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第五十九夜

 暖房の効いた部屋にいると、
外の寒さに鈍感になってしまう。


 ひんやりとした玄関を出ると、とたんに白くなる息に、寒さを思い出す。


 今、君はどこで何をしているのだろう。
寒さに震えてなければいい、と思ったが、
冬は寒いものよ、と鼻で笑う君の顔が浮かんで、
君なら大丈夫だと妙な確信を持った。


 なんの確信か、わからないけれど。

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