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Photo byadjmt_8318

【ESSAY】アルコール、ニコチン、カフェイン

    「卑怯な健康より、デカダンスを!」これは、昭和初期において、知的な青年を熱病のように襲った心理です。デカダンスとは、フランス語で退廃や衰微、衰退を意味します。

    当時の大学生は政治への関心も高いので、最寄りの喫茶店に集って論議していたに違いありません。その昔、流行した文学運動も似たスタイルかと思います。

    若者の溜まり場に付いて回るのは嗜好品です。不健全な気風にピッタリな、それでいて少し粋にみえてしまう三種の嗜みは、単なる若気の至りとして片付けてくれます。

    まァ、今も昔も学生というのは、未熟で無分別であるが故に、良くも悪くも無茶が利くので、当時を振り返るとあのバイタイリティがもう少し健全な方向であれば…と後悔することがあります。


    1、アルコール
    若い時分、コンパになればビールを食らい、赤ら顔で態度が横柄になっていました。行く春、せっかくの花見の場にも拘わらず、酩酊状態だった私は、桜の木に登ったきり降りて来なくなり警察にお世話になりました。

    あの頃は、お酒の場が楽しいだけで日本酒やウィスキー、ワインなど飲んでみせても、お疲れ様の一杯を覚えずして雰囲気に酔っていただけです。

    2、ニコチン
    大学の校門で一服二服するのが日課でした。講義をテキトーに済ませると、バイト先の悪い先輩に連れられて雀荘や純喫茶、パチンコ店に出入りしては店内でプカプカしていたので、当時の天井は大概黄ばんでます。容易に手に入る大人とのコミュニケーションが、恰もスマートだと勘違いしていました。

    因みに、私の周りではタバコは「吸う」ではなく「喫(の)む」と言っていました。←今思い返してもよく分かりません…

    3、カフェイン
    「ちょっとサ店で話そうか」なんて女性への口説き文句は今や古いでしょうが、私からするとコーヒーの味は二の次です。慢性的な寝不足だったため、カフェでブレイクしては気持ちがハイになっていました。

    また、試験期間になると近場のファミレスを拠点にしてはフライドポテトと栄養ドリングを代わる代わる片手に徹夜で勉強します。


    要するに、ありがちな大学生活を一通り経験した人間です。
    先日、同窓会で旧友らと再会しましたが、話題になるのは当時のことだったりします。

    今思い返しても生産性のある日々ではありませんでしたが、壮年になった現在、皆がまともな社会人なのでとりあえずOKにしておきます。

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    遅くなりましたが今年もよろしくお願いします。





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    北海道で教師をしています。世の中に対する自分の考えや健康に関すること、短編小説やエッセイなど9つのマガジンをベースに発信しています。個人的な体験・経験による疑問を解くために、書籍や漫画、動画などを参考にしながら、一般的な答えに落とし込む帰納性を心掛けています。

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