敗北上等 セツごっこ|王子ごっこ、敗北
時は令和。
noteの国にて、
ひとつの遊びが流行っておった。
その名も――
王子ごっこ。
発端?
拙者である🌙
いや、拙者ではない。
王子である。
なんとこの戯れ。
次第に知名度が増していく。

最近よく見かけるレベルになった。
しかしその5時間後

王子ごっこ、有名になっていた。
「すべて見届けてくれよう🌙」
最初はそう思っておった。
王子ごっこで遊んでくれた民のもとへ赴き、
「見たぞ!!🤣」
「なんじゃこれは!!🌙」
「其方、やりおるな!!」
などとコメントを残して回る。
造作もない。
王子たるもの、
己が国で起きている祭りくらい把握して当然。
そう思っておった。
……
多い。
多すぎる。
ひとつ見届ければ、
その間に二つ生まれる。
二つ見届ければ、
なぜか四つ増えている。
ビスケットかな?
しかも最近では、
王子の知らぬところで
王子ごっこが始まり、
王子の知らぬ遊び方へ進化し、
王子の知らぬ王子まで誕生しておる。
……
待たれよ。
王子を置いていくでない🤣
「全部追えばよかろう?」
そう申す者もおろう。
甘い。
甘すぎるぞ。
黒蜜をかけた団子より甘い。
王子とて戦った。
通知を開き、
記事を読み、
コメントを書き、
また通知を開いた。
しかし――
王子は減らぬ。
むしろ増える。
気がつけば王子は、
己が始めた祭りの最後尾を、
必死に追いかけておった。
なんたる屈辱。
なんたる喜劇。
認めよう🌙

完敗である🌙
されど。
これほど愉快な敗北もあるまい🌙
自分が始めた遊びを、
誰かが勝手に遊び、
知らぬところで勝手に盛り上がっておる。
企画主が管理できぬほど遊ばれる。
そんなもの――
最高ではないか🌙
というわけでセツ殿。
此度の敗北、
潔く納めに参った。
敗因はただ一つ。
皆が遊びすぎたことである。
まっこと草である🌙

