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オカンと化した親友の話①~出会い編~

    大熊猫

    私には中学時代からの親友がいる。
    同じ中学に通っていたのだから、当然地元も同じ。だった。

    だったのだが、2003年から2010年のどこだったかで(ざっくりしすぎ)実家ごと東京から長野に移住してしまった。

    いつか東京に帰ってくるかもしれないと思っていた時期もあったが、向こうで優しい旦那さんをゲットし、完全に長野の女となった。


    彼女との出会いは中学2年の時だった。
    1年生の時は隣のクラスだったらしいが、顔を見たことがある程度。
    2年生で同じクラスになっても、やはり顔を見たことがある程度。

    この頃の彼女は、真面目な子という印象で「仲良くなれないタイプだな」と勝手に思っていた。
    一方、彼女の方は私のことを「たぶん裏番。怖そう」と思っていたらしい。まったく失礼な話である。
    当時の私は体育の授業を毎回体操着忘れということにして見学していたのだが、ある日彼女も体調不良で見学となり、一緒に見学するのがそれはそれは恐ろしかったらしい。そんなに?である。


    10代の頃の私は友達付き合いが壊滅的に下手くそだった。
    この時は、部活内での些細な揉め事が原因だった。
    それがなんだかんだと学年中の関係のない女の子たちにまで騒動が広がり「大熊猫、許さねえ。ぶっ潰せ」みたいなムーブが起きてしまった。

    これは、私にも悪い点は確かにあった。あったのだが、この年代特有の「ターゲットが決まったらみんなで徹底的に叩いちゃうやつ」でもあったと思う。
    いじめとはちょっと違うのだ。
    なんと最終的には、放課後腕組みをした30人くらいの女子から囲まれてしまうのであるから恐ろしい。
    中には顔も知らないヤツもいた。完全に楽しそうだから乗っかっているだけなのだ。腹立たしい。

    そしてもう一つの原因は、これは自分で言うのもなんだが、私が男の子にモテていたことにある。
    実際、友達(だった子)が好きな男の子が、私のことを好きだった。という点がこの騒動の火に油を注いでしまったからだ。
    こればっかりは私のせいではないが、そこでの私の対応は、まあ確かにまずかったのだ。

    そんなこんなで、要するにそれまでのグループから外されてしまったわけだ。

    ああ、今日から給食で一人ぼっちになりそうだな。と思っていたそんな時、学級委員だったRちゃんと彼女が颯爽とやってきて、私を輪の中に入れてくれたのだ。
    その輪の中の人たちは、それまで教室の後ろで風紀を乱すグループの一員だった私とは目を合わせたくなさそうではあったが、それでも当時の私はありがたかったのだ。
    これ実は、事態を把握した担任がRちゃんにお願いしたことだと知ったのは、なんと去年の話である。
    彼女からの今さらのカミングアウトに驚いたが、O先生よ、ババアとか言ってごめんやで。

    しかし、学級委員であり生徒会役員でもあったRちゃん(秀才)はそれらの活動に忙しく、以来、自然とRちゃんの友達である彼女が私の相手をしてくれるようになっていった。

    会話と言えば、最初のころは当たり障りのない話ばかりだった気がするのだが、文化祭の準備の際に「油性マジックと水性マジック」についての話でアホほど盛り上がり、一気に距離が縮まった。
    今思い返すと、なにが面白かったのかさっぱり理解できないが。

    そして話しをしていくうちに、私が彼女に抱いていた「真面目そうな子」というイメージは崩壊していく。
    当時の彼女は、極度の近視だったのだ。
    そう、メガネが悪いんだ。あのメガネのせいで錯覚したんだ。

    まあいい。
    とにかく、私たちはその時を境に「親友」となった。


    次回は、「移動教室編」です。
    続きも読んでいただけると嬉しいです!

     
     
     
    Cafeでアイスティを嗜む犬好きの猫🐼 Kindle出版プロデューサーをしています!(詳しくは固定記事をご覧ください) 副業についてやら豚肉の脂身についてやら どうでもいいことを綴るアラフィフ ご連絡はこちらまで···▸neco.ohkuma@gmail.com

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