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Photo byclear_walrus655

小1息子に「宿題しろよ!」と怒られる母の話

    「ママ、宿題しろよ!」
    夕方、息子が私に向かって言う。

    いやいや。
    宿題をやるのは君だ。
    私は先生でもないし、宿題代行業者でもない。

    だけど、そんなツッコミを入れる暇もなく、

    「早くしろよ!」
    「見ろよ!」
    「持ってこいよ!」

    と、次々に指示が飛んでくる。

    まるで私は新人部下である。
    そしてこんな指示を飛ばすような上司は、パワハラで早々に訴えられているはずだ。


    ちなみに私は、
    「そんなに嫌なら宿題やらずに学校行っていいよ」
    と言っている。

    ところが息子の中では、それは選択肢に入らないらしい。

    宿題をやらないまま学校へ行くことは絶対に嫌。
    でも宿題をするのも嫌。

    実に難しい。

    そして自分では間に合わないと判断すると、
    「ママ、やって」
    となる。

    どうやら私に宿題をやらせて、さも自分がやったかのように提出する作戦らしい。

    いや、先生わかるって。
    字も違うし。

    そもそも小1の宿題を完璧にやってくる明らかに親がやった提出物を見たら先生が一番驚くと思う。笑


    朝も同じだ。

    ランドセルの準備をしながら、
    「何を入れたらいいの!」
    と怒る。

    お便りを見れば書いてある。
    字も読める。
    内容も理解している。

    それなのに、
    また「何を入れたらいいの!」と怒る。

    一緒に確認しようと言えば、
    「早くしてよ!」
    と急かされる。

    じゃあ自分でやってみたら?と言えば、
    「ママのせいで遅刻しそうになった!」
    と怒る。

    自分でやるべきことなのに、補助してあげてる私が怒られる理不尽。

    解せぬ。


    手伝ってほしいのか。
    自分でやりたいのか。
    こちらも混乱する。

    ここまで書くと、
    「普段から甘やかしているからでは?」
    と思う方もいるかもしれない。

    その気持ちも分かる。

    私も逆の立場ならそう思うかもしれない。

    ただ、我が家は基本的に「自分でできることは自分でどうぞ」スタイルだ。

    着替えも、学校の準備も、できるだけ本人に任せている。

    それでも息子は人一倍甘えん坊で、そして完璧主義だ。

    自分でやって失敗することを極端に嫌う。

    だから、
    「ママやって」
    となる。

    そして断ると、当然のように癇癪が始まる。

    それはもう見事なものだ。
    近所の人に通報されないか心配になるレベルの声量である。

    ちなみに、子育てのプロとして有名なてぃー先生も、「子どもが自分でできることでも、やってと言われたらやってあげていい」と話している。

    なので私は今日も、
    自立を促すべきか。
    手伝うべきか。
    その狭間で揺れている。

    そんな毎日を過ごしていると、共感性の強い私は、だんだん息子の怒りを真正面から受け取ってしまう。

    「ママのせいだ!」
    と言われるたびに、

    本当に私が悪かったのだろうか。
    もっと上手な声かけがあったのだろうか。

    そんなことを考えてしまう。

    でも最近、もしかして息子はこんな気持ちなのかもしれない、と少しだけ見方が変わった。

    息子はお便りを読めないわけではない。
    理解できないわけでもない。

    ただ、
    「何が必要か」
    「何が入っているか」
    「何が足りないか」

    を照らし合わせることがまだ苦手なのかもしれない。

    つまり、

    分からないことが分からない。

    頭の中が渋滞している。

    その混乱が、
    「ママがやれよ!」
    になっているのかもしれない。

    もちろん命令口調は困る。
    できれば丁寧にお願いしてほしい。

    日頃から、
    「お願いするときは『お願いします。綺麗で優しいお母様ー!』くらい言わないと手伝いません」
    と言っているのに。

    怒りの奥にあるものが「反抗」だけではなく「混乱」だとしたら、少し見え方が変わる。

    とはいえ、そう分かっていても腹は立つ。


    今日も私は朝から怒られた。
    そしてたぶん明日も怒られる。

    結構精神的にやられるので、運動して身体を動かしたり、カフェでゆっくりしたり、家を整理整頓したり、自分の機嫌を取るのに必死である。

    私もまだ修行中だ。

    息子の怒りと私の責任を分けて考える練習。
    怒りに反応しない練習。

    息子も人間になってまだたった6年しか経っていない。

    失敗した時の対応や、いい具合の脱力の仕方を学んでいる最中なのだろう。

    私は母親になって9年目。

    こちらもまだまだ修行中である。

    困っている息子を支えることと、
    息子の不機嫌の原因になることは別の話だ。

    「ママのせいだ」と言われても、
    本当にそうなのかを一度立ち止まって考える。

    その練習を重ねていけば、きっと少しだけ心が軽くなる。

    はず。


    息子が怒っていることと、
    私が悪いことは、
    必ずしも同じではないのだから。

    そう自分に言い聞かせながら、

    今日も私は、昇華しきれなかった感情をnoteに綴るのである。

     
     

    nico25

     
     
    転勤で福岡在住。 30代主婦、ADHD夫と共に、小学生男女2人の子育て中。

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