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Photo by4yournote913

〔ショートショート〕集塵トイレ

    ネコハル

    AとBは夜の公園へ逃げ込んで大笑い。
    「見たか、あの店主の顔!」
    「俺ら、金払わねえで、一番高い料理を食いまくったからな」
    「ちょっとナイフ見せてタダにしただけだろ?」
    「それ、脅しだ」
    この二人はいつも誰かを騙したり、脅したり。それしか能がない。
    「ん?あんな所にトイレあったか?」
    暗い公園の奥に、ポツンと灯りが見える。公衆トイレに見えるが、この公園のトイレは二人が面白半分に壊した筈だ。近くまで行くと説明書きがあった。
    「近くの塵を集め消し去る『集塵トイレ』です。ボタンを押して美しい社会に!」
    Aはゲラゲラ笑いながら「何だ、これ」とボタンを押そうとしたが、Bが止める。
    「待てよ。俺達が消えるなんて無いよな?」
    Aはまだ笑いながら言う。
    「ねえよ。消えてもお前だけだろ」
    Bは真顔になった。
    「いや、お前よりマシだ」
    「何だと!」
    その時、店主が二人に追いつき、迷わずボタンを押した。するとゴーッという音と共にAもBも建物に吸いこまれ、消えた。
    (完)


    遅くなりましたが、こちらのお題で書きました💦

    たらはさん、いつもありがとうございます。今回、締切をうっかり過ぎてしまったので、回収が難しければ遠慮なくスルーしてください!
    読んでくださった方、どうもありがとうございました。

     
     
     
    気まぐれに詩やショートストーリーなどを投稿しています。気が向いたら遊びに来てくれると嬉しいです。ぼちぼちと更新していく予定ですので、どうぞ皆さま、よろしくお願いします。

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