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私は、お店のコンセプトに守られていた【風俗】


    風俗の仕事を辞めてから、

    「あのお店だったから続けられたんだろうな。」

    そう思うことがあります。

    働いていた頃は、
    そこまで深く考えたことはありませんでした。

    でも今振り返ると、

    私は、お店のコンセプトに守られていました。

    私が働いていたお店は、

    「男性が受け身でいられること」

    をコンセプトにしたお店でした。

    来てくださるのは、
    自然とマゾ、もしくはマゾ寄りの男性が多くて。

    以前も書いたように、

    私は「自分から責める」という接客をしていました。

    でも、それは最初からできたわけではありません。

    それも、お店から教えてもらったものでした。

    最初は、

    「そういう接客なんだ。」

    くらいに思っていました。

    でも今振り返ると、

    あの接客の型そのものが、

    私を守ってくれていたんだと思います。

    私は、

    触られないために、

    自分から責める。

    会話をリードする。

    空気をつくる。

    そうやって、

    少しずつ「源氏名の私」を作っていきました。

    もし、

    あのお店でその接客を教わっていなかったら。

    私は風俗という仕事を、

    まったく違うものとして受け取っていたかもしれません。


     
     
    30代。元風俗嬢。 風俗で出会った人たちのこと、AI美女をつくる今のこと、日々の中で心に残ったこと。 過去も今も、心が動いたものを言葉にしています。

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