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私は私の勘違い自覚なしパワハラ上司

    私は自分に甘いつもりだ。
    生きているだけでがんばっていると思っている。

    それはそれで嘘ではない。
    だが、ちゃんと自分で自分をいたわっているか、
    という点から見るとほんとうに自分に甘いのか
    疑問がある。

    実は数日前から喉に違和感があった。
    うがいして、いつもどおり生活していた。
    なんかちょっとダルいような気もしたが、
    動こうと思えば動けるので普通に買い物もし、
    ウォーキングもしていた。
    ついでにサムネイルの写真も撮った。

    そろそろ花粉の時期がやってくる。
    めんどくさいが耳鼻科に行こう。
    耳鼻科に行って、そういえば喉がちょっと痛いかな
    と問診票に書く。

    診察で、
    喉が痛いって?
    はい、口を開けてください。
    けっこう喉腫れてますね。
    風邪でしょう。薬を出しておきます。

    そうか、熱もなくて自覚してなかったけど
    私は風邪を引いていたようだ。

    そういえば以前、足が痛かった時もグズグズして
    なかなか病院に行かなかった。

    よく考えると、私は私の肉体から発される信号を
    けっこう無視しがちなのではないか?

    高熱が出るとか激しい症状があるなら
    即座に病院に行くが、これくらいなら動ける
    という時には体の声を抑えこんでしまっていた。

    自分の体が部下で、自分の頭が上司だとすると
    私の頭の振る舞いはこれでいいのだろうか?

    え?理解のある上司だと思うけど。
    休みたいって言ってくれたらちゃんと休ませてるし。そんな無理なんて言ってない。
    しんどそうな部下の顔色も読めず、
    それくらいできるでしょう、
    と仕事をふってしまう。

    自称理解ある上司だけど、実はそれは勘違いで
    自覚なくパワハラしてしまっている上司みたいだ。

    人には無理しないでとかよく休んでとか言えるのに
    どうして自分には優しくできないのだろう?

    もっと自分の状態によく気をつけなくてはならない
    けど、それだけのことが意外とできない。

    華麗なる加齢の真っ最中なのだから、
    このポンコツのメンテナンスをもっとていねいに
    行うようにしなければ。

    壊れやすく整備のめんどくさいことは
    まるでクラシック・カーのようだ。
    ただし外観が洗練されたデザインとは限らないが。

    多少ガタピシいってもまあいいか、動けば大丈夫、
    という雑なところがある。

    自分で自分をちゃんといたわっていない。

    エンジン停止の前にていねいに整備しようと
    心に誓った。


     
     
     
    公立高校美術教諭28年、JICAボランティアでエチオピアで美術教育2年、退職して非常勤講師になって6年目。日々楽しく生きていきたい。美術と旅と読書と自然が好き。

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