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Photo bykazu0427

〔詩〕天空の楽譜

    十数本の電線が空を横切れば
    向こうにはぐれ雲の音符が浮かぶ
    きっとこれは天空の楽譜
    天使たちはこの曲を歌い奏でるのだろう


    地上の五線譜しか知らない私には
    天使たちの歌声は届かない
    どんなに美しく
    清らかな歌声だとしても
    カチカチに凍り付いた頑なな心は
    その存在すら否定してしまう


    耳を澄ませてみても
    届くのは気怠い街の喧騒
    行き交う車は不穏をはらみながら
    平和で安全な仮面をかぶっている
    それでも


    ふと口遊みたくなる天空のメロディ
    それは遠い過去の記憶か
    遠い未来に行き着く場所か
    もしくは
    決して届かない憧れか
    今の私には分からないけれど


    読めない楽譜を見つめ
    声にならない思いに手を伸ばす
    掴めないならそれでいい
    でも
    そこにある何かを忘れたりしない


     
     
     
    気まぐれに詩やショートストーリーなどを投稿しています。気が向いたら遊びに来てくれると嬉しいです。ぼちぼちと更新していく予定ですので、どうぞ皆さま、よろしくお願いします。

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