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健康・病気「噛み合わない」人間関係

    ねこつう

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    散歩中に見た植物の紹介

    ◆

    ちょっとシリアスな話です。炎上している本と関わる自分の問題とか、感じたことの話です。
    このテーマは触れたくなかったんですけど、どうにも、伝えざるを得ないと感じました。

    ◆

    人間同士、うまく噛み合わないと、疲れたり、イライラしたりする。
    それは、当然のことだ。相性というものがある。
    ただ、そこから簡単に離れられない状況にある場合がある。
    家族、学校、仕事場、ご近所さんなどだ。
    家族も、学校も、ご近所さんも簡単に変えることは難しい。

    ご近所は、昔ほどは、濃密な関係ではないと思うが、それでも、簡単に引っ越せるものではないので、うまく噛み合わない人がご近所にいると、いろんな調整が必要になる。

    そう、調整。

    今、炎上している本がある。職場にはびこっている困った人をうまく動かす方法を指南する本で専門のカウンセラーの書いた本だという。
    そして、病気や障害の名前を挙げながら、動物のイラストで分類して、こういう人は、こうするといいと指南しているようだ。
    まだ、4月18日現在で、発売されていないので、表紙と目次しか見ていないわけだが、いろいろ複雑な思いを持った。

    私は、診断は降りていないが、アンバランスさは抱えているし、線維筋痛症という病気にかかって、感覚過敏や注意の振り分け方が、病気の前と違って、非常にコントロールしにくく日常生活が大変になった。ほかにも、いろいろな症状や困っていることを抱えている。

    仕事も会社務めができない健康状態で、そういう意味では、私も、はびこっている使えない困ったコントロールできない人ということになる。いや、会社に勤めてない私は、会社にはびこることすらできない存在か。

    ◆

    自分が、当たり前のことができない、気遣いが疎かになったりアンバランスになるなど、そういう自分にぶつかるたびに、辛い気持ちになる。
    人の役に立てないことも多いし、かえって、人に不快な思いをさせることもあると思う。それを思うと心が痛む。

    間違っている考えだと言い聞かせるが「自分は生きる価値があるんだろうか」という思いに取りつかれることは、しょっちゅうある。

    この本を見て、なぜ、こんなに複雑な思いになるのか。自分でも最初よくわからなかった。
    「人は人、まあ、そういう考えの人もいるのか」と思い込もうとしたけれど、難しかった。
    この本を出版することに関わった人には、もっと、わからないかもしれない。

    ◆

    「自分が、頑張れない、能力の低い社会のお荷物だ」と自分自身に対する良くないイメージ。

    それは、こびりついていて、あの表現の仕方は、そこを強く刺激されるからなのだ。
    自分に対する差別が、自分を傷つける。
    うまくいかない経験を積み重ねると、過剰な不安や心の傷を抱えることになる。
    それは、私が乗り越えなければならない課題だとも思っている。今は、残念なことに、克服できないでいる。

    そのことについて、個人のSNSやブログなどの軽いノリの投稿ではなく(個人でも軽々しくこのテーマで書くのはどうかと思うが)、出版社を通した、専門家の書いた書籍に、そういうトラウマに配慮して書いてほしいというのは、期待をし過ぎだろうか。
    書くのは構わないと思う。その上で、慎重さを求めてはダメだろうか。

    ◆

    最初に述べたように、健康な人にとって、いや、健康じゃない人同士でも、いろいろあるのだが、人と人は、相性が悪くても、噛み合いにくい人とも、一緒にやっていく必要がある。それは、本当に切実なことだ。そこから移動・移籍ができれば、それに越したことはないが、それが難しい場合がある。

    病気や障害を抱えている人にとってもそうだし、健康な人にとってもそうだ。
    他人の持っている良い所、難しい所は、わかりにくい。
    病気や障害を抱えていると、なおさら難しくて、一緒に何かをするのが難しい場合がある。

    簡単に離れることができない立場の中、噛み合わない負担で、それこそ、お互いに心の病気を発症したり、悪化したりということもあると思う。

    だから、そうならないための方法を模索する本は
    たくさんニーズがあると思うし、書いてほしい。困っている人の側の私としても、そう思う。

    でも、病気や障害、とくに脳や精神に関わることは、非常に複雑で個人差が大きい上に、センシティブな問題だ。

    病気や障害を持っている人は、健康な人を困らせ負担をかける存在、というふうに思ってしまう人がいるのは、心情として理解できる。

    でも、人間が人間を「うまくコントロールしてやろう」という気持ちで、向き合おうとしても、絶対にうまくいかない。
    それは、相手に伝わってしまうから。問題を抱えている人には、より敏感に伝わる。

    病名や障害名を、公的な出版物で出すのなら、本当に慎重にしてほしい。

    伝え方や表現の仕方で、対立を煽ったり、差別が大きくなったり、病気や障害を抱えている人が、いっそう、苦しい立場になって、場合によっては、命さえ失われるかもしれないのを危惧している。

    書くなと言っているのではない。
    少しでもお互いが理解しあえて、仕事・生活が良くなる方法を持っている人は、ぜひ書いてほしい。

    言語化は大事だ。立場が違う者が、歩み寄るためには、言語化して、ある程度双方の事情がわかる必要がある。
    参考になるものがあれば、それは、大きなコミュニケーションの材料になる。

    でも、心の問題の専門家であり、本を出すプロの出版社なら、よくよく、そこを考えて、よく学んでから、出版してほしい。
    切に願う。

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    三つのことをやらせていただいてます。 ◆声劇・ボイスドラマのシナリオ書きやボイスドラマ製作 ◆散歩中に見つけた植物のご紹介 ◆持病の療養に関するエッセイ執筆 何屋かわからない雑多な場所になっていますが、 サイトマップで分類しているので良かったら覗いてみてください。☺

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