【落とし穴】kohyaでSDXL LoRAを作るつもりが、ずっとDreamboothで学習していた話
■ 起きていた問題
RTX 5060 Ti 16GB なのにVRAMが溢れる
学習が異常に遅い(1stepが数秒〜十数秒)
共有GPUメモリが発動して激重
1時間で5%しか進まない
設定を削っても改善しない。
■ 原因
ずっと「Dreambooth」タブで学習していた。

kohya_gui には上部に
Dreambooth
LoRA
Textual Inversion
Finetuning
というタブがある。
自分は「SDXLのLoRAを作るつもり」だったのに、
無意識にDreamboothで実行していた。
kohya立ち上げてブラウザを立ち上げた最初のページがDreamboothなので、この罠に引っかかって5時間格闘。。。
■ DreamboothとLoRAの違い
🔴 Dreambooth
フルモデル学習(UNet全体更新)
パラメータ数が巨大
optimizer stateが爆増
16GB VRAMではほぼ限界
学習が重い
🟢 LoRA
差分学習(低ランク行列のみ更新)
VRAM使用量が大幅に少ない
学習が速い
キャラ追加用途ならこれ一択
■ なぜ気づきにくいのか
UIがほぼ同じ
SDXLチェックボックスが両方にある
datasetも同じように指定できる
見た目が似ている
だから「今どのモードで学習しているか」分かりにくい。
■ 症状で見分ける方法
もし以下ならDreamboothの可能性大:
VRAMが常にほぼ100%
共有GPUメモリが使われる
1stepが異様に遅い
学習時間が丸一日コース
■ 正しい操作
SDXL LoRAを作る場合:
上部タブで LoRA を選ぶ
dim / alpha が表示されていることを確認
Network module が設定されていることを確認
そこで学習開始
■ 教訓
kohyaは「何を学習するか」よりも、
どのタブで実行しているか
が最重要。
なお、このjsonなら、RTX5060ti環境なら間違いなく動く(VRAM消費も10GB程度で収まるので、もうちょい上狙えるか)