
Red Hot Chili Peppers / Freaky Styley (1985)
レッド・ホット・チリ・ペッパーズの前作から1年ぶりとなるセカンド・アルバムは、ファンク界の大御所でありPファンク創始者のジョージ・クリントンがプロデューサーを務め、創設メンバー/初代ギタリストであるヒレル・スロヴァクが復帰して制作された。
スライ&ザ・ファミリー・ストーン"If You Want Me to Stay"のカヴァー(これがまたカッコいい!)も収めた本作は、ジョージ・クリントンの影響によるファンキーなグルーヴを取り入れつつも、前作を象徴する硬質で鋭利なポスト・パンクっぽいサウンドも残し、その中をアンソニー・キーディスの粗っぽく奔放なラップが破天荒に突き進む異色作。
フリーのベースとクリフ・マルティネス(本作を最後に脱退)のドラムスが独特のグルーヴを叩き出し、ヒレルがフリーキーにギターを弾き倒し、アンソニーがラップで吐き出す本作は、RHCPのスタイルの原型といえる。
前作をプロデュース面において失敗作と評していた彼らだけに、ファンクに寄ったこの2作目で、ようやく独自性を見出し始めたというところか。
とはいえその後の彼らの大躍進を考えるとまだまだ佳作段階か。
メンバーの入れ替わりを経ながら、バンドは巨大化していく。