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【🎨展覧会レポ】川崎浮世絵ギャラリー「名所江戸百景 ー歌川広重の挑戦ー」

    Naota_t

    【#323、約3,800文字、写真約25枚】
    川崎浮世絵ギャラリーに初めて行き「名所江戸百景 ー歌川広重の挑戦ー」を鑑賞しました。その感想・レビューを書きます。

    ▶︎ 結論

    予想外に楽しめました!それは主に、1)作品展示数は少ないものの、見せ方に工夫があったため、広重作品の面白さを発見できた、2)普段の写真撮影に参考にできる部分が多くあった、3)観覧料が500円と安い、4)アクセスが良いためです。川崎に来た際は、気軽に寄ることをオススメします!

    おすすめ度:★★★☆☆
    会話できる度:★☆☆☆☆
    混み具合:★★★☆☆
    展覧会名:名所江戸百景 ー歌川広重の挑戦ー
    場所:川崎浮世絵ギャラリー
    会期:前期:1月24日(土)~2月23日(月・祝)、後期:2月28日(土)~4月5日(日)
    休館日:月曜日
    開館時間:11:00~18:30
    住所:川崎市川崎区駅前本町12-1 川崎駅前タワー・リバーク3階
    アクセス:川崎駅から徒歩約3分
    入場料(一般):500円
    事前予約:ー
    所要時間:30分程度
    撮影:すべて不可
    巡回:ー
    URL:こちら

    ▶︎ 訪問のきっかけ

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    チケット

    「カルッツかわさき」でコンサートを聞くために、川崎駅に行きました。川崎駅に行く機会がほぼないため、ネットで「川崎 / 美術館」で検索。その結果、川崎浮世絵ギャラリーを見つけて、行くことにしました。

    ▶︎ アクセス

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    リバーク1階

    川崎浮世絵ギャラリーへは、川崎駅から徒歩約3分。川崎駅北口にある高層ビル「川崎駅前タワー・リバーク」の3階にあります。

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    川崎駅のそこかしこで路上ライブ
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    ギャラリーはビルの3階

    ビル内にはオフィスや飲食店が入居しています。その中で、4階に川崎市立川崎図書館、3階に川崎市立アートガーデンかわさきが位置しています。

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    川崎浮世絵ギャラリーは「アートガーデンかわさき」内にあります。両施設ともに、運営は公益財団法人川崎市文化財団によるものです。

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    ギャラリーは敷地内の端っこ
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    廊下の先にギャラリーがある
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    「信じられない用の足し方」とは一体…

    ▶︎ 川崎浮世絵ギャラリーとは?

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    川崎浮世絵ギャラリーの前身は、砂子の里資料館です。その始まりは、宿駅制定400年を記念した「大川崎宿祭り」が開催された際、実行委員長を務めた元・参議院議員の斎藤文夫(2024年没)が、自宅の一部を改装し、神奈川の題材を中心とした浮世絵コレクション約4,000点(現在6,000点)を展示したことです(2001年)。

    2016年、運営費用が嵩んだことや、相続の問題から、砂子の里資料館は閉館。現在、川崎浮世絵ギャラリーでは、砂子の里資料館から川崎市に無償貸与された作品を展示しています。

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    コレクションについて
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    斎藤文夫(名誉館長)の挨拶

    川崎浮世絵ギャラリーは「美術館」というより「展示スペース」という印象でした。展示用の広さは100㎡しかありません。

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    展示室の概要(画像引用)

    川崎駅に近いため、アクセスは良いです。なお、展示室内の作品はすべて撮影禁止。館内が狭いため、仕方ないのかもしれません。

    ▶︎ 「名所江戸百景 ー歌川広重の挑戦ー」感想

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    広重が最晩年において手がけたのが、本展で紹介する錦絵シリーズ《名所江戸百景》です。本展ではシリーズ全作品の119図に、当時流行の図案家・梅素亭玄魚による「目録」1図を含めた計120図を、前後期に分けて一挙公開します。(略)《名所江戸百景》の最大の特徴である構図法について、その特徴や視覚的な効果の秘密を探り、広重の「挑戦」に迫ります。

    公式サイトより

    観覧料は500円。入る前は「ギャラリーの存在感ほぼ皆無やなぁ」と思いましたが、展示室内には観覧者が常時約10人いました。

    ✔️ 1章:構図の達人、広重!

    前期では、広重の作品を「近景拡大構図」「極端な透視図法」「額縁構図」に分けて展示しています。後期は「近景拡大構図」に加え「映り込みモチーフ」「ドローンアングル」に分類しています。

    ただ絵を見せるだけでなく、見どころをパターン分けて説明してくれるのはありがたいです。また、ほぼすべての作品には、作品概要に加え、広重が吹き出しで解説してくれる点が面白かったです。ペダントリーにならず、ちょうどいい塩梅でした。

    近景拡大構図

    平面的な絵、特に浮世絵のような作品だと、いかに立体感を表現するかが課題だと思います。そこで、広重は手前の対象物を極端に大きく配置し、その隙間や背景に遠景の名所を描く手法を取りました。これは、写真撮影でも良くある構図です(カメラだと手前はボケますが)。

    時に、近くの対象は、途切れるくらい大きく描く。このメリハリにより、奥行きが強調されます。写真で奥行きを表現する時は「抜け感」と言います。

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    《はねたのわたし弁天の社》(画像引用)

    私は特に《はねたのわたし弁天の社》が気に入りました。おじさんの手足しか描かない大胆で近代的で深甚な構図が新鮮でした。普通の人なら、おじさんの全体を描きたくなりますよね🤔

    極端な透視図法

    透視図法とは、消失点を利用して、3次元の空間や物体を2次元の平面に遠近感をもって表現する描画技法です。

    カメラのない時代。奥行きを表現するために、空間を意図的に歪めて描きました。また、江戸の街並みを描いた浮世絵は、まるでスナップ写真でした。

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    《日本橋一丁目略図》(画像引用)

    特に《日本橋一丁目略図》が気に入りました。巧みな透視図法に加え、色彩のメリハリにも目を奪われました。日常生活にある美しさや楽しさも感じます。現実以上に鮮やかに表現しているかもしれませんが、違和感がない色選びが「さすがやな」と思いました。

    額縁構図

    被写体を周囲の物で囲み、まるで額縁の中に収めたように見せる構図です。私も写真撮影の際、構図の違和感をなくすために、よく使います(そればかり使うと面白みがないですが…)。

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    《浅草田圃酉の町詣》(画像引用)
    猫さんかわいい…

    手前に枠があると、自然と奥行きや安定感が生まれます。同じ被写体を描くにしても、表現1つ、構図1つ違うだけで、印象が変わって面白いです。

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    《月の岬》(画像引用)

    《月の岬》では、置いたままの食器などがそのままに描かれています。開け放った窓からの海風や、食べかけのお膳から、その場所の匂いも感じそうです。人は影のみで表現。具体的に人を映さずとも、そこに人の気配を表現する日本的な奥ゆかしさに魅力を感じました。

    ✔️ 2章:江戸っ子はお出かけ大好き!

    次は「大江戸散歩」と題して、江戸の各観光地を描いた作品が並んでいました。江戸っ子はお出かけが大好きだったそうです。

    普段の様子を描くことで、江戸時代の暮らしが想像できて楽しいです。この頃の江戸はまだ大自然がいっぱい。絵の中には、山、川、湿地帯ばかりで、家はちょこっとしかありません。正直、どの作品を見ても違いがわかりませんでした(笑。数百年で江戸はどえらい進化を遂げたことにびっくり。

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    《請地秋葉の境内》(画像引用)

    どれもピンと来なかったものの《請地秋葉の境内》が目に止まりました。左端にいるのは広重本人だそうです。自分を描いちゃうのはお茶目ですね😁

    ◾️ 意外といいぞ、川崎浮世絵ギャラリー!

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    全体的に、小ぶりな美術館でした。しかし、値段も安いことに加え、見せるための工夫もあったことで、意外と楽しめました。

    費用対効果を高めるため、一部にはポスター掲示があったものの、もう少しアピールする場を増やしてもいいのでは、と思いました。例えば、タワーリバークの1階や、川崎駅改札を出た場所など、人通りの多い場所にもポスターなどを掲示することで、認知を高めてはどうでしょうか。

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    ▶︎ まとめ

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    買ったポストカード
    《浅草田圃酉の町詣》

    いかがだったでしょうか?展示スペースは広くないものの、キュレーションが興味深かったため、新しい発見がありました。カメラで撮影することが多い人は、特に楽しめると思います。値段も安く、アクセスも良いことから、川崎に来た際は、寄ることをオススメします😊

    ▶︎ おまけ

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    浮世絵を見た後、家族で「カルッツかわさき」で合流。「エバリー」のコンサートを聞きに行きました。エバリーとは、東京学芸大学音楽科を卒業した松尾兄弟が中心となり、エンターテインメント性の高いコンサートを全国各地で行っているグループです。

    子どもの小学校に、彼らが演奏(宣伝)に来たそうです。子供が、コンサートの割引チラシを手に「行きたい!」とのことなので、申し込みました。若干の割引が入って、S席大人3,300円、子ども3,100円でした。

    会場内は、半分以上は子どもでした。しっかりしたホールで音楽を聞くと、空気の伝わり方が違うことを実感しました。家にあるアマゾンエコーとは全く違う体験です。

    演奏曲のほとんどはオリジナル。途中に、バイオリン体験、じゃんけん大会、手拍子や踊ったりするなど、参加型のコンサートだったため、小学生も幼児の子どもも、ノリノリで楽しんでくれていて良かったです。最後はディズニーメドレーでした。

    また、楽器が弾くのは格好いいし、気持ちよさそうだと思いました。過去、私も人前でDJ機材を使い、曲を流して楽しかったことを思い出しました。

    ▶︎ 今日の美術館飯

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    ★3.4/箱根ベーカリー 川崎アゼリア店 (神奈川県/川崎駅) ー 揚げクロワッサン (¥390)、じゃがベー君 (¥310)、Wとろーりチーズ牛ほぐしカレーパン (¥390)、アイスティー (¥470)
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    ★3.4/中華料理 成喜 (神奈川県/川崎駅) ー 五目チャーハン (¥900)、餃子 5個 (¥440)、酢豚 (¥1,100)

     
     
     
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