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#0 前世でやらかした主婦、”人生の棚卸し”をはじめます。

    私はどうやら、前世に相当やらかしたに違いない。
    極悪人? だから、禊(みぞぎ)が必要なのか。

    ため息の出るような壁にぶち当たるたびに、いつのころからか脳裏に浮かぶようになったセンテンス。

    ままならない人生を前に、どうやら脳が現実逃避を始めたらしい。

    笑って頑張るには、理由が必要なんだろうけども、はぁ…なんてサディスティックな前向きさ。

    世間より2テンポ遅れてハマった韓流ドラマで、とんとん拍子で出世とイケメン彼氏ゲットを成すヒロインに掛けられたセリフ

    前世に、国でも救ったんじゃない?

    を初めて聞いた時には、真逆の発想に笑ってしまった。

    なんと、国救って、やっとそれなのか…。
    応援するよ。ファイティン、ヒロイン!


    はじめまして、カッサンです。

    今世の幸せは諦めて、来世のために徳を積もうと奮闘中。
    そして、絶賛空回り中。
    難ありの性格が、前世でも今世でも、足を引っ張ってくれています。

    神も輪廻転生も、信じてはおりませんよ。ちなみに。

    じゃ、前世持ち出すほど、不幸なの?

    いや、ちと違う。
    大したことないのは自分でも分かっている。

    でもね、

    ①毒親育ち(しかも、貧乏)
    ②旦那とは、別次元的に会話が成立しない(しかも、甲斐性なし)
    ③可愛い子どもたちは、発達障害(しかも、超個性的)

    ごくごく普通の世界では、これだけ重なっているお仲間に出会えることがそうそうない。
    しっかり舵取りできないと、悪循環でピンチの連続。

    しかし、よ〜く考えてみると、物事は点では出来ていなくて繋がっている。
    ①〜③だって因果関係ありあり。
    ピンチだって、やりようでいくらでも避けられた。

    悲しいかな、今となっては結果論だけども。


    乗り越えられない試練を、神は与えない?

    神よ、私は凡人です。買い被るのもいい加減にしておくれ。
    こんなに被せてこられても、処理しきれませんよ。

    普通で良いのです、普通で。
    普通に子どもして、普通に結婚して、普通に母したかった。

    私は、アイスだってバニラ派だし、大好きなスコーンもプレーン。
    ポテチも、うす塩一択なんですよ。
    I love 普通。


    小さい頃は、母親が世界の中心。
    納得できないこと、辛いことがあっても、母の言うことが全てだった。

    それでも理解できないことが多すぎて、物心ついた頃には、なんとなく人生諦めモード。

    母親こそが、おかしいのだと気づき始め、違和感と戦った中学時代。

    人生謳歌してそうな同級生が、別の種のように感じていた高校時代(実際には、私が変種なんだけども)。

    ちょっと世界が広くなった大学時代は、自分は普通の世界の住民ではないのだと痛感した時期でもあった。

    自分自身で試行錯誤して、やっと手に入れた考え方・アイテムを、周りは3段飛ばしで、親から与えられているのを知った時は、

    マジかー

    と、早々に白旗を上げた。
    同じ土俵に立つだけでも、私には相当な覚悟が要るらしい。

    子に良いことが起これば母の手柄、悪いことが起これば自己(子の)責任

    なんやねん、それ。
    でも、これが日常、The 毒親理論。

    付かず離れずの程よい距離で、可もなく不可もない娘になろうと心掛けるも、やっぱり”無理だ”と縁切り宣言したのは、30歳。

    やっと切った、捨てられた。
    子として、母のために心は砕いた。だから悔いなし!すっきり!さっぱり!!

    …なんて思えたのは束の間。やっぱり普通にはなりきれない。
    某CMのやる気スイッチよろしく、毒親育ちという焼印がどっかに押されているのか?と思える、引き続きの生きづらさ。

    そもそも、家族のつながりを維持するのが"普通"の世界では、親から逃げるということ自体が"普通"ではない。
    "普通"の人生を送りたくて親から離れ、"普通"でなくなる理不尽。なんてこったい。

    気にしなければいい?話題に出さなければいいだけ?

    それがそうもいかない。
    親(母)やってると、意外と親(祖父母)の話になるのです。
    親を捨て、子どもたちから祖父母を奪った罪悪感は、自分自身の納得感とは、まったく別のところで存在をアピール。ドでかい顔で。

    妊娠出産で、「里帰りするの?」の時点で、詰み。

    はぁ、またですか…。

    嘘で誤魔化すのは脳が疲れ、ありのままを説明すれば引かれる。
    いや、尋ねたのなら、受け止めて。笑
    毒親育ち、覗いてみませんか?


    過去はどうしようもない。未来だ未来。
    "普通"の家族の構築だ、おー!

    って、幸せ基準の低い私が選んだ旦那は、びっくりするくらいポンコツだった。

    おっかしーなー。いい人に思えたんだけどなぁ…。

    しっかり者(?)である私の、"しっかり"に惹かれた、バツイチ12歳年上の旦那。
    付き合っている頃がピークで、結婚後は、男っぷりが見事に低下。

    ”親と縁切ってます”
    とは別世界線の、ドン引きされる(笑われるの間違いか?)ヘビーなネタが増える増える。

    ポンコツエピソードの玉手箱や〜。いや、そんなの求めてないっ!

    ポロっと他人に話せないことが増えて、生きづらさ200%増量。

    思ってたんと違うー。泣

    ええ、旦那が結婚相手として、優良物件ではないのは分かってましたよ。
    でも、育った環境が優良ではなかったので、どうにかなると思ってしまった。
    私だって、毒親育ちの事故物件。お互い様。

    そんなことより、私に寄り添ってくれるところを重視した。
    不器用が垣間見えるところも、親近感を覚えた。
    正直、年上旦那に、大事にしてもらえるという打算もあった。

    これだけ気が合ってるなら、苦労は半分・幸せは2倍だよね。
    きっと、良い家庭が築けるよ。末長く、よろしく。

    そう思っていた。

    ほっと一息つける居場所ができる。弱い部分をさらけ出せる家族ができる。
    実家なんて、なくても大丈夫。
    だって、新たな家族ができるんだもん。

    義家族との付き合い?任せなさい。
    あんな毒母と30年も付き合えた実績。義家族との異文化交流だって、うまくやってみせますよ。
    っていうか、ついに、私に"普通"の(義)母ができるって。
    むしろWelcome、良い娘になりまっせー。

    …なんて、甘かった。自分を過信していた。し過ぎていた。
    そもそも、私はそれほど出来た人間ではない。

    難あり性格なんでしょ?
    なんでイケると考えた?
    反省しなさい。猛省しなさい。


    この世に生を受けて半世紀。

    「四十にして惑はず」どころか、五里霧中の40代。

    もがくことに疲れた今となっては、ある意味「五十にして天命を知る」に近しいけれども、思っていた50歳とはだいぶ違う。
    もっと、どっしり鎮座しているのだろうなと、想像していたのになぁ。

    身の丈にあった慎ましい生活をしていれば、そのうち普通Worldへ仲間入りさせてもらえるのだと期待していたのに、私には、まだ許可証が発行されないようだ。
    I miss 普通…。


    そんな私の人生で、唯一自慢できるのは、子らとのつながり。
    私が、こんな綺麗事を言う日が来るとは。
    でも、これって"普通"っぽくない?

    子ども達はかわいい。子育ても楽しい。

    だがしかし、3人とも三人三色で個性的。
    よーいどんで、3方向に駆け出されるような、なにこれ?のオンパレード。

    夫婦が一丸となっていれば大人の手が4本あるわけで、子ども達の全員の手を握っていられる。
    でも、空気を読めないのか読まないのか、旦那は臨機応変ができない。
    身一つ・手が2本しかない状態で、3人を捕まえる無理ゲー状態。

    メンタルやられることもあった。
    精神的に追い詰められることもあった。

    これって普通?普通なのか?
    "普通"でいいんだよ、うす塩でいいんだよ。

    それでもなんとか踏ん張れたのは、意外にも、私の難ありな性格の賜物かなって。

    数々の壁が私を形成し、その私だから、子どもたちと向き合えた

    と、そこは確信している。えっへん

    そういう意味では、

    飲めないものを飲み込む力を養ってくれて、ありがとう。
    忍耐力と問題解決能力を鍛えてくれて、ありがとう。
    母よ、旦那よ。

    と、そこで丸く収まればよかったのだけれど、あまりにポンコツが過ぎる旦那に加え、私も負けず劣らずのポンコツというオチ。

    母とは違う母を目指した愚かな私は、旦那にベットしすぎた。
    リスクヘッジ0の結果、このたび、3年後の離婚が決まりました。
    よっ、離・婚約。

    前世の清算は、まだまだ終わりそうにないようだ。
    "普通"への道のりは、まだ遠い。

    とりあえず、リスタートのために、人生の棚卸しのスタート。


    ぐちぐち考え込む性格の割に、楽天家。
    器用貧乏で不器用。
    良いものには飛びつくけれど、違うと思ったら興味なし。
    後ろ向きではないけれど、前向きでもない。
    「頑張れば報われる」は大嫌い。

    こんな私ですが、懲りずに、またお立ち寄りくださいませ。

    今後の棚卸しで発掘された掘り出し物(=私の経験)が、誰かの笑いや慰めになれば、幸いです。

    ゆるりと、つづく。

     
     
    前世に大罪を犯したに違いない主婦、カッサン。 ぐちぐち考え込む性格の割に、楽天家。後ろ向きではないけれど、前向きでもない。「頑張れば報われる」が大嫌い。 誰かの笑いや慰めになればと、ゆるりと書いています。 さらけ出す勇気の出ない深い話には、鍵をかけています。

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