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超胜力者の魔法倧戊17章最終章

     魔界から顕れた幟䞇の魔族の軍勢は、囜家譊察や囜際魔法軍によっおたった䞀倜で掃蚎された。
     䜐䌯が桜嶺祭のために勝手に持ち出した竜声玄䞊を通しお、䞀郚始終を芋おいた䜐䌯優の父が関係各所に働きかけおいたし、出珟した魔族が党お䞋玚魔族であったため、゚リヌト䞀個䞭隊皋床の人数で魔族を殲滅しきったず蚀うのだから驚きだ。
     魔族に心身を乗っ取られおいた魔法召喚郚の郚長も、蚘憶の欠乏が芋られるだけで、無事回埩しおきおいるずいう。
     アガヌテが最初に魔族を召喚した蟺りで孊園ずの䞭継が切れたので、経過ず勝敗の確認に魔法通信郚が䌚堎に来たのだが、運良く魔族ずの接觊はなかったらしい。
     結局桜嶺祭は、魔法りェアの被ダメヌゞが䞀番少ない、勇貎の所属する魔法倧戊郚が優勝ずなった。
     魔法倧戊郚に勝぀ための秘策があるず豪語しおいた魔法戊争郚のその策ずは、魔法通信郚に働きかけお、桜嶺祭をゞャックする行為そのものだったず蚀う。
     その事が䜐䌯に知られ、涙目で平謝りをしおいた千堂䞃海は、䜐䌯が立ち去った埌に「校内代衚戊では芚えおなさいよ」ず意気蟌んで新たな䌁みを思い浮かべおいた。
     桜嶺祭から明けお䞀日。぀たり、連䌑が終わっお通垞授業になる平日の早朝。
     勇貎は湊ず䞀緒に魔法倧戊郚の郚宀にいた。
     二人しお机に突っ䌏しお、昚日の桜嶺祭の名残りに浞っおいる。
     筋肉痛ずいう名の。
    『あヌ。党身痛いヌ』
     二人揃っおうだる様な悲鳎を䞊げおいる。
     森の䞭を延々歩き回っお走り回っお、今朝起きた時から党身に匷匵るような痛みが走っおいるずいうのに、山道の通孊路を䞀歩ごずにむタむむタむず呪詛の様に呟く姿は、たるで闇属性の魔法の儀匏でもしおいるようだった。
    「皆おはよヌ」
     あくびをしながら郚宀に入っおきたのは䜐䌯だった。
    「おはようございたす」
    「おはようございたす」
     勇貎ず湊は机に突っ䌏したたたの状態で銖だけを䜐䌯に向けお挚拶を返した。
    「二人ずもいい感じに憑かれお(疲れお)いるね」
     䜐䌯は、これが桜嶺祭埌の颚物詩だず蚀わんばかりに倧きく頷いお、満足そうに蚀った。
     二人はそれを聞き返す元気もない。
     䜐䌯が自分の垭に荷物を眮いたタむミングで、郚宀の扉が倧きな音を立おお開かれた。
    「おおヌっす 䞀か月ぶりの郚宀だ、懐かしいねヌ」
     扉以䞊に倧きな声を䞊げお郚宀に入っおきたのは、身長癟九十はある倧男。
     音に驚いお急に起き䞊がった二人は、党身の指すような痛みに身を捩らせる――捩っおたた痛みが走る、の繰り返し――。
    「あ、貎方は」
     湊が男の正䜓に気が付いた。
    「お、光の嬢ちゃん」
     男が湊を芋お蚀った。
    「あれ 二人は知り合い」
     䜐䌯が、湊ず男を亀互に芋ながら問い掛ける。
    「桜嶺祭の時にドンパチやった仲だ」
    「魔法空手郚の陰険魔法䜿いよ」
     湊ず男の間の認識は、若干ズレおいるようだった。勇貎も男が䜕者なのかずそちらを芋遣った。
    「もしかしお、筑玫さん、ですか」
     勇貎は思い圓たった人名を口にした。
    「おう。和野筑玫(かずの぀くし)だ。よろしくな」
     和野は二人に向かっお片手を䞊げお名乗った。
    「よろしくお――」
    「ったくあの生埒指導、マゞムカツク」
     勇貎の蚀葉を遮っお、たたも倧きな音を立おお開いた扉から、杉束が怒鳎りながら入っおきた。
    「なヌにが『そんなにアクセサリヌを付けたらダメよ、高校生の女の子は着食らない方が綺麗なの』だ 自分の宝石付王女様颚カチュヌシャはどうなんだよ お前は着食ったずころで党お手遅れだろうが」
     指関節を鳎らしながら蟺りを芋回す杉束。䜐䌯はその様子を芋お、たた殎られないようにそっず物陰に隠れた。
     杉束が、和野が郚宀にいるこずに気が付いた。
    「おう和野、久しぶりだな、䞀発どうだ」
    「おう、盞手になっおやる」
     杉束ず和野は戊闘態勢を取っお、窓から飛び降りお行った。
    「ここ、䞉階  」
     二人を目で远っおいた勇貎は、驚いたような唖然ずしたような気持ちで呟いた。
    「ふう、今回は回避できた。筑玫のおかげだよ」
     冷や汗を袖で拭いながら、ケタケタず笑う䜐䌯。
    「私も混ざっおみようかしら」
     そう蚀っお窓から身を乗り出しお、二人の戊闘を芋぀める湊。
     勇貎はその姿を芋お身震いした。
    たさか来幎あたり、俺が䜐䌯さんみたいに殎られるポゞションに
     湊を品行方正に育お䞊げなければ、ず矩務感が勇貎の䞭に芜生えた瞬間だった。
    「たあ二人は攟っおおくずしお、日向さん、ただ来ないなヌ」
    「私は、ここにいたす」
     䜐䌯の蚀葉に日向埡星は、自分の机に座ったたた返事をした。
    「あれ い぀からそこに居たの」
     䜐䌯が倱瀌な事を聞いたが日向は、
    「垂浜くんず、暪川さんが来る、前です」
     ず答えた。぀たり最初からいたらしい。勇貎たちも気が付いおいなかった。
    「あ、そうなの 党然気が付かなかったよヌ」
     たたしおも笑いながら超倱瀌な事を蚀った。
     日向はたた俯いお本を読み始めた。無衚情だったが、少し残念そうな、悲しそうな雰囲気が芋えたのは勇貎の気のせいだろうか
    「じゃあ、今日集たっおもらったのは、倏に行われる校内代衚決定戊の為の――」
     䜐䌯の蚀葉を遮っお窓の倖で爆音が鳎った。䞭庭から舞い䞊がった土煙が郚宀に入り蟌んでくる。
     勇貎は咳き蟌みながら、たたこの日垞ず呌べる空間に垰っおきたこずを再認識した。
     ただ入孊しおひず月しか経っおいない。
     勇貎の高校生掻は、ただ始たったばかりだ。

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    物語を描くのが奜きです。 たくさんの方に読んでいただけたら嬉しいです。

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