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Photo bynaoko_nomigawa

🏥 父が不意打ちで入院すると言い出す話6/22

    高梨

    気が向かなくて、後回しにしていた父の入院の日(6/22)の話をしよう。

    その日、午前9時47分、母から電話があった。

    「あんた、お父さんが緊急に入院するから来てよ!」

    はい?
    いや入院には完全に賛成なんだが、緊急入院決まったのか?
    「え、入院決まったん。どこに入院するん?」

    前回と同じ整形外科だろうとは思いつつ一応聞くと、母から思いもよらない返事が返ってきた。

    「知らん!」

    「いや、入院するんやろ?手配とかしたん?」

    「知らん!」

    いよいよ母のボケも進行してきたなと思ったが一応聞く。

    「それでどこに入院すると?」

    「知らん!」

    役に立たない情報をありがとう↓(私はこんな顔( ´△`)をした)。

    電話の向こうで母が、父に聞いているのが聞こえた。

    「あんたどこに入院するとね!」

    だめだこりゃ。

    とりあえず実家に向かうことにした。

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    実家に行って話を聞こうとすると、そこそこ押し問答があったのだが、紆余曲折は割愛して、父がロクでもないことを言い出した。

    病院に行くのであれば、一応病院(前回の整形外科)に電話をして、入院はともかく、診察をしてもらいたい旨を伝えておけばどうかと言った私に父は言った。

    「いや、病院に予約なんかしたら、体良く断られて入院させてもらえないだろう。

     だから、緊急に不意打ちで押し掛けて、断られんようにして入院させてもらう方がいい。」

    いや、良くないだろ。

    この男分かってはいたが品性がクズだな!?

    このコロナ禍で、スマホショップだって予約がいる時代に確信犯で病院に押し掛けるとかありえんだろ!?そんなことには加担したくないぞ!?

    呆れたので

    「そこまで至急なら、救急車呼んだら。」

    と言うと、

    「いや、救急車は高いから、介護タクシーを呼ぶ。」

    と言う。

    前回の救急車代も入院費も、払ったの母であって、あんたじゃないんだが。

    面倒になったので、実家の子機を持ってきて、父の枕元に投げる。

    「それじゃ電話しいよ。付き添いくらいはしちゃるけん。」

    と言うのだが、なぜかかけない。

    「いや、付き添いはお母さんにしてもらう。

    梨(仮名)は午後2時に病院に来てくれたらいいだろう。」

    何言ってるかさっぱり分からない。

    私の付き添いを拒否するのは、変なことを言ったら怒られるからだろうが、午後2時というのはなんだ?
    その時点で午前11時。

    母はそばでオロオロしながら同じ質問を何回も繰り出してきたり、シンプルスマホに登録してやっていた私の番号への掛け方を(多分それまではいちいち紙の電話帳を見ていた)教えたら、「どうするとね?」と言いながら五回も私の携帯をその場で鳴らして通話を要求したりしていた。

    しかし結局、父は、私ではなく、父に甘い母に入院に付き添ってもらいたいんだろうと思って、私は雑事を片付けに一度帰宅することにした。

    「まあ、自分で行ききるって言いよっちゃけん、行けるっちゃろ。

    お母さん、帰りは病院から電話し。迎えに行っちゃるけん。」

    その言葉に父は深緑色のバッグを抱え、

    「用意は完璧だ。」

    と口走った。

    当然のように、準備は完璧じゃなかったし、母は病院から電話してくるのを忘れたが、まあとりあえず午後(次)の記事に続く。

     
     
     

    高梨

     
     
    高齢両親のために介護離職(現在は個人事業主)日々の記録。父親は永眠、老母は認知症進行中。🏤高梨マザー劇場(母)及び🏤高梨ファミリー劇場(両親)目次はサボり中🏤 https://note.com/nasigorendayo/n/nac0cbfa89b82

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