メインコンテンツへスキップ
見出し画像

彫刻家・瀬戸優さんに 作品を初めてオーダーした話

    作品との出会いから8ヶ月あまり・・・。
    この夏、思いきってわたしは、作家の方に作品をオーダーして作ってもらうという人生初の体験をしました。
    お願いしたのは、クラファンでパトロンとしても応援している彫刻家・瀬戸優さんです。


    ■ なぜ ”今” お願いしようと思ったのか

    出会いとタイミング。
    さまざまな人やものとのご縁って、これに尽きるとわたしは常々思って生きてます。

    この半年ちょっとで、個展にお邪魔し
    (そのときの様子と、そもそもの出会いのお話はこちらで)

    インタビューもさせていただいて(4回連載です!)① ② ③ ④


    思ったのです。
    瀬戸さんは、きっとこの先もっともっと人気が出て、とてもじゃないけれどフレンドリーに作品をお願いできるような状況じゃなくなるのでは・・・と。

    お願いするなら今なのでは!!!

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


    ■ 作家さんにオーダー!で考えたこと

    初めてのことなので、大変どきどきしました。が、つまるところは、
    予算と、作ってもらいたいモチーフの希望をお願いすればOKだろう!
    と考えが至ります。納期は全く急ぐものではないから、おまかせ、として。

    まず、自分でお願いできる予算はどのくらいか、を考えました。
    現実問題ですね。超大事。

    そして肝心の、何のモチーフを作ってもらうのか。相当、悩みました。

    で、わたしが大事にしたのはこの3点。

    ① 瀬戸さんご自身がテーマにし続けている、人の手が及ばない自然の中を生きている生き物で、原寸大で作ってもらった時に、予算におさまるであろうサイズ感のもの
    ② 他の誰でもなく瀬戸さんにお願いするんだから、瀬戸さんの作風が活きるもの
    ③ 過去に瀬戸さんが作っていなさそうなもので、わたしが好きなもの


    あれこれ考えているときに、ふと、いつかの展示室で思ったこんなことが、頭をよぎりました。

    そもそも今、わたしたちが美術館や博物館で目にしている、数百年前につくられた作品たちって、作家が作りたくて作った、というものばかりではないんです。やっぱり誰かからオーダーを受けて作ったものが多いんですよね。

    それって、現代まで大切に受け継がれるような”名品”を作れる作家の技量はもちろん大事です。

    が、それと同じくらい、オーダーする側にも、相応の美意識や、作家への理解を持ち合わせていることが、とても大事だったでしょう。

    出資するんだから何言ってもいいだろ、では、絶対に、作家に失礼だと思うし、もしも自分が作家の立場だったら、そうやって頼まれて、果たして本当にその依頼主のために、全力で良い仕事ができるかなぁ、と。

    それをやるのがプロ、と言われたらそれまでかもしれないし、単に依頼する方のわがままかもしれません。

    でもやっぱりわたしは、わざわざ作家に作ってほしいものを頼むからには、できるだけ作り甲斐のあるオーダーを、より良い作品を作りたいって思ってもらえるようなオーダーをしたいし、そうする責任があるんじゃないか、と、ふと思ったんですよね・・・(なんか、だいぶ偉そうですが・・・汗)

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    悩んで悩んで・・・・お願いしたのが、オウムガイ です。

    なんでオウムガイか、というと、人間がどうやったってかなわない、自然の壮大な時間の流れを脈々と生きてきた生き物だから。

    深海で泳いでる映像をご覧になったこと、ありますか?
    ゆらゆらふわふわ漂っているような感じが、なんだか不思議で神秘的で、わたしには魅力的なんですよね。
    しかも、4~5億年前からずっと、そうやって泳いでたんですよ。
    なんか・・・すごすぎます。

    あと、巻貝のデザインとか、もにょもにょした触手とか、全体的にちょっと異様な姿も、妙に気になるんですよね。

    瀬戸さんが作ったオウムガイを、見てみたい!そして我が家に飾りたい!
    と、思ったのです。


    後日、直接お会いしたタイミングで、ご相談すると・・・
    快く引き受けてくれました!!!やった!!!!!

    口頭だけでは失礼だ、と思ってその日のうちに、記録を残す意味でも、改めてメールでご連絡。予算や、なぜオウムガイか、などなどお伝えしました。

    ちなみにもう一つ別案があったのですが、それは次の機会のお楽しみに。
    またオーダーできるように、仕事、頑張ろう!と。

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


    ■ それから数か月。ついに!!!

    予定よりもだいぶ早く我が家に届きましたー!!!
    本当に忙しい合間を縫って作ってくださって、感謝しかありません。

    IMG_6237 - コピー


    箱が大きくてびっくり。開けてさらにびっくり!!!
    感激の瞬間がついに・・・!!!

    画像2



    じゃーん!!!!

    画像4


    思わず、わー!っと叫びました!素敵なサインまで入ってるよー!!!

    想像を遥かに超えたカッコよさ!存在感!!!神々しさすら感じます。
    特に、瀬戸さんの世界観で作られた、唯一無二の貝の質感や彩色の表現に驚きました。

    また、両手におさまるくらいのサイズ感と、まるっとした形が、どこかかわいくもあって、とても不思議な魅力があります。

    しっかり全方位、細部まで丁寧に作り込まれています。
    ・・・すごいなぁ


    しかも、です。
    お願いした時、瀬戸さんが「泳いでいるみたいに壁掛けできるようなのがいいかも」と提案してくれていましたが、届いてさらにびっくり。

    てっきりオウムガイそのものに、固定できるようなパーツが付くと勝手に思っていたのですが、
    なんと!素敵に飾りやすいように、と、絶妙なサイズ感の丸い背景のプレート&丈夫な金具とクッション用のゴム脚付という、超絶丁寧すぎる仕上げ!!!

    ・・・これは、素晴らしくすごいものが来てしまった と思いました。
    お願いしてみて、本当に、良かった・・・!

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


    あれから毎日、じー・・・・・っと見つめてしまいますが、全然飽きません。もちろん、我が家の家宝になりました。

    家のどこに飾ったら一番素敵か、あれこれシミュレーションしましたが、常に自分の視界に入るし、日々の仕事や勉強の様子をそっと見守ってくれるのでは、と思い、まずはデスクの特等席に据えました。

    これは本当に、贅沢すぎる!!!
    至福です。


    IMG_1905 - コピー


    そして瀬戸さん、ご自身のInstaに載せてくれている!
    そして、いいね♥  がたくさんついてる!!!嬉しすぎます・・・


    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ■ 瀬戸さんの作品をもっと観たい!!!という方に朗報です

    「瀬戸優展 The EARTH KEEPERS」
    東京・日比谷で来週11/9(月)から始まります!!!


    「瀬戸優展 The EARTH KEEPERS」
    会期:2020.11.9(月)〜11.15(日) 11:00〜19:00(最終日17時まで)
    場所:MEDEL GALLERY SHU
    (東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルプラザ2F)

    瀬戸さんが作る、大型の動物たちの姿、眼差し。本当に素敵なんです。
    写真からもひしひしと伝わってきますが、実物はもっと素敵です。ぜひ!

    もちろん、わたしも行きます!!!楽しみです。

    ふむふむ、へーそうなのかー!って思っていただけたら、下の方にある♡マークをポチっていただけると、とても嬉しいです。noteアカウントがなくてログインしてなくてもポチれます。

    この記事が参加している募集

     
     
    ■アート デザイン クラフト 建築などの取材撮影 インタビュー レポート 企画 コラム エッセイ ■展覧会│空間・建築│図録・書籍│写真│旅│音楽 ■京都芸術大アートライティングコース卒業・博物館学芸員(2024) ■ https://lit.link/NaomiNN0506

    あなたへのおすすめ