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解散から10年経っても好きと言いたいSAKEROCK


    20代の頃、企画を考えたり原稿の校正をしたり、いろんな仕事をする最中でも、思考を邪魔せずにずっと聴き続けていられるインスト音楽を常に探していて、出会ったのがSAKEROCKサケロックだった。


    2000年にデビューしたインストバンド。
    ゆるく、でも、着実に活動を続けていた。

    なんだか身体が動いてワクワクする、彼らのユニークな音楽が好きだった。
    なんだかポップで唯一無二な、アートワークの数々が好きだった。

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    アルバム『MUDA』
    とても好きなデザイン

    表題曲『会社員』と『今の私』に、ただただメンバーでだらだら喋っているだけの音声が入ったCD『会社員と今の私』のような、遊びの延長線上で音楽をつくって届けてくれているみたいなメンバーが好きだった。

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    クレイジーキャッツの素敵さを
    教えてくれたのもSAKEROCK


    ❖❖❖


    5人ではじまったバンドは、わりと早々に4人になり、いつしか3人になる。

    歌わなかった彼は、マリンバを弾くきっかけになった大先輩に「歌ってみたら?」と言われ、自分で歌うための曲をつくって歌うようになる。

    音楽を作り、バンドを続け、一人で歌を歌い、ラジオのパーソナリティをやり、俳優をやり、エッセイを連載し。
    “活動が散漫だ”という外野を気にせず、好きなことを続ける彼に、わたしはいつも背中を押されていた。

    そして突然の病で生死をさまよったのち、そうなるべくしてなったかのように、するするとすべての点と点が線で結ばれ、強烈なスポットライトを浴びるスターになった。


    そう、源くんのことだ。

    2010年の『ばかのうた』以降、個人として源くんが生み出してきた膨大な歌と文章と言葉が大好きだし、その活動を心の底から応援している。

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    ここ5年なら『喜劇』が歌詞も楽曲もいちばん好き
    アルバム『Gen』も大好きである


    好きすぎて、2020年 大学に在籍していた際は、レポート課題の題材にもした。A評価をもらえて、地味に嬉しく感慨深かったのを覚えている。


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    これからもできるだけ健やかに遊び
    心豊かな日々を生きていてほしい

    ❖❖❖

    先日、とても久しぶりに、SAKEROCKのあのMVを観たくなった。
    観て泣いた。やっぱり本当に好きで、いつも泣けてしまう。

    マリンバとギターを弾く源くん
    トロンボーンを吹くハマケン
    好きすぎるドラマー 大地くん
    キーボードの卓志くん
    ベースの馨くん

    暗闇から夜明けへ。終わりからはじまりへ。



    2015年6月2日、両国国技館で解散ライブを見届けた。
    「次のライブは、あの世で!」 永遠の終わりに、泣いて笑った。

    そっか、もう10年経ったのか。



    10年経ってYoutubeとサブスクの時代になった。

    これからも世界中で、SAKEROCKの音楽が聴かれて、初めて出会う人に“新曲”として届いていく。

    それが、ファンの一人として、ほんとうにほんとうに、嬉しい。

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    2023年につくったZINE「My Mug」より
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    そうなの、SAKEROCKっていう、ふざけた素敵なインストバンドがいたんだよ。

    ひとまず、アルバムが数枚だから、古い順に全部聴いてみてほしいかも。
    で、ベストアルバム『SAKEROCKの季節』を聴くと、エンドレスで聴いてられるくらい、いいとこどりだなぁって思える気がする。
    あと、ピエール瀧さんが主演してた『おじいさん先生』ってドラマがあってね、わたし、それが大好きだったんだけど、音楽をSAKEROCKが担当してて。そのサントラもいいよ。
    しいて言うなら、マキシの『会社員と今の私』も探して聴いてほしいかなぁ、雑談パートがほんとくだらなくていいの。 

    もう解散から10年経つんだけど、やっぱりずっとSAKEROCKが好きなんだよなぁ。
    いまも原稿を書きながら聴いてるよー。

    ARIGATO!SAKEROCK

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    最後に。
    もう誰も覚えてないかもしれない余談を。

    かつて源くんは、ほぼ日に「はらよわ男子」の代表としてインタビューに登場。ほぼ日ハラマキを愛用していたので、アルバム『MUDA』からハラマキが出てびっくりしたことを覚えている。(若かりし大原大次郎さん 貴重!)

    そして、かつてほぼ日で開催されたとあるイベントで こんなことをしていただいた。


     
     
     
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