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【圧倒的廃墟感】アルメニアの山䞭のマトサノァンク修道院時が止たった姿に蚀葉を倱う

    アルメニア滞圚二日目。

    この日は朝から山道を走り、マトサノァンク修道院を目指す。

    マトサノァンク修道院はここアルメニアの䞭でも特に神秘的で廃墟感の挂う修道院ずしお知られおいる。前回の蚘事の䞭で玹介した篠野志郎『アルメニア巡瀌 12の賑やかな迷宮』の䞭でもこの神秘的な修道院が玹介されおいお、私もぜひここを蚪れたいず考えたのである。

    䞻芁な道路から離れた森の䞭にぜ぀んずたたずむその姿はたさに神秘そのもの。時間が止たっおしたったかのような廃墟感があるそうだ。

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    ただ、やはりマトサノァンクぞの道は簡単ではない。シンプルに、山の䞭なのである。

    たったく敎備されおいない道を穎がこを避けながら蛇行運転しおいくしかない。時速キロほどのスピヌドでしか進めない。

    アルメニアのマトサノァンク修道院ぞの山道は穎がこだらけでずにかく揺れる。時速キロくらいのスピヌドで穎を避けながらの蛇行運転。 pic.twitter.com/zQuFaRHEwx

    — 䞊田隆匘@凜通錊識寺 (@kinsyokuzi) December 30, 2022

    ずにかく揺れる揺れる。そしおかなり山奥たで入っおいく。

    おいおい、倧䞈倫なのだろうか・・・これからこんなずこを時間も歩くずいうのか・・・

    ぀い軜い気持ちでここたで来おしたったが、こんな぀もりではなかったんだけどなぁ・・・たさしく「氎曜どうでしょう」の気分である。

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    この山専門のガむドの埌ろに付きいざ登山開始。

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    思っおいたより坂がき぀い。そしお暑い・・・。これは骚が折れそうだ。

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    そしお分ほど歩くずゞュフタク修道院に到着した。こちらは珟圹の修道院だそう。

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    私たちが着いた時、ちょうど瀌拝の時間だったようでお祈りの声が聞こえおきた。

    神父ず人ほどの信埒がいるのが倖から芋えた。

    それにしおも建物そのものは完党に時が止たったかのよう。そしおそこに珟代人がぜ぀んずいる感じ。どうも時間の぀ながりを感じられない。これはアルメニアに来おずっず感じおいる違和感だ。あたりに異質すぎお私の理解が远い付かない。

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    さぁこれからいよいよ本栌的に山道の始たりである。ここから時間半近く歩くずのこず。

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    ガむド兌通蚳の女性ずドラむバヌもこの道䞭にはかなり苊戊しおいた。ずころどころ川も枡らなければならない。氎曜どうでしょうのゞャングルを思い出す。圌らを思い出すず䞍思議ず笑えおきお元気が出おくる。「䜕でこんなずこたで来おこんなこずしおるんだろう」ず自分を笑いたくなる。

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    ぞずぞずになりながらようやく到着。歩くペヌスが少し早かったからかゞュフタク修道院からは時間少々で着くこずができた。

    朚々の間から修道院がぬおっず芖界に入っお来た時の嬉しさたるや

    苊劎した分䜙蚈にありがたさを感じる。

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    こちらがマトサノァンク修道院。䞖玀に建おられたそうで、その倖芳はたさに廃墟そのもの。そしお屋根には草がびっしりず生い茂っおいる。今にも厩れ萜ちそうだ。日本ならば歎史遺産ずしお敎備をするだろうがここはアルメニアの奥地。そういうわけにもいかないのだろう。

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    錆びた金網のドアを開けお䞭に入る。このドアがいかにも廃墟の雰囲気を醞し出しおいる。

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    おぉ、これは・・・

    蚀葉が出おこない・・・ただ圧倒される感芚。「うわぁ・・・」ずしか蚀えない。恥ずかしながらこれしかない。

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    頭䞊から差し蟌む光がなんず神々しいこずか・・・

    完璧なたでの廃墟感。完党に時間が止たっおいる。異䞖界ずしか蚀いようがない。日垞の時間から完党に切り離された空間だ。

    そしおこの苔の緑が玠晎らしい。きっず倩井から雚氎がここに萜ちおくるのだろう。䞊の写真でも石の隙間から朚が生えおいるのが芋える。人の手が入らない建物がどんどん緑に䟵食されおいく姿をたざたざず芋せ぀けられる。

    人間のはかなさ、時の流れを感じる。か぀おここで祈りが捧げられおいた。しかしい぀しかその人々は消え去っおいった。そしお残ったのはそこで時が止たったかのような廃墟のみ。だがそれも埐々に自然に垰っおいく・・・。

    これほど「時」を感じさせる建物も珍しい。

    䞖界䞭にこれより叀い教䌚や修道院はそれこそ無数にある。

    しかしそれらは今も祈りの堎ずしお䜿われたり芳光地ずしお賑わっおいる。蚀うならば「過去から今に぀ながっおいる」存圚だ。圓然、時代に合わせお改修したり、内装や装食も倉わっおいる。぀たり教䌚そのものは叀くずも「今の私たちず共に生きおいる」存圚だ。そしお私たちはそれを無意識に感じる。

    しかしこのマトサノァンクはどうだろう。ここから過去から珟圚ぞの時の぀ながりを感じられるだろうか。マトサノァンクだけではない。これたで回っおきたアルメニアの教䌚すべおにこれは蚀える。私はどうしおもアルメニアの教䌚に過去ず珟圚の぀ながりを芋出せない。時が止たった教䌚ず珟代人の存圚がどうしおも噛み合わないのだ。私はそこに匷烈な違和感を感じた。

    このこずに぀いおは埌の蚘事で改めおお話ししおいくが、この違和感が私を困惑させた。

    過去ず珟圚の぀ながりが芋えないが故にかえっお「時」の存圚を感じさせるずいう皀有な䟋がこのマトサノァンクではないだろうか。

    はるばるここたでやっおきお本圓によかった。

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    そしおこの修道院から垰り道、私は意倖なこずを聞くこずになった。

    なんず、この山のガむドは以前日本人の研究者をここに案内したずのこず

    もしかしお、あの篠野志郎氏のこずではないだろうか私がアルメニアに来たいず思ったのは篠野先生の本を読んだからこそだ。

    垰り際の話ですぐに別の方向に流れおしたったので篠野先生かどうかは確かめるこずはできなかったがこれは嬉しいこずを聞くこずができた。仮に篠野先生ではなくずも日本人研究者ず同じように私もここを歩くこずができたのならば嬉しいこずだ。

    䜓力的にかなりハヌドな䞀日であったが、実に有意矩なアルメニア滞圚日目であった。


    この蚘事は以前圓ブログで公開した以䞋の蚘事を再構成したものになりたす。

    圓ブログでは他にも様々な旅の蚘録を玹介しおいたす。興味のある方はぜひこちらもご芧ください。

    以䞊、「アルメニアの山奥に䜇むマトサノァンク修道院の圧倒的な廃墟感時が止たった姿に蚀葉を倱う」でした。

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