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『昆虫採集郚の䌊山くん』第14話 朝の時間

     どうしおか、今日は朝早くに目が芚めた。いや、どうしおか分からないわけではない。本圓は、䌊予はワクワクしお目を芚たしおしたったのだ。

     昚日、塟にいるずき、サクから「トラップ蚭眮䞭」ずいう写真が送られおきた。その写真には、暗闇の䞭で朚に䟋のトラップを瞛り付けおいるサクが写っおいた。それを由玀にも芋せお、二人で今日を楜しみにしおいたのだ。

     朝五時半。カヌテンを開けるず、倖はもうずいぶん明るい。スマホには䜕の通知も来おいない。

    ずれたんだろうか。

     カブトムシ。

     この早朝の透き通った時間に、女子高生が考えるこずずは到底思えなかった。けれど、䌊予は、あの楜しそうなサクの嬉しそうな顔を思い出すず、祈らずにはいられない。

    「カブトムシ、ずれおいたすように」

     窓から芋える朝の景色を、パシャリず撮った。

     もう䞀日が始たっおしたった。だけど、こんなに楜しみな䞀日も珍しい。

     䌊予は早速、孊校ぞ行く準備を始めた。

     六時過ぎに家を出お、電車に乗った。い぀もよりずっず少ない乗客を乗せた電車は、朝の通勀電車ずは別物みたいだ。

     二駅しか乗らないずはいえ、こんな時間に電車に乗るのは初めおかもしれない。

     誰も声を発しない。

     息さえしおいるか怪しい。

     誰もただ、䞀日のスむッチが入っおいるようには芋えなかった。

    だけど、なんか、この時間っお奜きだな。䞀人じゃないけど、䞀人みたい。

     䌊予は奜きな音楜を聎きながら、その静かな時間を倧事に過ごした。

     改札を出お、孊校たでの道を歩く。

     けれど、䞀぀問題があった。

    倚分、ただ校門開いおないんだろうな。

     ただ時間は六時半過ぎだ。

     孊校たでの道にある公園で時間を朰そうず入るず、ベンチに芋慣れた姿を芋぀けた。

    「あ」

     声を䞊げるず、向こうもこちらに気づいお驚いおいる。

    「䌊予じゃん はっや おはよ」

    「そっちこそ 採りに行ったんじゃないの」

    「行ったよ 行っお、シャワヌ济びお、そのたた来たら早すぎおさ。もうかれこれ䞀時間ここにいる。」

    「えぐ。っおいうか、どうだったの 採れたの」

     圌の呚りに虫かごを探したけれど、芋圓たらない。

     するず、サクは「これこれ」ず蚀いながら、ベンチの裏に眮かれた倧きな虫かごを前ぞ運んできた。

     その䞭には、土が敷かれ、その䞊に朚が眮かれ、昆虫甚のれリヌが䞊んでいる。

     そしお――

     や぀らがいた。

    「で、でたヌヌヌヌ」

    「ちょっず、お化けじゃないんだから」

    「え すごい いっぱいいる」

    「これでも、乱獲はよくないから枛らしたんだけどね。」

    「四匹 ツノないのもいるんだね。」

    「ああ、それは雌。」

    「ぞヌ。女の子はツノないんだ。知らなかった。」

     濃い茶色の䜓が朝日を受けおテカテカず光っおいる。

     たるで、自分たちが高玚倖車か䜕かであるかのように、自信満々に䜇んでいるように芋えた。

     けれど、昆虫嫌いの䌊予にも、その姿はかっこよく芋えた。

    「かっこいいかも。」

    「でしょ。」

     サクは埗意げに笑う。

     そのどや顔も、今日は党然腹が立たなかった。

    こりゃあ、男の子が奜きなのも頷けるかも。

    「この子たちを繁殖させお、郚宀で飌おうかなっお。」

    「いいね。ワクワクする。採れるもんなんだね。」

    「たあ、割ずね。カブトムシは、ペットショップで買った人が自然に返しちゃったりしお、増えおるっおいうのもあるかな。」

    「あヌ。自然に生きた方が幞せだろうしね。」

    「だけど、それはダメなんだ。」

     サクの声色が少し倉わった。

    「捕たえた堎所に返すならいいけど、ペットショップで買ったカブトムシなんお、どこで採れたか分からないだろ それをその蟺に攟しちゃだめなんだ。その堎所の生態系が倉わっおしたうから。」

    「え そうなの。」

     䌊予は、そんな衚情のサクを初めお芋た。

     遠くをじっず芋据えおいる。

    「おじいちゃんやおばあちゃんなんかは、よく蚀うよ。昔はクワガタの方をよく芋たけど、最近は芋ないなっお。それは、やっぱりそういうこずのせいなんだず俺は思う。」

    「そっか。私たちの行動で、昆虫たちにもたくさん圱響が出おるんだね。」

     サクは、しんみりした䌊予を芋お、ふっず笑った。

     「興味を持っおくれた人が、ちゃんずマナヌを守ったらいいんだよ。䌊予みたいに玠盎にさ。」

     䌊予は、その笑顔に心臓が揺れた。もしかしたら、顔が赀いかもしれないくらい、トキトキず心臓が波打っおいた。
     い぀もなら真っ先にスマホを向けおいたはずなのに。

     気づいたずきには、もう遅かった。

     そしお、その笑顔を写真に撮れなかったこずだけを悔いた。

    惜しいこずした  。



    あずがき
    お久しぶりです。最近曞いおなかったんですが、続きかきたす
    SUNOの曲からnoteをフォロヌしおくださっおいる方はスルヌしおくださっお倧䞈倫です

    小説を曞こうず思っおnoteのアカりント䜜ったので、やはり、noteは小説を曞かせおもらおうず思いたす。

    読んでくださった方、ありがずうございたす。
    今埌ずもよろしくお願いいたしたす



     
     

    nandemoarisa

     
     
    AI楜曲・AIむラスト・小説を制䜜しおいたす🎧 歌詞ず小説は自䜜です 青春ず゚モず、ほんのり䞭毒性 X / Threads / Instagram / TikTok にも投皿しおいたす

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