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毎週ショートショートnote【腋の薔薇時計】

    お題︰腋の薔薇時計


    「アンタもとうとうタトゥーデビューしたんだね」
    「まぁ……ね」
    「何? 気に入ってないの? 私は似合ってると思うけどね、その薔薇」
    「本当に? 本当にそう思う!?」
    「う、うん……だってそれ、薔薇の茎が一本ずつ時計の針を表してるんでしょ? 何ていうか、斬新だよね。でも何で腋に薔薇?」
    「いや、最初はウケ狙いで《腹時計》にしようかと思ったのね? けど、よくよく考えたらお腹に時計って安直すぎるかなと思って。だからせめて、脇腹辺りに時計の柄を入れるくらいだったらイケてるかな〜って思って、早速タトゥーの専門店に行って頼んでみたわけ。そしたらさぁ! そのときの彫師が外国人だったんだけど、それが日本語覚えたてでさぁ!」
    「それで《腋の薔薇時計》ってわけね。まぁ結果的にオシャレだからOKじゃん?」
    「そうかなぁ……まぁそう言ってもらえるなら、これはこれでアリなのかもね。本当は《腹時計》の方がよかったんだけど」
    「彫師のセンスに感謝しなよ」


     こちらは《たらはかに》様主催の企画【毎日ショートショート】へのエントリー作品です。



     
     
     
    TALES始めました。異世界偉人冒険譚【キャスリング・ザ・ワールド 〜対極する私たち〜】、毎日12:00に数話ずつTALESにて公開。noteでは主に140字小説をゆったりマイペースに投稿。これまで投稿した140字小説は累計1000作品以上! ※無断での使用や転載はお断りです。

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