
繊細で共感性が高い自分を、「メンタルが弱い」と思わないほうがいい
8年間コーチングをしていて感じるのは、共感性が高く心優しい人ほど、それを「メンタルの弱さ」だと思ってるということだ。
なんとか克服しようと、共感性が低く他人に興味がない人の真似をして、頑張りすぎてしまう。
「考えすぎちゃう自分が悪いんだ…」と自己否定してしまう。僕もそうだった。
そこから抜け出すには、 環境を変えるしかない。具体例として、僕の会社員時代の黒歴史を話していこう。
僕が入った1社目の会社は、かなり泥臭い社風だった。ゴリゴリ1日中架電して、毎日何百件とメールを送って、新規のお客様にアプローチする。
当然、数をこなす中でお客様からネガティブな言葉もいただく。それを気にせず、思考停止で目標に向かって行動できる人が成果をあげていく。
僕はと言えば、いちいちお客様からもらった言葉を反芻して落ち込んでいた。当然成果も出ず、上司から毎朝詰められ、さらに落ち込む。
隣の席の上司が貧乏ゆすりや溜め息をするたびに、「自分のせいなんじゃ…」と想像を膨らませてしまう。
そんなネガティブループのなかで、共感性の高さは「メンタルの弱さ」としか思えなかった。完全なる欠点だ。
他人の気持ちを意に介さない、いわゆる「メンタル強い人」が心底うらやましかった。そんな人に自分もなろうと、1年半ほど努力した。
変わろうとすればするほど、変われない自分の惨めさが際立つ。結果は躁鬱病からの退職。散々だった。
それからは、ひたすら自己理解に取り組んだ。共感性を弱みではなく、強みとして活かせないかと模索した。
そうして辿り着いたのが、現在の働き方だ。毎日在宅で、フリーランスのキャリアコーチ・ミュージシャンとして仕事をしている。
コーチングでは、お客様が言葉にしていない潜在意識をいかに汲み取るかが肝だ。AIに気軽に壁打ちできる今、ますますその重要度は高まっている。
そこで僕の共感性は遺憾なく発揮されている。
上司の貧乏ゆすりではなく、お客様の表情から潜在意識を汲み取るのだ。それをもとに問いを投げかけ、気づきを促す。共感性なしに、コーチングの仕事は成り立たない。
ミュージシャンとして楽曲を作る時も同じだ。
LIVEに来てくれた人の表情を鮮明に思い出す。
どんな気持ちだったのか。
どんな生活を送っているのか。
どんなことに悩んでいるのか。
どんか未来を望んでいるのか。
どんな時に僕の曲を聞いているのか。
etc…
上司が溜め息をついた理由ではなく、僕の曲を聞いてくれる理由をトコトン想像する。そして、その人に向けた曲を作る。共感性なしに曲作りも成り立たない
そしてなにより、一日中家にいるので、上司の機嫌を伺うこともない。
こうして僕は、共感性を強みとして活かせる環境を構築した。そしてようやく、自分の共感性を愛せるようになった。
「共感性=メンタルの弱さ」とは、もう一切思わない。むしろ自分を支えてくれる強力な武器だ。
メンタルが強い人の真似もしなくなったので、自然体でいられる。自己否定も圧倒的に減った。
今、共感性が高くて苦しんでる人は希望を持ってほしい。
確かにいわゆる「メンタル強い人」が良しとされる環境は多い。組織に属していると尚更だ。
けど必ず希望はある。あなたの共感性を活かせる環境は必ず存在する。
僕のコーチングのお客様も、鈍感力を求められる組織では苦しんでいたが、転職先ではホスピタリティとして評価された。もし既存の環境で見つからなければ、作ることだってできる。
道のりは長いかもしれない。僕も独立してから、気にしいが裏目に出ない環境を作るのに5年かかった。
けど共感性が高くて良かったと思える日は必ず来る。だから一歩ずつ踏み出していってほしい。気にしい仲間として、心から応援してます。
最後まで読んでくれてありがとう。
このアカウントでは、過去の自分に向けて、生きづらさが癒やされる思考法を発信しています。
躁鬱病と診断され、会社を退職してから8年。あらゆる方法で自己理解を続け、強みを活かして自由に働けるようになりました。
その中から厳選した29個のワークを、こちらに置いてあります。
自分を責めてしまいそうな夜に、そっと開く「お守り」として使ってください。