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10分歩く所から始めたこと

    ねこつう

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    ◆

    私の住んでいる地域は、だいぶ、朝晩は、冷えてきまして、夜、コンビニに出かけた時、少し肌寒さを感じました。
    皆さまは、いかがお過ごしでしょうか。

    話し方や声のリハビリをしたことは以前お伝えしたのですが、
    歩く練習をしたときのことを今回はお伝えいたしたいと思います。

    ◆

    線維筋痛症という病気も、個人差が凄くあるので、
    私の場合はこうだった、というふうに、
    聞いていただけたらと思います。
    当時、
    頭はガンガンするし、座っていたら、
    椅子に触っているおしりの部分や腰が痛い。
    寝ていても、布団と触れている部分が体重で痛い。
    立っていても、足の裏が痛い。
    点字ブロックなんかを踏んだら、もっと痛い。
    そんな感じでした。
    それで、最初、病院に行くのにタクシーを使わざるを得なかったのですが、
    経済的にタクシー通院を続けるのは無理なので、
    歩けなくなったら、治療を諦めるしか無くなってしまう状況でした。

    ◆

    病院の待合室でも、
    座っていられず、
    かといって立っていても
    足が痛いので
    壁に額を両手で覆い隠すように寄りかかって
    ――だるまさんが転んだの鬼
    をやるような姿勢といったらいいでしょうか――

    腕と足に少しだけ体重がかかるように

    できるだけ重みがかかる力と面積を減らして、
    耐えていたこともあります。

    ◆

    悪循環が重なり、筋力も無くなり、
    ほかの病気を併発して、
    完全に寝たきりになって、
    ようやく公的な助成が得られるようになった人の話を、
    聞いたことがあります。

    そういう状態になる前に何とかしたいと思いました。
    それで、5分立っている練習をしたのですが、
    疲労と痛みで続かない。

    ◆

    そんな時に、以前、どこかで聞いた
    瀬戸内寂聴さんの話を思い出したのです。
    あの方は、本当に強い方ですが、
    92歳で、ガンを患い、その闘病中に圧迫骨折にもなってしまったのです。

    「私は、本当にノーテンキな人間で、憂鬱なことなんか、一つなかったんだけど、
    この時は、鬱になってしまって『このままだったら、本当に死ぬ』と思って、庭に出たんです」
    と寂聴さんは、そんなふうな意味のことを言っていたのです。

    庭に出たことで、流れが変わったと。結局、寂聴さんは、そこから復活され、作品も書くようになり、99歳まで生きられました。

    ◆

    このままだったら、死にはしないかもしれないけれど、
    激痛で動けない上に、睡眠不足と疲労で、だんだん精神もおかしくなっていくに違いない。
    そういう状態に陥るのは耐えられない「動けるうちに自死するか」、それとも「背水の陣で何かをやるか」と考えました。
    凄く悩んだあげく『今さら何を失うことがあるか』と思ったのです。
    それで、外に出て歩く練習を始めようと思いました。

    ◆

    冬だったので、早朝、体を風呂で温めて、カイロを体に8枚くらい貼って、歩き出しました。

    最初、歩数で歩く距離を調整しようとしたのですが、
    そろそろ歩いてしまうせいらしく、歩いても歩数計でカウントされなくて、
    困ってしまいました。
    それならば、時間で区切ろうと思ったのですが、
    今度は、疲労と精神症状で、時間の計算ができない。
    もともと苦手だったのが、さらに簡単な計算すらできなくなりました。

    認知症の検査で、70から逆に数えていくとか、
    運動しながら、計算をするというものがありますが、
    リハビリの運動中に、ふつうに1から数えているだけなのに、
    回数が途中でわからなくなる。そんな感じでした。

    ◆

    それで、時計を見て、5分後、これくらいなら理解できましたので、歩いたら経ったら戻れば、たぶん、約10分になるはず。ということで、10分から歩き始めました。
    最初は、きつくかった。
    でも、だんだん、12分で折り返し、13分で折り返し、20分、25分と増やしていったのですが、別の問題が出てきました。

    足首も痛くて、かけ布団の重さに負けて、痛みを生じていたし、
    膝も痛かったのですが、それが、さらに悪化したのです。

    ◆

    それで、いろいろ考えて、以前、お話したことがあるのですが、自転車に乗れないかと考えて、自転車でリハビリをするようになったのですが、
    そのことについて、次回、もう少し詳しくお話しようかと思います。

    最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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    三つのことをやらせていただいてます。 ◆声劇・ボイスドラマのシナリオ書きやボイスドラマ製作 ◆散歩中に見つけた植物のご紹介 ◆持病の療養に関するエッセイ執筆 何屋かわからない雑多な場所になっていますが、 サイトマップで分類しているので良かったら覗いてみてください。☺

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