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【短編小説】覚悟を決める

インスタグラムで、
老舗のラーメン屋として
紹介された店があった。

店主は、
なんとも複雑そうな顔をしていた。

お客さんが増える。

売り上げも上がる。

普通なら、
「ありがとうございます」
で終わる話だ。

でも、
店主には気になることがあった。

今まで通ってくれた、
常連さんのことだ。

新しいお客さんが増えれば、
店の雰囲気も変わる。

待ち時間も増える。

いつものように、
食べられなくなるかもしれない。

紹介してもらえるのは、
ありがたい。

商売として考えれば、
もちろん歓迎したい。

でも、
今までこの店を
応援してくれたのは誰だ?

常連さんだろ。

だから店主は、
インスタグラムの紹介を
断った。

「紹介していただけるのは、
本当にありがたいです。

でも、
今回はやめておいてください」

商売って、
売り上げだけじゃないのかもしれない。

増やすことより、
守ることを選ぶ。

そんな店があっても、
いいんじゃないかな。

この決断は、素晴らしいが
後悔をしない日はないだろう。
選択は1つしか選べないのが
苦しい

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余白の人。 ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 もしこの作品や言葉が、あなたの心に少しでも残ったなら、とても嬉しいです。 いただいたチップは、次の物語を紡ぐための力になります。 これからも、誰かの日常にそっと寄り添える作品を書いていきます。 本当にありがとうございます。