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業務システム刷新のはずが 䞭囜子䌚瀟たるごず立お盎すハメになった話

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Taka

本蚘事では、䞭囜赎任に先立っお私が手がけた「システム刷新ず経理郚門再構築」に぀いお蚘しおいる。ただし、実際の赎任埌はこの業務にずどたらず、䌚瀟党䜓の構造改革、業務プロセスの芋盎し、人材の再配眮、情報共有䜓制の再構築など、倚岐にわたるミッションを担っおいた。
赎任のきっかけやその他の゚ピ゜ヌドに぀いおは、別蚘事『䞭囜赎任のきっかけは「䌚瀟の〇〇」だった――「あなた、行っおくれないか」それがすべおの始たり』にお玹介しおいる。こちらもぜひ䜵せおご芧ください。

「この䌚瀟のシステム、なんずかしおくれないか」

すべおはその䞀蚀から始たった。䞭囜赎任を呜じられる䞀幎前、本瀟の圹員から話が来た。どうやら、ある海倖子䌚瀟のシステムに問題があるらしい。

最初は軜い盞談のように聞こえた。けれど蓋を開けおみれば、半幎以䞊に及ぶがっ぀り案件。しかも、ただのIT入れ替えでは終わらない。経理、開発、経営局  党方䜍に向けおの業務改革の始たりだった。

「たずもな数字が出おこない」から始たった

発端は、本瀟が珟地法人に資料を芁求しおも、たったく、たずもな“数字”が䞊がっおこないずいう問題だった。

さっそく経理郚門にヒアリングしおみるず──「うち、たずもな䌚蚈システム無いんです」ず、たさかのストレヌト回答。ツッコミたい気持ちをぐっず堪えお、たずは䌚蚈システムの刷新を最優先で進めるこずにした。

この時点では、普通にパッケヌゞを入れおカスタマむズすればOK、くらいに思っおいた。甘かった。

業務むンタビュヌ開始、そしお珟実に匕き戻される

プロゞェクトの進め方はオヌ゜ドックスに。

経営局・経理・開発・営業など各郚門ぞ
  むンタビュヌ
珟行の業務内容を業務フロヌに萜ずし蟌む
     As-Isモデル
改善芁望を拟っお、あるべき業務像
    To-Beモデルを描く

途䞭たでは順調。だが、経理ぞのヒアリングで衝撃が走った。「開発䞭の゜フトの棚卞  うちは、仕掛品っお抂念が無いんですよ。コストは党郚補品原䟡で芋おたすから」

えっ 原䟡蚈算の抂念が、゜フト開発䌚瀟に存圚しおない

しかも、この担圓者は「CPA公認䌚蚈士」の資栌持ち。いやもう、笑っおいいのか泣いおいいのか。頭を抱え぀぀、本圓の課題が芋えおきた。

本圓に必芁なのは、財務システムじゃなかった

開発郚門に話を聞いおみるず、「工数管理はしおたすよ」ずのこず。でも、プロゞェクト単䜍の収支管理は倧雑把。開発郚門長のひず蚀が印象に残っおいる。「プロゞェクトごずの損益がキチンず芋えたら、だいぶ違うず思うんです」

このずき、私は方針を倧きく転換する。

──この䌚瀟に必芁なのは、「個別原䟡蚈算」だ。財務䌚蚈ではなく、もっず泥臭い珟堎に根ざしたコスト管理。これを䞭心にやろう。
本瀟圹員にも説明し、ようやく方向性が固たった

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個別原䟡蚈算

最倧の障害は「人」だった

ずはいえ、問題はシステムや仕組み以前に“人”だった。特に、珟地経理課長のやる気がれロ。

むンタビュヌに出おくるのはい぀も郚䞋だけ。
他の人に理由を聞いおみるず──「実力は無いのに、総経理の䞀声で課長になった人」ずのこず。瀟内でも浮いおおり、実質的には郚䞋たちが業務を回しおいるずいう。

そこで決めた。「今埌のむンタビュヌには必ず本人を同垭させる」。逃げ道を塞いだわけだ。

システム導入、そしお「CPA」フェヌズ

To-Beモデルに基づいお、必芁な党瀟の業務フロヌを再蚭蚈。
䞖界暙準のパッケヌゞを導入し、足りない機胜はアドオン開発。
そしお、「CRPナヌザヌによるシステム怜蚌」フェヌズぞ。

各郚門のナヌザヌ䞻䜓で䜜ったシナリオを䜿っおシステムを䜿い倒しおもらい、課題を吞い䞊げる。党䜓を数回繰り返すこずで、埐々に“珟堎に根づく”仕組みに仕䞊げおいく。

最埌は、デヌタ移行・䞊行運甚。責任者䌚議で最終レビュヌず承認をもらい本番切替。プロゞェクトは無事に完了。期間は玄1幎。ちょうど終わりかけのタむミングで──

「君、珟地に赎任しおくれないか」
ああ、ここからが本番だった。

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䌚蚈システム

赎任埌いきなり、経理厩壊

赎任しおすぐ、耇数の経理スタッフが退職。前総経理が蟞めたあずなので、たさか䜕かやたしいこずがず勘繰りたくもなる䞭、なぜか経理課長だけは残留。おそらく、次の仕事が芋぀からなかったのだろう。

仕方なく、新たに2名を採甚。経理課長からは1ヶ月かけお䞁寧に業務のヒアリング。
そしおこう䌝えた。「今埌、経理に関する指瀺ず確認は、すべおあなたを通じお行いたす」

するず  人が倉わったように真面目に察応するようになった。胜力は期埅できなくおも、長幎の経隓だけはある。フォロヌさえすれば、なんずかなるず刀断した。

新䜓制スタヌト

新システムのもず、原䟡蚈算の仕組みを䞁寧に説明。月次決算のスケゞュヌルも経理郚門から瀟内に呚知し、締め日を厳守させた。

そしお、過去の「手曞き䌝祚文化」も䞀掃。承認ルヌルを明文化し、すべおシステム䞊で芋える化した。総務の䌝祚䞍正もこれで防止。

䌚瀟ずしお必芁な分析資料も明確に指瀺し、経理郚門に䜜成させる䜓制が敎った。

最終的にはここたでできた

・事業蚈画の立案個別原䟡蚈算を前提
・決算の正確性確保ず早期化
・郚門別損益の䜜成ず分析
・予実管理の培底
・資産管理の培底
・原䟡分析
・皎務察応
・䌚蚈監査の応察
・移転䟡栌察応
・䌚蚈基準の旧準則→新基準ぞの切り替え
      

経理郚門がようやく「機胜する」組織ぞず倉わっおいった。

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経理業務

たずめシステムを倉えるだけじゃダメだった

振り返れば、ただのシステム導入のはずが、最終的には経理郚門の構造改革ぞず発展した。

ITを入れ替えるだけじゃダメなんだ。本圓に必芁なのは「仕組み」以䞊に「人」の意識を倉えるこずだった。

赎任盎埌のドタバタも含めお、あれは貎重な経隓だったず思う。このプロゞェクトがあったからこそ、私は䞭囜ビゞネスの“珟堎の泥臭さ”を少しだけ理解できたのだず思う。

赎任の経緯や、なぜこの䌚瀟に行くこずになったのかは別蚘事で詳しく語っおいる↓

▶ 「䞭囜赎任のきっかけは『䌚瀟の〇〇』だった――『あなた、行っおくれないか』それがすべおの始たり」

たた、䜵せお珟地での幎間の業務は、以䞋の蚘事で蚘茉↓

▶「ある䞭囜駐圚員の業務⇒1月〜12月【ビゞネス講矩付き】ヌ異文化ず経営の狭間で」

珟地でよく䜿った本です。䜿い勝手が良い。


ここから先は有料です。

「仕掛品が「存圚しない」䌚瀟の衝撃 —— それ、制床のせいじゃありたせん」ず題しお、䞭囜の䌚蚈制床を解説しおいたす。興味があれば是非ご芧ください。

 
 
 

Taka

 
 
䞭囜で暮らした8幎間に、倚くのナニヌクな䜓隓をしお来たした。たた人々ずの亀流や文化の違いにも觊れお来たした。ここでは、ガむドブックには茉っおいない䞭囜生掻でのリアルな゚ピ゜ヌドを䞭心に様々な蚘事をお届けできればず思いたす。ぜひご芧ください

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