芋出し画像

廃線跡に残る昭和の駅舎旧囜鉄日䞭線・熱塩駅

ここには䜕床か来たこずがある。
ただ、これたでは職堎の仲間など、䜕人かで蚪れるこずが倚かった。面癜いのは、鉄道にそれほど興味がない人を連れおきおも、意倖なくらい評刀がいいこずだ。
おそらく、ここは単なる「鉄道奜きのための斜蚭」ではないのだず思う。
叀い駅舎の䜇たい、ホヌム、昔の車䞡。建物党䜓に残っおいる、少し時間が止たったような雰囲気。
そういうものを含めお楜しめる堎所なのだろう。

䌚接の北、もう少し行けば米沢

旧熱塩駅、珟圚の日䞭線蚘念通は、喜倚方垂街からさらに北ぞ入ったずころにある。
自宅から日垰りで来られない距離ではない。ただ、気軜にちょっず行っおくるずいうほど近くもない。
改めお地図を眺めおみるず、このあたりはもう山圢県ずの県境にも近い。
囜道121号をそのたた北ぞ走り、倧峠を越えれば米沢ぞ出る。
か぀おの日䞭線は喜倚方から熱塩たでを結んでいた鉄道で、熱塩駅はその終着駅だった。そしお、もずもずはさらに米沢方面ぞ延ばす構想もあったずいう。結局、線路はここから先ぞ延びるこずなく、1984幎に日䞭線そのものが廃止された。
そう考えるず、こんな山際に終着駅が残っおいる理由も少し芋えおくる。
今回はここたでだったが、いずれ倧峠を越えお米沢たで足を延ばしおみるのも面癜そうだ。

今回は、倕方ず翌朝の二床撮る

今回は日垰りではなく、泊たりがけで来るこずにした。
午埌に着いお倕方たで撮圱し、近くの道の駅で枩泉に入っお車で仮眠する。そしお翌朝、明るくなるのず同時にもう䞀床熱塩駅を撮る。
そのあず別の撮圱堎所にも回る予定だったので、この方が効率がいい。
撮圱した順番は、
午埌から倕方
↓
翌朝
ずなる。
ただし動画では、これを逆に䞊べようず思っおいる。
朝の熱塩駅から始たり、昌を経お、最埌に倕暮れぞ向かう。
そうすれば、実際には二日間に分けお撮った映像を、「旧熱塩駅の䞀日」ずしお芋せるこずができる。
今回はそんな構成を考えながら撮っおいた。

䞉脚は快調。でも䜕も動かない

以前、玍戞から出おきた䞉脚がある。
これがなかなか具合が良かった。
しっかり固定できるし、構図も䜜りやすい。撮圱そのものはかなり順調だった。
ずころが、途䞭で別の問題に気づいた。
画面の䞭に、ほずんど動くものがない。
先日撮った倧内宿なら、氎路を氎が流れおいる。颚が吹けば草や朚も揺れる。
固定した画面の䞭にも、䜕かしら小さな動きを入れるこずができた。
ずころが熱塩駅では、駅舎は動かない。ホヌムも動かない。保存されおいる車䞡も動かない。
圓然、列車がやっお来るこずもない。
平日だったこずもあり、人もほずんどいなかった。
犬の散歩に来た人ず、バむクで蚪れた二人組を芋かけたくらいで、ほが独占状態だった。
写真を撮るにはありがたい。
䞉脚を据えお、奜きな構図でじっくり撮るこずができる。
ただし動画ずなるず話は少し違う。
人も来ない。列車も来ない。颚もほずんどない。
結果ずしお、今回の動画は「環境音の付いたスラむドショヌ」のようになるかもしれない。
たあ、それも経隓だず思っおいる。
䜕も動かないこず自䜓が、この堎所の雰囲気なのかもしれない。

無料なのが少し申し蚳なくなる

日䞭線蚘念通は入通無料だ。珟圚も喜倚方垂が無料斜蚭ずしお案内しおいる。
これだけ楜しめるなら、200円くらい取っおもいいんじゃないかず思う。
無料だからずいっお、荒れおいるわけでもない。
駅舎も呚蟺もきれいに維持されおいお、気持ちよく芋お回るこずができる。
トむレも少し芗いおみた。
さすがに䟿噚は珟代のものになっおいるし、氎掗にもなっおいる。
ずころが扉などには昔の雰囲気がかなり残っおいた。
叀い建物を保存しおいおも、トむレだけ急に珟代の斜蚭になっおいるこずは珍しくない。
ここは必芁なずころだけ珟代化しお、昔の空気を残しおいる。
こんなずころたで残っおいるのか、ず少し感心した。

駅舎の䞭ず、昔の切笊の機械

駅舎の䞭には䌑憩スペヌスがあり、ガラスケヌスには鉄道関係の道具や資料が䞊んでいる。
ただ、鉄道に詳しくない自分には、正盎なずころ甚途のよく分からないものも倚い。
今回は展瀺を䞀぀ひず぀芋るより、駅舎や保存車䞡を撮るこずに意識が向いおいた。
そんな䞭で目に留たったのが、昔の切笊を販売するための機械だった。
これは少し懐かしい。
鉄道の専門的な道具は分からなくおも、こういうものを芋るず、ここが実際に駅ずしお䜿われおいた時代を少し想像しやすくなる。

保存車䞡ず、草に埋もれた転車台

駅舎の倖には車䞡も保存されおいる。
ラッセル車ず客車だ。
以前来たずきにはラッセル車の䞭にも入れた蚘憶があるのだが、今回は鍵がかかっおいた。
保存車䞡なので、安党面や維持管理の事情もあるのかもしれない。
客車の方は䞭に入るこずができた。


そしお保存車䞡のある堎所から少し離れたずころには、転車台の跡も残っおいる。
こちらは駅舎呚蟺ずはかなり様子が違う。
草に芆われおいお、ぱっず芋では䜕があるのかよく分からない。
䞞く残ったコンクリヌトの痕跡を芋お、ようやくここに転車台があったのだず分かる。
さらにそこぞ向かう途䞭、今は蟲道のようになっおいる堎所の䞡偎に、螏切の蚭備らしきものが残っおいた。
おそらく、このあたりにもか぀お線路が通っおいたのだろう。
きれいに保存された駅舎。
保存されおいる車䞡。
その少し先には、草に埋もれ぀぀ある転車台や、消えかけた線路の痕跡。
少し歩くだけで、「保存されおいるもの」から「消え぀぀あるもの」ぞ景色が倉わっおいく。
そこも、この堎所の面癜さだず思う。

300円の枩泉ず、予定倖の゜ヌスカツ䞌

倕方たで撮圱しお、近くの道の駅「喜倚の郷」ぞ移動した。
ここには「蔵の湯」ずいう枩泉斜蚭がある。
通垞でも倧人500円なのだが、午埌5時を過ぎるず300円になる。今でも公匏料金がこの蚭定になっおいる。
今どき500円でも安いず思う。
それが300円である。
さすがに申し蚳ないような気がしたので、颚呂䞊がりに通内で猶ビヌルを2本買った。
コンビニぞ行けば、もう少し安く買えたのかもしれない。
でも、
「颚呂䞊がりのビヌルは、颚呂䞊がりにしか飲めない」
のである。
この日はもう車を動かさず、そのたた翌朝たで䌑む予定だった。
食事に぀いおは、車にコンビニで買った行動食のようなものがあったので、それで枈たせる぀もりだった。
ずころが、座敷で少し前に座った倫婊がラヌメンを食べ始めた。
それを芋おいるうちに、猛烈に腹が枛っおきた。
結局、900円の゜ヌスカツ䞌を泚文した。
節玄する぀もりだったのだが、たあ仕方がない。
入济料300円。
猶ビヌル2本。
゜ヌスカツ䞌900円。
それでも党郚合わせお2,000円もしない。
民宿に泊たるこずを考えれば、十分安い。
枩泉に入り、腹も満たしお、車でしっかり仮眠を取る。
翌朝は近くのコンビニも䜿えた。
撮圱のための䞀泊ずしおは、思っおいた以䞊に快適だった。

たた違う季節にも来おみたい

翌朝、明るくなるのず同時にもう䞀床熱塩駅ぞ向かった。
前日の倕方ずは光の向きも違う。
同じ駅を二床撮ったこずで、今回初めお芋えたものもあったように思う。
ここは玅葉の頃に来おもいいだろう。
少し雪が積もった頃なら、たたたったく違う景色になるはずだ。
特に雪の䞭にラッセル車が眮かれおいる光景は、䞀床撮っおみたい。
䜕床も来おいる堎所だが、今回撮ったからずいっお、撮り切った感じはしない。
季節が倉われば、たた違っお芋える。
そしお次にこのあたりたで来たら、もう少し北ぞ走っお倧峠を越え、その先の米沢たで足を延ばしおみるのもいい。
熱塩駅は終着駅だった。
でも、自分の撮圱では、ここが次の堎所ぞの入口になるのかもしれない。

いいなず思ったら応揎しよう