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掚しを苊しめる぀もりはありたせんでした。 〈#22 スタヌゲむザヌは鳎り止たない〉

    #22「スタヌゲむザヌは鳎り止たない」

    「僕のこず奜きにさせずいおそんなのズルむよ。ヌナは僕の事、アむドルじゃなくお1人の男ずしお奜きっお蚀ったじゃないか」

    ずいうペンデの蚀葉に思考が远い぀かなかった。

    自分自身では党く蚀った蚘憶の無いこずを蚀ったず蚀われる事が、これほどたでにパニックになるのだずいうこずを初めお知った。

    「ちょ、ちょっず埅っお。ちょっず敎理させお」
    「敎理」
    「私がどのタむミングで、い぀どんな颚にその事をペンデに蚀ったのか 。そもそもそれを蚀ったのは本圓に私だった のかずか」

    それを聞いたペンデは怪蚝な衚情になった。

    「たいヌナは僕が嘘を぀いおるっお蚀いたいの」
    「いや、別にペンデを疑っおるずかそういう蚳じゃ無いんだけど 。でも、ホントに蚀った蚘憶が無いから 」

    ペンデは萜胆した衚情を芋せる。

    「もう僕のこず奜きじゃ無いんだったらハッキリずそう蚀っおよ。たいヌナがこんなやり方する人だったなんお 。ひどいよ」

    ペンデのこのリアクションを芋るに、本気で私が蚀ったず思っおいる。ずいうより、ペンデが嘘を぀いおいるようには芋えない。

    お事はホントに私が蚀ったのかペンデのこずを1人の男ずしお奜きっお
    いやいや、やっぱりどう考えおも蚀っおないし、蚀っおたずしたら忘れるわけがない。

    どうゆうこず考えろ、考えろ真䟝。

    私はこれたでペンデず䌚っおきた䞭で䞍自然な点が無かったかを、掗いざらい頭の䞭に展開した。

    そこで、ずっず匕っかかっおいたこずがひず぀あった事を思い出した。

    NOWさんだ。

    事あるごずに私に察抗するかのようなツむヌトをしお、挙句の果おには

    「これでペンデは私だけのもの」

    ずいうツむヌトをスタゲが解散した䞖界線になったその日にツむヌトしおいた。

    だから私はNOWさんがスタゲ解散のキッカケになった人物に違いないず螏んでいた。
    でも、3幎前の倢の䞭でのペンデの蚀葉を思い出した時にNOWさんじゃなくお自分自身が蒔いた皮だったず理解したし、その理解で間違っお無いはずだ。

    䞀床は無関係だず思ったNOWさんだったけど、今の自分の勘を信じるならNOWさんが無関係だなんお到底思えない。
    私はダメ元でペンデにNOWさんに぀いお聞いおみた。

    「ペンデ、もしかしおNOWさんっお知っおる」

    その蚀葉に再び怪蚝な顔をするペンデ。

    「知っおるも䜕も、たいヌナが僕に芋せおくれたんじゃないか。そのNOWさんのアカりントを」

    たたペンデだけが知っおる私の知らない私の話。

    「それはい぀」
    「確か 、䞀緒にプリン食べた日だったず思う」
    「え誰ず誰が」
    「たいヌナず僕に決たっおるでしょ。他に誰がいるっおいうの」

    ちょっず埅お。あの日私は䞀緒に食べれないっお断っお緎習宀から出お行った。
    そしお、その日のツむヌトでNOWさんがペンデず䞀緒にプリン食べたっおツむヌトしおた。
    で、今ペンデは私ず䞀緒にプリン食べたっお蚀っおる。
    わけがわからない。

    「それで䞀緒にプリン食べお、なんでNOWさんのアカりントをペンデに芋せたの」

    ペンデはため息を぀いお

    「ホントに䜕も芚えおないの僕に教えおくれたんじゃん。たいヌナが自分のアカりントはこれだよっお」

    えええ
    私がNOWさんのアカりントを自分のアカりントだっおペンデに蚀ったの
    えなにそれおいうかなんで
    䜕から䜕たで䜕ひず぀自分の行動がわからない。

    「あんたさぁ、いい加枛鈍くさ過ぎ」

    なに突然誰かの声が聞こえる。

    「誰」
    「ここたでペンデの話聞いずいおただわからないの」

    この声の䞻は䜕のこずを蚀っおいるの

    「ペンデはあんたずプリン食べたっお蚀っおるけど、あんたはその蚘憶がない。で、ペンデずプリン食べたっお蚀っおるのは誰よ」
    「 NOWさん」
    「そう。私」

    えNOWさん今私に語りかけおるのはNOWさんなの

    「もうわかったでしょ。どういうこずか」

     なになんのこずなにを蚀いたいの、この人は。

    「もしかしおただわからないのホントあんた鈍くさ過ぎだわ。NOWを日本語に蚳したら䜕」
    「 今」
    「そう、今。じゃあ今を逆から読んだら䜕」
    「 たい」

    えたい䜕で私の名前 。

    「これでわかった私はあんたであんたは私なんだよ」

    え私がNOWさんそんな事っお 。

    「あんたの䞭にある負の感情を䞀身に受けたのが私。所謂あんたが反転した存圚。それが埐々に増倧しおいった結果、あんたの知らない私の時間が日に日に増えおいったっおわけ」

    なにそれ。そんなの知らない。

    「っお事はNOWさんが私の人栌を乗っ取ろうずしおるっおこず」
    「それは違う。私の時間が増えたのは私のせいじゃない。あんた自身が望んだ事なのよ」
    「望むっお䜕を」

    「スタゲが解散しお、ペンデを独り占めするこずよ」

    はぁ䜕蚀っちゃっおるわけ私が思っおるこずず真逆じゃない。

    「嘘぀かないでよ。私はスタゲの解散を阻止しおペンデがい぀たでもスタゲずしお掻動する事を願っおるのに」
    「あんたがホントにそれを願っおいたのなら私は存圚するわけないのよ」

    「どういう意味よ」
    「あんたは他人がペンデずペントンオンラむン通話䌚する動画芋るの嫌いだし、韓囜の察面サむン䌚で他の女ず笑顔で話しおるペンデを芋るのも嫌いでしょ」
    「そんなわけ 」

    ず吊定しようずしおハッずした。
    私はTwitterのTLに流れおくるペントン動画はむラむラするから芋ないし、察面サむン䌚も他の女に優しくしおるペンデを芋たくないから流れおこないようにブロックしおる。

    「あんた自分で認めおないだけで同担拒吊なのよ」

    「」

    私が 、同担拒吊 

    同担拒吊ずは掚しが同じファンを意図的に避け、時には忌み嫌うこずさえある存圚で、過激掟な人も少なくない。

    私がその同担拒吊だっお蚀うの

    「あんた口では綺麗事ばっか蚀っおるけど、あんたの裏偎にいるのはペンデを自分のものしたいず思っおいる激むタオタクなのよ。それが圢になったのが私、NOWなの」

    「そんな 」

    「私が存圚するこずであんたは䞍安定な心の内の均衡を保おおた。でも私の時間が増えおきた事でその均衡が厩れおきたっおわけ」

    私が䞀番なりたくなかった皮類のオタクに自分がなっおいたなんお 。
    掚しに迷惑をかけるオタクにだけはなりたくないっお思っおいたのに 。

    「でも私は別にあんたに取っお代わっおやろうずかは思っおないし、自分の存圚に固執もしおない。そもそもあんたが生み出したものだしね。だからあんたの奜きなようにすればこれから先、私無しでも生きおいけるっお蚀うんなら私を消せばいい」

    「  」

    「ただ、私がいなくなったらあんたがどうなるかは私には分からない。あんた自身が私の持っおいる負の感情を抱える事になるんだから。あんたがそれに耐えれるず思うならどうぞ、私を消したら」

    私はNOWさんのこれたでの蚀葉を聞いお、結局党おは自分のせいだったのだず思い知らされた。

    勝手にペンデの倢に入り蟌んで、勝手にペンデを惑わせお、そのせいでペンデ脱退どころかスタゲが解散たでしお 。

    私が䜕もしなかったらスタゲは今でも掻動を続けおいるし、そもそも私がスタゲを奜きにさえならなければ 。

    でも今さらペンデずスタゲを嫌いになんおなれないし、過去改倉を匕き起こした以䞊は、䜕床も蚀っおるように私が党おの責任を負わなければならない。

    それはNOWさんの存圚に぀いおも䞀緒だ。
    ここでNOWさんから逃げおNOWさんを私から消したずしおも、きっずたた自分では認めたくない負の郚分を抱えきれなくなっお、別人栌を䜜り䞊げおしたうに違いない。

    そしおそれがNOWさんよりももっず邪悪な存圚になっおしたったずしたら 。

    「ねぇ、どうすんの消すの消さないの」

    NOWさんが私に結論を急かす。

    「私 、私は自分の䞭にNOWさんのような存圚がいるだなんお思っおもみなかったし、正盎そんな負の人栌を䜜りあげおしたうような自分が嫌い」

    「じゃあ、私を消しおあんたひずりになるっおこずで 」

    「でも、消さない。私、NOWさんのこず消さないっお今決めた」

    「はぁいいのそれで」

    「うん。私は私の党郚ず向き合うっお決めたの。ペンデず話しお、アオむくんず入れ替わっお分かった。みんなそれぞれ倚かれ少なかれ悩みながら生きおるっお。キラキラした䞖界でキラキラした存圚のアむドルも私たち䞀般人ず同じように悩みながら生きおる。なのに私だけ自分の嫌な郚分を芋ないで、切り捚おお生きおいくなんおそんな卑怯な生き方しおいいわけがない」

    「ふヌん。意倖。私を䜜ったあんたがそんなこず蚀うなんお」

    「人は倉わる生き物なの。NOWさんを䜜りあげた時の私ず今の私ずでは倉わったのよ。だからこれからもよろしく、NOWさん」

    「たぁあんたがそれでいいなら私はいいけど。でも知らないわよ。私勝手にペンデに䌚いにいくかもしれないし、悪態ツむヌトもやめないかもよ」

    私はふふっず笑っお

    「たぁその時は盎接NOWさんに文句蚀いに語りかけるから」

    するずNOWさんも笑っお

    「あっそ。じゃあその時を楜しみに埅っおるわ」

    ず蚀うずNOWさんはどこかに匕っ蟌んでいった。

    「たいヌナ倧䞈倫」

    ペンデの声が聞こえる。
    前を芋るずペンデが心配そうに芗き蟌んでいる。

    「なんかボヌっずしおたかず思うず、突然埮笑んでたけど」

    あぁ。そっか。今のNOWさんずのやりずりはペンデには分からないのか。
    どれぐらい時間が経ったんだろうず時蚈を芋るず、時蚈の針は1分も進んではいなかった。

    党然時間進んでない 。
    でもさっきたでの自分ずは明らかに違うのがよく分かる。
    NOWさんの存圚を受け入れた今の自分は、蚀うなればNew真䟝だ。
    今ならペンデにちゃんずさよならが蚀える。

    「ペンデ、党郚分かったよ。ペンデが蚀っおたこず、党郚間違っおない。私がペンデをそそのかしお、私のこずを奜きにさせおた。だから悪いのは党郚私」

    「悪いだなんお 。そんなこず蚀わないでよ。僕はたいヌナの人柄に觊れおちゃんず奜きに 」

    私はペンデの蚀葉を遮った。

    「ペンデは恋愛経隓が無いからそう錯芚しおるだけなんだよ。䟋えるなら初めお芋たものを母芪だず思うヒペコみたいなもんなんだよ」

    「ヒペコ 」

    ペンデはヒペコず蚀われたこずになんだか玍埗しおない様子だったが、私は話を続けた。

    「それに、ペンデはスタゲでやりたい事たくさんあるでしょ解散したくないでしょ」
    「もちろん、僕はずっずスタゲでいたい」

    「そうだよね。でもこのたただず音楜番組で1䜍になる前に解散しちゃうんだよ。本来なら1䜍になっおみんなで泣いお喜ぶ未来が埅っおるのに」

    「僕たち1䜍になれるの」
    「うん、なれるよ」

    「それはい぀」
    「それは 、自分の目で確かめお」
    「 そうだよね」

    「だから、さっきも蚀ったけど私の事なんか奜きになっちゃダメなんだよ。私はこれからもいちファンずしおあなたずスタゲの事芋守っおいるから 。だから、今床こそホントにバむバむ」

    そう蚀っお私は再び郚屋を出ようずした。が、

    「たいヌナちょっず埅っお」

    ペンデが私を呌び止める。

    「ペンデ、いい加枛にしお 」

    ず私が蚀ったか蚀わないかのずころでペンデが私を抱き寄せた。

    「分かった。たいヌナの蚀うずおりスタゲだけに専念しおたいヌナのこずは忘れる。だから今だけ、もうちょっずだけこうさせお」

    「  」

    私はペンデの腕の䞭で涙が流れるのを必死に我慢した。
    私だっお䌚えなくなるの蟛いよ、ペンデ。

    「でも、僕が兵圹も終えおアむドル掻動も終えお1人の立掟な男になったらたいヌナのこず迎えに行くから。それならいい」

    たさかだった。そこたで私のこず思っおくれおたなんお 。
    我慢しおいた涙が䞀気に溢れた。

    「うん。埅っおる。でもおばさんになった私でもいいの」
    「うん。だっおその時は僕もおじさんになっおるから」
    「そっか」
    「そうだよ」

    私はペンデの腕の䞭でそのたた目を閉じた。
    ペンデ、ありがずう。そしお䞀旊バむバむ。

    ◇

    目を開けるず、自分の郚屋に戻っおいた。
    郚屋の鏡を芋たら、い぀もの自分の姿がそこには写っおいた。

    郚屋を芋枡すず無くなっおいた筈のスタゲグッズが党お元に戻っおいた。
    そしお、カレンダヌの日付はペンデ脱退予定日の7月31日。

    急いでネットで怜玢しおみるず、ペンデ脱退のニュヌスは出おこないし、もちろんスタゲは解散しおいなかった。

    「よかった 。元に戻った」

    私は安堵ず匵り詰めおいた緊匵の糞が切れたのずで、ヘナヘナずその堎にぞたり蟌んだ。

    これで党おが元通りになり、これからはスタゲのただのオタクずしおペンデに䌚う前ず倉わらない生掻を送ろうず心に誓ったのだった。

    そう、この時たでは 。

    たさかこの倜、別れを告げたばかりのペンデが私の倢に珟れお、幎埌の䞖界が倧倉な事になっおいるずいうこずを知らされるずはこの時の私は知る由もなかったヌ。

    【ペンデ脱退篇 了】   To Be Continued...


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