
ドライブ中に立ち寄った宿場町が心に残りました。(山梨県 赤沢宿)
山梨県の温泉地を目的にドライブ中に立ち寄った場所。
あるアニメの聖地にもなっており、街の雰囲気が魅力的な場所でした。
赤沢は中世から長い歴史を持つ宿場町で、身延山と女人禁制であった霊場七面山を結ぶ参道の一部として栄えてきました。
江戸初期には、徳川家康の側室であったお萬の方の働きかけにより、七面山の女人禁制が解かれて山岳信仰の講が盛んに。
旅籠や強力などが活躍するなど、宿場としても非常に重要な役割を果たしていました。
また大正から昭和期にかけて身延線が開通し、参拝客がさらに増加。赤沢宿も大いに繁栄しました。しかし、昭和30年代に入ると道路の整備が進み、交通が便利になることで宿を利用する人々が減少。
今では宿場としての活気は失われましたが、昔の風情を色濃く残した街並みが今も大切に保存されています。そして平成5年には、国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも認定されました。



赤沢宿を訪れるには車で狭い道を登りながら進み、最上部にある駐車場に車を停めることになります。その道のりが少し大変でしたが、深い山の中で今も人々の暮らしが息づいていることに心打たれました。
石畳がきれいに整備され、脇に並ぶ古民家が昔ながらの風情を色濃く残しており、歩いているだけで歴史に触れることができました。
少し散策した後、軽食が楽しめる「清水屋」というお店に立ち寄りました。
私はそこで豆餅を注文しましたが、これがとても美味しく、温かい豆餅は甘みが程よい味でした。
店の方が「寒いでしょう」と、こたつの電源を入れていただき、外の景色を眺めながらまったりと過ごすひとときは、贅沢な時間でした。





私が訪れたのは午前中だったため比較的静かに過ごせましたが、昼頃には登っていく車が増えてきて徐々に賑やかさが増してきました。
古き良き時代を感じることができる赤沢宿。
自然と歴史が融合したこの場所は、心温まるひとときを提供してくれます。