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【成瀬 日本語・英語・翻訳講座】言語・認識編(20)ベーシックな「動的理解」の実例(3/3)

    (↑のつづきです)

    このように、様々な選択肢を予想しながら、読み手はつぎにくるべき要素を待ち受ける。

    すると、ここではMt. Fujiがやってくるわけである。

    これで決まりである。

    まず間違いなくObjectである。

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    Mr. Yamada climbed Mt. Fujiまでを読んだ読み手は、ここでも、つぎにくるはずの構文要素を予測する。

    第1の予測は、おそらくModifier/修飾語句である。

    Mr. Yamada climbed Mt. Fujiだけであれば、情報として不足しているという感覚があるからである。

    しかし

    第2の予測としては、ここでセンテンスが終わってしまうと考えることもできるだろう。

    SVOがすでに揃っているのであるから、ここでセンテンスが終わっても、何の不思議もない。

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    実際には、with his familyというModifier/修飾語句が、つぎにやってくる。

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    これでSPMが揃った。

    このあとにもまだModifierが続く可能性は十分にあるのだが、その予測のプロセスについては、これまでと同じなので省略する。

    いかがだっただろうか。これが、ベーシックな動的理解の例である。

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    プロ翻訳者、サイマル・アカデミー講師、日英文章・翻訳研究者である成瀬由紀雄が、日本語と英語の心と言葉のあり方、日英を自由に往来する方法について深く、広く、わかりやすく解説し、お教えします。「ことさきく」プロジェクト(https://kotosakiku.jp/)を展開中です。

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