー食べました」

    「余っているなら頂戴」

    「渡します、今何処ですか」

    「橋の近く」

    「了解、その他色々配達しますよ」

    「助かる〜〜〜今武器しかない」

    橋まで辺りを警戒しつつ合流し、アイテムをひとしきりに渡した。

    「エリア縮小内に現在いるけど、多分今回はリゾート地が最終のような気がする」

    「じゃあ早めに向かいます」

    「その前にグレネード回収しときますか」

    「あれですね、わかりました」

    今は個々のまま距離を保ちつつ華麗なキルを繰り返しリゾートに向かった。

    「エリアも狭まる中続々とプレイヤーが去っていく、残り50人!!!半分を切った」

    「リゾート地に到着したけど、水中にはホエンブルが潜伏している可能性大」

    「じゃあ早速や・・・」

    「あれ、声が聞こえない、いるね必殺技使われたかホエンブルの轟音」

    ホエンブル、クジラがモチーフ。スキル名が水の生活で水中呼吸時間が通常の2倍、泳ぐスピードが超アップとかなり限定されているが水辺で有利を取りやすい。必殺技名が轟音で轟音を聴いたプレイヤーは全ての音が30秒間なくなる(銃声、足音、ペアプレイヤーの声など)とトリッキーなスキル。

    水中に潜んでいる敵

    「来たな、無音の世界で背後からこっそりと・・・!」

    ボカーン、ボカーン、ボカーン

    「なんだこれは」

    「ボムをぽいっと」

    水中に投げまくった。

    「や、やばい、早く出ないと視界も悪い」

    まだ安全そうな場所から、音は聞こえないはず

    「よし、出れたぞ・・・」

    「こんにちは、そしてさようなら」

    猫茶っぱ、見事撃破。

    「あ、あ、聞こえるようになった」

    「上手く行きましたね」

    「真ん中から飛び出してくるように両端に投げまくったからね、しかも必殺技使って直後だったからかなり不安を煽ることが出来て冷静さを無くす」

    「水辺にアイテムも散らばってたからこの作戦が上手く刺さったかも」

    「とりあえずコテージに身を潜めて狙うか」

    「残り10組になりました。いよいよクライマックスです」

    「予想通り、リゾートが最終だったぽい」

    「そろそろ各地から色んな音が」

    望遠レンズで覗いて辺りを見渡す。

    「おぉ、なんか来たぞ」

    山から堂々と降りてくる人がいる。

    もちろん標的になりバンバン撃たれているが、そんなのお構なしに敵に近づいて接近でバンバン倒している。

    シェートル、カメがモチーフ。スキル名が危機甲羅で60秒間しゃがむ・伏せの状態の時、50%ダメージ軽減する非常にスナイパー向け。必殺技名が絶対防御で全身90%ダメージ軽減する代わりに移動速度が落ちる。それでも90%は大きいのでかなり大胆に行動することが出来る。

    「どんどん亀さんにみんな集まるがみんなことごとくやられてる」

    「いつの間にか4人にどうやら亀さんと我々だけですね」

    「じゃあ我々も合体ですね」

    「いますか、”合体”」

    相手のシェートルは動きながら警戒していた

    「我々とあと一組」

    「間違いなく見られているのは明確」

    「ここは相手の行動が見えるまでは静」

    「御意」

    その場に動かなくなった。

    「これは待ってるね、あと少し、あと少し近づいてくれ」

    「残り2組になったところだが、お互い動かず静かな時が流れています」

    「兄者、エリアが狭まり、エリア外になってしまいます」

    「そのようだな、ではエリア内に移動しよう」

    シェートルがこちらに向かって歩き出した。

    「この時を待っていた」

    中距離銃で撃ちまくる

    「兄者、絶対防御を」

    「あぁ、絶対防御」

    「よし、使ったな」

    「こっちも必殺、猛毒の脅威」

    「頼むよ、ココカラさん」

    「任せてください」

    放たれた弾にココカラの魂が乗る

    「来たぞ弟よ」

    「問題ない既に見切った」

    頭に向かって弾は飛んでいくが既にシールドに守られている

    「勝ったぞ・・・何!!!」

    頭に当たる直前で弾は曲がり肩に当たった。

    「合体解除」

    シェートルは分裂し、毒も食らっている。

    「やばい、逃げなくては!!!」

    そこにはネコサンチームの姿が

    「ここまで近づいてくれたからすぐに迎えました。これで終わりです」

    弾の連射音が鳴り響き撃破。

    No.1ニコイチの画面が出た。

    「Eグループの予選終了、ただいまスタッフが集計しております」

    ヘッドホンを外して、猫茶っぱさんと固い握手を交わした。

    「集計が終わりました。では第1位は…チーム亀山兄弟」

    「惜しくも順位では1位を逃しましたがキル数がチームネコサンよりも上回り堂々の1位通過」

    最終結果は3位という2でもない成績だったが無事5位以内には突破し、決勝に駒を進めた。

    そしてJグループまでが終わり、決勝メンバーが出揃った。

    ゲート入り口に選手が並ぶ。

    「緊張しますね」

    「うん…はぁ〜〜〜」

    「いつも通り、いつも通り」

    「そうだね」

    横目でちらっとchef選手を猫茶っぱさんが見ている。

    「やっぱり気になりますか」

    「まぁね、壁は大きいけどそれを乗り越えないと」

    「夢は見えてこない」

    「!!!」

    「これはまずスタートライン一歩目に過ぎない」

    「・・・カッコつけてんじゃないよ」

    「すいません」

    「でも本当ね、勝たないと進めない、だから勝つよ」

    「はい!」

    「それでは決勝戦を行いたいと思います。グループから勝ち上がった猛者たち、100人50チームの入場です」

    歓声に包まれる中、席についた。

    ヘッドホンをつけ、キャラクターを選び、開始の合図を待つ。

    猫茶っぱさんの方になんとなく顔を向けるとあっちも私を見ていた。

    5秒間くらい見つめ合い、お互い頷いた。

    「OKですか、OK。それではいよいよ決勝戦を開始いたします。一発勝負の戦いです。皆さんの全力で挑む姿、1秒も見逃せません。それではスターーートです」

    「いつも通りでいきますか」

    「いや、もう手の内バレてるから二人ですぐ降りて回収かな」

    「了解です」

    「エリアどうします」

    「冬」

    「研究所でいいですか」

    「そうだね」

    「混戦は間違いないですかね」

    「屋上降りから銃なんでもいいから拾ってスキル使って相手サーチかな」

    「先制必勝ですもんね」

    「アイテムも多いからちょこちょこ移動しながらでも結構拾える気がする」

    「そしてより高い位置から」

    「そうそう、高さ高さ」

    「了解、もうすぐ降ります」

    「あぁ〜やっぱり結構来たね」

    「じゃあ行きますよ」

    「お願いします」

    スキル 獲物を睨む目

    「115のパイプの影に二人、220の昆虫研究所の外階段二階に二人、330の丘上からこっちに向かって詰めてる一人、丘上に止まっている一人」

    「了解、武器階段近くにあったから丘の方先に私が詰めてる方、ココカラさんがもう一人。なるはやで」

    「了解、降りて取りに行きます」

    建物に入り、スナイパーの武器をとる。

    「スコープも落ちててありがたい」

    再び屋上に戻り、丘の上の人を見る。

    「OK、確認できました。相手も私たち同じ感じ、ここからだと木が邪魔で多分当たらないですね」

    「了解、私がもう一人と対峙して誘い出すわ、右左どっち」

    「右です、今合わせます」

    私はヘッドショットが狙える位置に合わせる

    「はい、行きますよ」

    「大丈夫です」

    猫茶っぱさんが建物から飛び出して右の建物に向かいつつ敵と一戦交える。

    敵もそれに釣られて銃を放つ。

    「今、下の敵にダメージ与えた」

    「ナイスです。そのまま動いてください」

    じっと待つ、冷静、平常心・・・。

    「・・・キタ」

    木の影から一瞬全身が出てきた。

    その瞬間、自動化したみたいに弾が放たれ、ヒットした。

    「OK、やりました」

    「ナイス、こっちも終わらせます」

    そう言って、一瞬で倒し切った。

    「今ので間違いなく他のチームにバレたからここから動かず迎え撃つ」

    「了解」

    「チームネコサン、順調な運びだ。では別のチーム亀山兄弟の様子は」

    「一位通過は出来たが、完璧ではなかった」

    「兄者の言うとおり、ネコサンを倒し、一位になる!」

    「亀山兄弟、先ほどと同様に完璧な防御力を武器に敵を薙ぎ倒していく」

    「弟よ、ここら一体の敵は一掃できた移動しよう」

    「御意、では秋の方に向かうか・・・」

    目の前にラヴィホッピーの姿があった。

    「君らには無理だよ、ネコサンを倒すのは」

    「あれはチームrestaurant、絶対防御!!!」

    「どんなに守ろうともダメージは入るのさ、一発も外さない」

    「うぉぉぉぉぉ」

    ラヴィホッピーの縦横無尽に動き回っているのに正確に弾を当て回る。

    「チームrestaurant、亀山兄弟に銃弾の雨を喰らわせる」

    「兄者、ヤバい」

    「これで終わりだ」

    「優勝候補だった亀山兄弟、ここで脱落。血も涙もないチームrestaurantやはり優勝待ったなしか」

    各地で激しい戦いが続いていきどんどん人数は減っている。

    「残り15チーム、最後は冬エリアかなこの感じだと」

    「秋エリアから移動しますか猫茶っぱさん」

    「そうしようかな、早め早めに動く・・・危ない右に動いて」

    その声を聞いて急いで右によけたが左肩辺りに弾が当たった。

    「ヤバい、スナイプされた。バリアが剥がれてHPも削れた」

    「後ろの建物に隠れて」

    ダダダっと銃弾が降り注ぐ。

    「相手が武器を変えてきた」

    猫茶っぱさんも建物に入ってきた。

    「何処でしたか、敵は」

    「空中だよ」

    「ラヴィホッピー」

    ラヴィホッピー、ウサギがモチーフ。スキル名が軽快なステップで二段ジャンプと高速ダッシュが15秒間使用できるから有利な位置を取りやすい。必殺技名が圧倒的な跳躍で背中にジェットパックを装備することが出来るので空中から攻撃も可能に、外す事も可能だが再び装備するには90秒要するので注意と。

    「空中なのになんて安定した正確な狙撃」

    「これはまさか」

    「ここで会うとはチームrestaurant」

    「chef選手がいるチーム」

    空中から建物を見つめるチームrestaurant

    「倒しましたか一人」

    「いや、ギリギリでよけられたが当たったには当たった」

    「chefの弾丸を避ける…中々やりますね相手」

    「まぁなぁ…だがここで終わりだ」

    じわじわ建物に迫る。

    「合体、サーモルト」

    「来たな、こい」

    建物の中から弾丸が飛んでくる

    「絶対に当てなければここで負ける、正面から突っ込んだところで左右どちらかに避けられるだけ」

    その予想通り左にあっさり避けられた。

    「だが、下移動は少し時間を要する。徐々にエンジンを弱めないといけない。だから絶対に当たる」

    弾の軌道を変え、斜め下の頭に突っ込んでいく。

    「解除」

    弾は頭上をすり抜けた。

    「なんだって、ジェットパックを解除して最速で高さを〜〜〜でも、かなり上にいたから落下ダメージが」

    「問題ない、落下ダメージを受けないギリギリで解除したそしてスキル使用、軽快なステップ」

    高速ダッシュで建物に向かい、二段ジャンプで二階の窓付近に近づいてきた。

    「そこは猫茶っぱさんがいる」

    「チェックメイトだ」

    空中で弾が放たれ、猫茶っぱさんの体に当たる。

    HPが削れていき残りわずかになった。

    「ここまでか」

    猫茶っぱさんの諦めた声が聞こえる。

    「まだだ〜〜〜」

    今日一日の声が猫茶っぱさんに届いた。

    動かしていた弾丸を最短距離の壁にぶつける。

    そのぶつかった音が猫茶っぱさんに届いた。そして二人は・・・

    『分裂!!!』

    一人の体は二人に分裂した。

    「何!!!だがこちらが有利なのは変わりは無い」

    分裂したものはいいものの合体前の位置に戻り手前にいたココカラに出続けていた弾丸が当たる。

    「猫茶っぱさん後はお願いします」

    ココカラリタイア

    空中から地面に着地するチームrestaurant

    「よし、一人撃破。どうなるかと思ったが・・・」

    窓から何か落ちてきたて、スモークが焚かれて辺りは白くなった。

    「何処までもこざかしい」

    スキル使用時間がまだあったので再びジャンプをしたが建物の中も白く見えなくなっていた。

    「クソ、逃したか」

    建物の裏手に回ったが既にいなかった。

    「チームネコサンとチームrestaurantの激しいバトルがあった模様。チームネコサンの猫茶っぱ選手、かろうじて生き残っている、これはココカラ選手を生き返らせる気だ」

    必死に逃げる猫茶っぱ。

    あの時、ココカラさんが機転を効かせてスモークを家の外と中に焚いてくれたおかげてスムーズにリボーンコインを回収することが出来た。彼の最後まで諦めない姿勢、本当に尊敬するよ・・・だから絶対に優勝しなければならない。

    目の前に敵が現れる。

    「一人しかいねぇぞ、これは楽勝だ」


    その時『ポの間』では…

    「もはやここまでかのぉ」

    「佐久間の中々頑張っていたが、所詮こんなものだ」

    「いや、ちょっと待て、、、この女」

    「君たちに用はない、通してもらう」

    「まだ目は死んでない、むしろ強者の目だ」

    「これは凄い、スナイパーライフルを走りながら正確に2回ヘッドショットだこれは相方ココカラさんが使用していた武器、取り替えていた」

    会場の熱が一気上がった。

    凄い腕前、猫茶っぱさん。彼女本来の力が窮地によって呼び起こされている。

    そして自動販売機までたどり着いた。

    「これでチャラだからね」

    コインを入れる。

    「ココカラ選手、復活です」

    「助かりました、猫茶っぱさん」

    「お礼は要らないよ、だって相棒なら当然でしょ、ココカラ」

    「・・・そうだな、猫茶っぱ」

    二人は近くにあった小屋の中で身を寄せ合い合体時のHPを静かに回復した。

    「さぁ、いよいよ残り3チームになったが、チームrestaurantが残りの1チームをたった今撃破した。と言うことはチームrestaurantとチームネコサンの一騎打ちだ」

    会場のボルテージが最高到達点まで上がった。

    「やはりこうなる運命だったか、あのままでは歯切れの悪いままで終わる。この決着は今日つけるに限る」

    ラヴィホッピーの必殺技を使用して雪が降り真っ白に覆われている冬エリアの空中からチームネコサンを探す。

    「地形が雪で覆われている分、何かが動いたりするとわかりやすい。間違いなく我々の有利であることは間違いない」

    我々を探している様子を確認することが出来た。

    「よし、今だ投げるぞ」

    持っていた分のスモークを投げた。

    「またスモークを焚いて撹乱させるきだが、そんなのは無意味だジェットパックを装備している我々にとっては上昇するだけで解決する、そして今ので場所がわかったぞ」

    弾丸が放たれる音がした。

    「さっきと同じこと避けるだけさ」

    右に避けようとした。

    「勝った、貰ったぞ」

    「ダン」

    弾丸が放たれる音がした。

    「なんだ今の音はサーモルトの必殺技は何かに衝突しない限り再び撃つことはできない・・・もしかして今のは」

    「普通のスナイパーライフルを撃っただけ、そして今撃った二発目の弾丸は・・・いけ〜〜〜ココカラ」

    「今度は命中するのさ」

    弾丸は見事に頭に命中した。

    「そして分裂する」

    「しまった〜〜〜」

    チームrestaurantは強制分裂をした。

    「だが分裂しただけ個々の体力はたんまりあるここから体勢を直せば・・・」

    体が地面に叩きつけられる。

    「落下ダメージが・・・」

    HPが残りわずかになる。

    「雪で辺りは白い、高低差の感覚が鈍くなる。それにスモークを焚いて視界を確保するために上昇。安全に着地するために少しスモークから離れ少し前進した」

    「サーモルトの必殺技のダメージ量は少ないがその後おまけがある」

    「しまった毒でHPが・・・・」

    チームrestaurantリタイア。

    「初代ニコイチはチームネコサン!!!」

    司会者の雄叫びの一言が会場に響き渡った。

    同時に銀テープが打ち上がり、勝利の光る雨となって降り注いだ。

    「勝っちゃったよ・・・」

    「やったよ、ココカラさん」

    本当に勝ってしまった。鳴り止まぬ歓声と拍手の音。

    360°を周りを見渡した。

    夢の中みたいだ。

    猫茶っぱさんは私に抱きついてきた。初めて彼女の涙を見た。

    感動的なシーン。。。これは私も流れ的に抱きしめた方が…

    彼女の背中に腕を回そうとした。

    「ゴォホン!!!」

    Chef選手の咳でなんとなく辞めておいた。

    ステージ場に案内された。

    「では優勝したお二人にはこちら賞金2000万円が贈られます」

    スポンサー様からパネルを渡された。

    「じゃあいきますか、せ〜の」

    二人でパネルを上にかがげました。

    その瞬間、鳴り止まない拍手、祝杯の声をあげてくれた。

    「優勝者お二人にインタビューしたいと思います。じゃあまずは猫茶っぱさんどうですか今の心境は」

    「はい、嬉しいの一言に尽きます。人生で今が一番幸せです」

    「なるほど、ではココカラさん今の心境は」

    「そうですね、嬉しいのは勿論なんですが、正直今もフワフワした感じで本当なのかなって・・・イタタタ、ちょっと」

    猫茶っぱさんが私のほっぺたを引っ張ってきた。

    「これでも夢?」

    「現実ですね、めちゃくちゃ最高の気分です!!!」

    うぉぉぉぉぉぉぉぉぉと会場の熱気が上がった。

    「お二人は昔からの親友か何かですが」

    「自分が一方的に猫茶っぱさんのことを知っていて連絡させてもらってそこからなので結成3ヶ月ぐらいですかね」

    「かなり最近なのに素晴らしいニコイチっぷりですね」

    「そうなんです。私は大会にいつかは出たいなぁと思っていながらも引っ込み思案で中々踏ん切りがつかない時にココカラさんと出会って少しずつ自信を私に持たせてくれてそして今に至ります。ココカラさん本当にありがとう」

    「こちらこそありがとうございました 」

    握手を交わした。

    「素晴らしいニコイチのお二人に改めて盛大な拍手をお願いします」

    拍手と共にステージ場から裏にはけた。

    スタッフさんやスポンサーさんからもお礼を言ってもらえてなんだか悪い気ではない。

    控え室に戻り、ようやく休息の時が訪れた。

    「やっちゃいましたね」

    「もう…本当に幸せ、ありがとう改めてココカラさん・・・あのさもし良かったらこのまま二人で」

    「ちょっと待った〜〜〜〜〜〜〜」

    突然の声に驚いたがその声の主がchef選手だった。

    「おい、ココカラ」

    「な、なんですか」

    「お前、猫茶っぱとはどうゆう関係なんだ」

    凄い目力で見てくる

    「仲の良い友達ですけど…」

    「さっき抱きつかれた時に、お前少し下心あっただろ」

    「ちょっと、何言ってるのお兄ちゃん」

    「お、お兄ちゃん!!!」

    一瞬時が止まったが再び動き出した。

    「えっ、chef選手の妹なの」

    「黙ってて、ごめんそうなんだ。試合に集中したくて後で言おうと」

    「だからすれ違った時に名前を・・・」

    「おい、俺の質問は終わってないぞ」

    「キモいんだよ、お兄ちゃんは」

    「キ、キモい・・・」

    その一言がクリティカルヒットして魂が抜けた。

    「私も最初驚いて、出場選手一覧を見た時にお兄ちゃんの名前があって、どうして参加したのさ」

    「それはチャチャの部屋を通った時に、チャットの声が聞こえてきてそれが男の声で俺は居ても立っても居られなくなって絶対にチャチャをそそのかしている男の面を見てやろうと思ってな、だから本来参加する予定だったXPの大会を蹴ってこっちに参加したのさ」

    「XPでもトップクラスのchef選手が参加しないことに疑問を感じていたのですが猫茶っぱさんの心配でこちらに」

    「ホント無理そういうところ、もう私は子供じゃないんだから」

    「そして今日見た光景、お前は俺が今まで見たことのない妹の姿を網膜に刻んだこと、、、許すわけにはいかない」

    中々のシスコンぷり、漫画みたい。

    「わかりました、今日でこのコンビは解散です」

    「君は物分かりの良い子だな」

    「ちょっと待ってよ、私はそんな気は全然ないし、これからもコンビとして活動しようと思ってるんだから」

    「猫茶っぱさん、ごめんなさい実は私も黙っていたことがあって、、、私これから約3年間やらなくてはいけないことがあるんです」

    「そうなの・・・」

    「連絡も取れなくなって、でも私はこれからも友達だと思ってますし、、、もう大丈夫ですよね、自信持ってください」

    「ココカラさん」

    「この三ヶ月は私のどうしようもない人生においてとてつもない経験をもたらしてくれました。そして猫茶っぱさんの最初の1ページ目を飾らせて頂いて本当に感謝します、頑張ってください」

    「・・・そうね、私もあなたに名前が知れ渡るぐらい有名な選手になるからそしたらまた3年後遊んでよね」

    「もちろん、その時に再会しましょう」

    「なんだかいい感じなってしまったなぁ、、、でも流石に水を差すわけにはいかないか」

    その時『ポの間では』

    「ホホホ、本当にやってのけるとはの〜〜〜此奴大したやつじゃ」

    「この男、本当にやり遂げてしまうのでは」

    「ふん、ここからじゃねぇかまだ、全然だぜ」

    「お前、奴のニックネーム口にしているぞ」

    「まぁ、楽しみにしているぞ佐久間明」

    固い握手と共に伝説のコンビネコサンは解散したのだった。

    7月9日 20時13分



     
     
    ゲームやアニメ、マンガ、テレビが大好きです。 タイピングの練習でいろんなことを書こうと思います。

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