
【エッセイ】生き恥マッチポンプ
ときに「恐竜の玉子」というアイスをご存じだろうか。
最初はゆっくり、ラストスパートで堰を切ったように袋内のアイスがあふれ出し
力技で口内にバニラアイスを噴射してくれるアイスである。
結果口まわりが乳飲み子かのごとく汚れるのも、このアイスの醍醐味。
私の地域では「おっぱいアイス」の愛称でも知られた。
この由来にたいしてぴんと来ない方は、
当アイスの形状を検索いただければと思う。
ということで、先週から会社を休んでいる。
積もり積もったストレスの恐竜の玉子が爆発し、
頑張れなくなった状態になってしまったからである。
正しくは、「自分以外の人のために」頑張れなくなった。
「いや仕事は自分のためにやるものだろう!自分以外の人のためなんてそもそも考えなくていいんだよ!」
と言う方もいらっしゃるかもしれない。
しかし、特段やりたくない仕事のなかで最低限のモチベーションを維持するとき、
自分の中から湧き出てくるものだけでは成り立たない人間もいるということもご理解いただければと思う。
少なくとも自分は、そのように割り切れるほど成熟した人間ではないのだ。
やる気があるのではなくその逆で、もともとが後ろ向き故この部分で首の皮一枚つながっている状態だったのだ。
このような状態なので
精神のリソース不足を補わねば生活も成り立たぬと、仕事を休んでいる。
不調により仕事を休むこと自体を「生き恥」とはさらさら思っていないのだが
私の場合、自分から仕事を引き受けすぎたことと
いい年して会社で涙してしまったことはやはり「生き恥」だと思ってしまう。
特に、完成度や効率のため
あるいは他者の能力を信じきれない自分の傲慢さのために他業務を巻き取ってしまい
結果キャパオーバーで恐竜の玉子を自らの手で開封したことに関しては、
もはや「生き恥マッチポンプ」というほかない。
吐いた唾がスコールになって降り注ぎ全身唾液でずぶぬれ。つらい。
さんざん恥の多い人生を送ってきたとはいえ、恥をかくことに慣れるわけでもなく。
休みの間も羞恥心から「あ~~~~~~~~~~」と突如発声しては
ねこが毛を逆立ててつま先立ちになっていた。
会社が絡まなければわりとメンタルが健全なので
このように自身の気持ちの整理もかねてnoteも書いているのだが
ふと「コンテンツ化することもマッチポンプといえばそうか…」
といった気持ちも湧き上がってきて
そうなるとここでも「あ~~~~~~~~~~」が出る。
普段noteなんてろくに書いてないくせに。
こんな時だけ調子いいやつ。
自我が冷凍庫の扉を開けようとするのを、防衛本能が必死に抑えている。
そんな脳内がやかましい私の吐き出しnote
いつまで続くかわかりませんがありのままに書いていきます。
ちなみにアイスはパルムが好き。