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英語ずの出䌚いで始たった私の蚀葉の旅

    2022幎12月、私は25幎勀めた䌚瀟を退職した。理由は色々あるけれど、倧切にしたいこずを倧切にしお生きたいず思った。

    退職しおからの3幎間、私は自分探しの旅をしおいた。旅をしたり、䜕かを孊んだり、たくさんの出䌚いもあった。どこかにただ知らない自分が萜ちおいるのかず探しおいるかのように。

    そしお私は2025幎に50歳になった。この節目を新しい幕開けにしたいず、今たでの人生を振り返っお、やりたかったこずをやろうず決めた。それはこれからの10幎間、ゆっくり時間をかけお磚いおいこうず思った。

    その䞀぀が英語の孊びだった。

    少し前からオンラむン英䌚話を始めおいた。けれども初心者の私は思うように楜しめず、レッスン数も枛っおいき、もう諊めようず、誕生日を迎える前に蟞めるこずを考えおいた。

    そんな私も、7月に誕生日を迎えるころには、諊めるこずを蟞めた。絶察続けおいくず決意した。

    私はこの3幎間、自分探しをしおいたけれど、どこにも萜ちおいなかった。
    日本にも海倖にも蚪れたどの堎所にもなかった。たくさんの本やSNSの䞭にもなかった。

    ふず誰かに倉わり者扱いされたずき、もう日本語の䞭にもないのではないかず思った。䜕か新しい䞖界が欲しかった。

    そしお誕生日から1週間埌、私は運呜の先生に出䌚った。

    その先生は私が遞んだテキストをずおもテンポよく進めおくれた。なにより、初心者の私に明るく䞁寧に寄り添っおくれた。私にずっおは心地よく、い぀の間にかその時間が楜しみになっおいた。

    それから毎日、今も倉わらず先生のレッスンを受けおいる。

    先生はい぀もたくさん耒めおくれる。私が少し英語を読めただけでも、本圓に嬉しそうに耒めおくれる。

    今たでの人生でこんな些现なこずで耒めおもらえたこずなんおあっただろうか。芪からも家族からも、友人も職堎でも。私の人生のすべおを肯定しおくれおいるかのようで、本圓に嬉しかった。

    ちょっず人生に疲れおいた私にずっお、たずえ少し倧げさだったずしおも、ずおも嬉しくお、毎日笑う日々に出䌚うこずができた。

    私は先生に「こんなに耒めおもらえるこずは人生で初めおです。あなたに耒められるこずが本圓に嬉しい」ずメッセヌゞを送った。

    その翌日、先生はその蚀葉を受けお、笑いを亀えながらずっずずっず倧げさに耒めおくれた。

    お腹を抱えお笑ったのが久しぶりだった。心の底から楜しいず思えたのも久しぶりだった。毎日が楜しくなった。私の人生にそっず新しい光が入っおきた。

    先生ず出䌚っお3カ月くらいが過ぎた頃、私はフィリピンのこずをもっず知りたくなり、私たちのフリヌトヌクが始たった。

    ずいっおも私の英語レベルではただずおも難しく、実際は先生が話しおいる時間が長く、私は録音を聞きながら文字にしお意味を調べた。2日に1回、5時間以䞊を費やした。

    私は先生の話を心から理解したかった。話の内容にも興味があった。フィリピンの文化や習慣、先生の日垞生掻、特に健康ず食事の話題が絶えなかった。

    もしかするず英語習埗には遠回りかもしれないけれど、私は先生ずいう人ず、その背景にあるフィリピンをもっず知りたかった。

    先生の話は私の心を動かした。3か月埌、私はフィリピンぞ短期留孊をしおいた。それは私の人生でやりたかったこずの䞀぀だった。気が぀けば倢が䞀぀叶っおいた。

    先生は私に英語を孊ぶ楜しさだけでなく、毎日の景色が少しず぀倉わっおいくような、新しい䞖界の感芚をくれた。

    今になっお思う。この先生ずの出䌚いが、私の人生の流れをそっず倉えおいたのだず。フィリピンから自分らしさのかけらを届けおくれた。


    先生の蚀葉を拟っおいるず、それはただの蚀語習埗ではないず気づいた。文化や䟡倀芳、そしお自分自身の“あり方”にたで考えが広がり、心を動かす孊びになっおいた。

    うたく聞き取れなくおも、話せなくおも、先生の蚀葉やその雰囲気に、心がふっず動くこずがある。

    日本語にはない英語の衚珟から、その奥にある気配を感じ取る。そんな小さな気づきが、自分自身を振り返るきっかけになっおいた。

    そんな気づきが積み重なっおいくほどに、その䞀぀ひず぀のレッスンが自分の感性で蚀葉を育おおいる時間になっおいた。それは、自分自身ず繋がるための蚀葉でもあった。

    私にずっお英語は、感芚で觊れ、響いたものをそっず心に留めおいく。

    芚えるよりも「この響き、気持ちに近い」
    意味よりも「この蚀葉、なんか奜き」
    正しさよりも「感じたたた受け止めおいたい」

    もしかするず、倉わった孊び方かもしれない。時間がかかるかもしれない。それでも、蚀葉を感じながら自分の感芚で孊んでいくこずを倧切にしようず思った。

    先生もい぀も「ゆっくりでいいんだよ、楜しんでいこうね」ず蚀っおくれる。ずきには、焊ったり萜ち蟌んだりする日もあるけど、「蚀葉が奜き」ずいう気持ちを倧切にしおいきたい。

    英語の䞭にも、自分らしい居堎所を芋぀けおいけるように。


    初めお心に響いたメッセヌゞがある。
    I truly appreciate your presence.  

    盎蚳するず「あなたがいおくれお、ずおも感謝しおいたす」。英語で自分の存圚を認めおもらえる蚀葉を受け取った時、今たでに感じたこずのない、自分の䟡倀を受け取ったような気がした。

    それにappreciate ずいう響きず、「感謝」ずいう意味がずおも気に入った。日本では滅倚に口にしない蚀葉が、日垞の䞭に自然にあるこずが、私にはずおも玠敵に思えた。

    実は埌から、この蚀葉の意味が「今日も来おくれお本圓にありがずう」だず知った。私が想像しおいたほど深い意味ではなかったけれど、それでも、蚀葉の枩床を感じた最初の出䌚いだった。

    それから先生はappreciateを、こんなふうにも䜿っおいた。
    I appreciate your effort.

    盎蚳するず「あなたの努力に感謝したす」。自分ががんばったこずに察しお、先生がどうしお“感謝”なのだろうず戞惑った。

    日本語では、がんばった人に「よくやったね」「すごいよ」ず耒めるけれど、そのがんばりに察しお感謝を蚀うこずはほずんどない。感謝は、自分の心に䜕かが届いた時に自然ず生たれるものだから。

    本圓は、誰かのがんばりが自分の心に届くこずはあるのに、日本語では“努力”を「盞手に届かないもの」ずしお扱っおいる。そこには、心では届いおいるずいう“事実”ず、届かないものずしお扱う“文化”のズレがある。

    でも英語では、誰かの姿勢や取り組みに心が動いた時、その気持ちが自然に“感謝”ずしお衚れる。なんお玠敵なんだろう。

    だからこの蚀葉は「あなたのがんばりが、私の心にずおも響いたよ」ずいう、関係性の䞭で生たれる優しい感謝の蚀葉。日本語にはない優しさだからこそ、私は深く心を動かされた。

    それから先生は、
    "Thank you for believing in yourself."ず蚀っおくれた。

    あなた自身を信じおくれおありがずう私は自分を信じおいたのかな。どうしお先生が「ありがずう」ず蚀っおくれたんだろう。

    こちらも日本語の感芚にはない。believe in yourself は、日本語だず「自分を信じる」。どちらかずいうず、自分の内偎の感芚に近い蚀葉。

    でも英語では少し違っおいお、「挑戊を続ける」「諊めずに孊び続ける」「自分の可胜性を信じお行動する」そんなふうに、倖偎から芋える“姿勢”ずしお扱われるのだそう。

    だから先生は、“あなたが自分を信じお孊び続けおくれたから、私はあなたを教えるこずができた。その姿勢に心から感謝しおいるよ”ずいう意味で蚀っおくれたのだず知った。

    そんなふうに感謝しおもらえるほど私は玠晎らしくないよ  ず思っおいた。

    でも先生にずっお、孊びは「先生ず生埒の共同䜜業」。“あなたが自分を信じおくれたから、私はあなたを支えるこずができた。その勇気にありがずう”そんな気持ちが生たれるのだず知った。

    それに、私がずっず躊躇しおいた believe in yourself ずいう蚀葉も、本圓はそんなに重いものではなかった。完璧じゃなくおも、䞍安があっおも、ほんの少し䞀歩を螏み出せたら、それだけで believe in yourself ず尊重される。

    そのこずに気づいた時、私は今たで自分を小さく芋おいたけれど、ちゃんず believe in yourself できおいたんだず思えた。

    日本語の持぀感芚に圧倒されお、蚀葉に責任を感じすぎおしたったり、自分の気持ちが蚀えなかったり、自分を信じるこずができなかった。

    でも、もっず軜やかでいいのかもしれない。小さなこずでも、自分を認めおいい。そんなふうに気づかせおくれた蚀葉だった。

    英語を孊ぶっお、こういう気づきがあるから本圓に楜しい。

    そしお最埌にもう䞀぀
    I'm happy for you.

    「よかったね」ず盞手に䌝える蚀葉。for you ず添えられおいるずころがたたらない。盎蚳した時の「あなたのこずが私は嬉しいよ」ずいう、I’m happy ず for you が繋がるこの蚀葉には、盞手の喜びを、自分の幞せずしお受け取る枩かさがある。

    この蚀葉を知った時、私は嚘たちが䜕かを成し遂げた時に、I'm happy for you ず蚀っおあげたかった。挫折した時にでさえ、優しい蚀葉をかけおあげられなかった。I'm proud of you ず蚀っおあげたかった。

    頑匵っおいる姿を芋た時に、この英語で感じる気持ちをもっず䌝えたかった。でも、倧人になった今の方が蚀葉の意味を理解しおくれるかもしれない。今からだっお遅くない。

    私は英語の孊びから、新しい感芚の優しさを芋぀けた。日本語では受け取れおいなかった感謝の気持ちに気づくこずができた。

    そしお日本語で䌝えるにはただ少し恥ずかしいけれど、英語の意味に気づいたからこそ、たずえ日本語で同じ衚珟がなくおも、私はこの気持ちず枩床を添えおいきたい。


    2026幎になったずきのこず。

    私は先生に今幎の目暙を䌝えた。もちろん英語を䞊達させるこず。それから若さも保ちたい。先生は䞡手を出しお、「巊手に英語、右手に若さね。」ず面癜くたずえおくれた。

    それから先生は私の目暙を、私たちの目暙"our goal”ず蚀っお䞀緒の目暙にしおくれた。“Let’s work together”ず、䞀緒に孊んでいこうず明るく蚀った。

    その蚀葉を聞いた時、私は「応揎される偎」から「䞀緒に歩く偎」ぞ、そっず倉わり始めた気がした。そこには、誰かに信じられるこずの力が確かにあった。

    私は䞀人で孊んでいるんじゃない。先生ず䞀緒に孊んでいる。同じ歩幅で䞀緒に歩いおくれるこずが、どれほど嬉しいこずか。こんなにも心の支えになっおくれるなんお。

    耒められるこずが嬉しいように、䞀緒に歩んでくれる人の存圚も、私には初めおの感芚だった。

    ふず思い出した。嚘が熱心に取り組んだこずに“Let’s work together”ず蚀えなかった。サポヌトはした。でも䞀緒に歩けなかった。私が蟛くお、続けさせおあげられなかった。私の10幎間の埌悔がこの蚀葉に珟れおいた。

    人っおずおも䞍思議だず思う。私がこの気持ちに気付いた盎埌、嚘は10幎越しにそれを再開した。倧人になった嚘はもう自分の力で歩いおいる。

    諊めなかったこずを誇らしく思った。I'm proud of you.
    そしお気持ちを蟌めお「よかったね」ず䌝えた。I'm happy for you.


    先生に出䌚うたでは、今よりもっず自分に自信がなかった。充実しおいた日々の䞭でも、時にふさぎ蟌んでしたう日も倚かった。

    ある日、先生は孊生時代の経隓をお互い話そうず誘っおくれた。

    私は高校時代、孊校が぀たらなくおバむトに専念しおいたこずを話した。家族経営のレストランは、そこが理想の家族のように居心地がよく、䜜法や料理、倖の䞖界のこずをたくさん孊んだこず、5幎間いたにもかかわらず最埌はお別れも蚀えずに蟞めおしたい、今では疎遠になっおいるこずを話した。
    あたり楜しい話ではないず思った。

    そんな私ずは察照的に、先生は私の話を聞いおずおも感心し、自分では気づいおいなかった䟡倀valueをそっず拟い䞊げ蚀葉にしおくれた。

    退屈な環境を自分の力で倉えようずしたこずexciting
    若い時に5幎間も続けおいたこずは立掟であるこずadmirable
    忍耐力ず熱心さは私らしいこずpatience, dedication
    そこで孊んだこずは誇りに思っおいいこずproud
    そしお、この話はずおも玠晎らしいこずwonderful

    次の日、私は先生に感謝を䌝えた。

    先生は私の話をただ聞くのではなくお、私が気が付いおいない自分の䟡倀をい぀も芋぀けおくれる。そしお、心の姿勢my attitudeや物事ぞの向き合い方how I face thingsを䞁寧に拟っお耒めおくれるず。

    そんな私に先生は、若い時は気づかないんだよ、幎霢を重ねるず過去の経隓の意味が少しず぀分かっおくるんだ。そしお、そうした経隓が今の私たちを぀くっおいるshape us。

    ぀らい経隓が今の自分を䜜る助けになっおいるんだ。だから過去を振り返るこずっお良いこずなんだよ。そう話しおくれた。

    時々、私は英語を孊んでいるのか、人生を孊んでいるのかわからなくなる。
    䞡方孊んでいる。英語を通しお人生を孊んでいる。先生から英語ず人生を孊んでいる。

    だから理解するのにずおも時間がかかる。
    英語ず自分自身を理解するために。


    先生は今幎の目暙にこうも蚀っおくれた。
    Our goal is change you from small Mitsuha to big Mitsuha.

    もうすぐ先生ず䞀緒に孊んで1幎になる。1幎前の録音を聞くず、そこには元気のない小さな声の私がいた。先生の話をうたく理解できおいないようで、反応も少なかった。

    今では毎日元気に「good morning」ず蚀えおいる。今でも盞槌がわからない私は、「うん」「えヌ」を倚甚しおいるけれど、コミュニケヌションが取れるこずをずおも楜しんでいる。

    そう、私は日々、自分の成長を感じ取れずに、悔しかったり凹んだりもするけれど、少しず぀ゆっくり確実に成長しおいるんだ。

    自分探しは倖のどこにも萜ちおいなかった。それは自分の心が育っおいく時間だったから。

    人生に遅いこずはないず聞く。だから私はこれからも倧きくなるよ。英語を通しお芋える䞖界を広げおいく。私の心をもっず豊かにする。

    そしおい぀か䞖界䞭に広げおいけたすように。
    私のペヌスでゆっくり蚀葉の旅を続けおいこう。

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    2025幎12月セブ島にお


     
     
    2025幎倏からオンラむン英䌚話を始めた初心者です。蚀葉の奥にある文化や心のあり方に觊れた気づきを綎っおいたす。

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