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ハッピーライティングマラソン#8「最近読んで、とってもよかったなぁと思う本は?」

    たこやき

    小説を読むと、登場人物のひとりに
    自分を重ねながら、その世界に浸って
    楽しんでいます。

    古い小説も新しい小説も
    文章の美しさや、心情の描写に触れるたびに
    たくさんの気づきをもらっています。

    今回読んだのは、映画で感動してから、
    小説でも読んでみたかった
    新海誠さん著
    小説「君の名は。」です。

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    東京に住む男子高校生の瀧と、山の田舎に暮らす女子高校生の三葉。夢の中で入れ替わる二人はやがて現実であることを知ります。決して出会うはずがない2人が出逢い、運命の歯車か動き出します。

    「俺は、私は、だれかひとりを、
    ひとりだけを、探している…」

    小説で読むと、映画とはまた違った
    世界観を感じました。

    ある日突然、入れ替わる瀧と三葉。
    「入れ替わってる!?」
    戸惑い、あわてふためく様子が面白くて、
    高校生らしいリアクションに
    思わず笑ってしまいます。

    物語の中で語られる和歌
    「誰そ彼と(たそがれ) われをな問ひそ 九月の 露に濡れつつ 君待つわれそ」

    和歌の持つ余韻や想いの深さにふれ、
    あらためて、
    和歌っていいなと思いました。

    (たそがれ)とは、夕暮れ時に人の顔が
    見えにくくなる時間帯。
    「あなたは誰ですか?」
    と問いたくなるけれど、
    本当は「私がここにいるよ」と伝えたい。
    名前を忘れてしまう2人の姿と、
    この和歌が重なります。
    忘れられてしまう恐れと、
    それでも待ち続けるしかない姿に
    切なくなります。

    彗星や隕石の光には、
    ただの美しさだけでなく、
    どこか不安や、運命の予兆の
    ようなものを感じます。

    手のひらに書かれた
    「すきだ」 
    とてもストレート。
    どうしても届けたい、
    そんな瀧の精一杯の気持ち。
    思わず泣いてしまう三葉。

    「君の名は…」
    たとえ離れていても、
    運命の人なら
    きっとまた出会える。

    「だれかひとりだけを探している」
    そんなまっすぐな想いが、
    伝わってきます。

    後半では、すべての記憶が消えても、
    心が引き寄せ合うようにして
    ふたりは再開を果たします。

    「うつくしく、もがく」
    ふたりの姿に
    ひたむきな情熱と
    青春の爽やかさを感じました。

    最後まで読んでくださりありがとうございます。

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