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神社でリスに見守られる 穀雨

    はし

    4月20日からの2週間は、二十四節気の「穀雨」
    春の最後の節気。
    「百穀を潤す春の雨が降るころ」の意味。
    田植えや種まきの準備を始めるのに適した時期だそう。

    これまた、私の住む街は穀雨通りのお天気。
    晴れた日が数日続くと、静かな雨が降るを繰り返す。
    ひと雨ごとに季節がすすみ、あたたかいと感じる日が増えてきた。

    私は、この時期に神社にお参りに行く。
    特に信心深いわけではないが、誕生日が4月のため、その前後に神社に挨拶にいくのが恒例になっている。
    今年も無事に歳を重ねた、また新たな一歩を踏み出すぞと、神様に伝えると、気持ちが凛とする。

    用事を済ませたあと、雨が降る前にと思い、家に戻る途中で神社に向かった。

    車を降りてすぐ、神社の入り口で、エゾリスが迎えてくれた。
    まるで、案内でもするかのように、境内の方へぴょんぴょんとすすんでいく。
    「奥さん、こちらです」って、歓迎されているような気持ちになって、リスの姿を追いながら境内へすすむ。


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    いらっしゃい~


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    こっち、こっち~


    木の影に隠れたかなと思ったら、いつのまにか姿は見えなくなった。
    お参りのあと、おみくじをひくと『小吉』
    初詣で引いたおみくじも小吉だった。
    おみくじに書かれていた歌は、
    軒の葉の嵐の風はさわげども春をおぼゆる家の内哉

    外は騒がしいけれど、人と交流していくことで、春の様な暖かい風がふくだろうという意味ととらえた。
    家族との関係を大切にしよう、先祖の墓参りに行かねばと改めて思う。

    おみくじの一文に「他人のために尽くしなさい」と書かれていた。
    選択に迷う時には、この言葉が意味する方を選ぼう。

    おみくじを引いたあとは、ゆっくりと草木をみて歩き、出口へ向かう。

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    そこには、またしてもエゾリスの姿が。


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    さっきとは、違う場所に、リスが突如、あらわれる。


    リスは、丘を下っていきます。
    「お帰りは、こちら」と、声が聞こえてきそうです。

    今まで見たリスは、木に登っている姿が多かった。
    地上で楽しそうに動き回る姿は、きっと居心地がいい場所だからなのかな。

    行きも帰りもリスに会えるのは、単なる偶然なのか、何か意味があるのか。
    深いメッセージを感じることは、できなかったが、つかの間の時間、「ほっ」っとさせてくれ、自然と頬がゆるんでいるのを感じた。
    見守ってくれているのかな。

    穀雨、生き物が活動的になる時期でもあるのかもしれないですね。



    #私の二十四節気

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    はし

     
     
    小さなひっかかりを言葉にしたくて書いてます。お店の棚を借りて本を売るシェア型書店の棚主をしています。BOOTHにて ZINE『棚主日記』をお届けしてます。https://bookhashi.booth.pm/ 手話学習中

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