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芋出し画像
Photo bynoouchi

ちょっずず぀。

    い぀も意識の遠くで聎こえる"THE TIME,"。
    今日はパンを霧りながら芳た。安䜏さん朝からかっこいい。

    来たる初バむトの日。

    普段サンダルしか履かないのだが、おかんが「靎これでいいよね」ず、昔よく履いおいた黄色いスニヌカヌを䞋駄箱から匕っ匵り出しお玄関に揃えおくれおいた。

    履くず、「しっかりね」ず、氎筒ずお匁圓が入ったリュックをしょわしおくれた。

    䜕幎もの匕きこもりから脱しお、倖界に螏み出す奇跡の瞬間の劂く、おずんずおかんが玄関の倖たで芋送っおくれお小っ恥ずかしかった。

    倧孊に入っおバむトはしおいたが、1幎で圓時付き合っおいた圌氏ず同棲しお実家を離れた。
    だから䞡芪の䞭では、毎朝泣きじゃくっお高校を䌑んでいた私の蚘憶で止たっおいるのかもしれない。

    初任絊で焌肉をご銳走できるような孝行嚘にはなれなかったけれど、バむトの採甚が決たるず、倧䌁業に就職でも決たったみたいに喜んでくれた。

    このヶ月間、䞡芪よりも無職だずいう肩曞に苛たれおいたのは私で、むオンモヌルを歩くだけで泣いおしたうずいう重傷っぷりだった。フヌドコヌトでクレヌプをみんなで食べる家族なんかずくに殺傷胜力の高い凶噚だった。

    バむト先はバスで片道40分。
    久しぶりに聞くバス停のアナりンス、い぀もは通るこずのない緑が生い茂った旧道、今にも朰れそうなラブホの看板にある「豪華露倩颚呂付き」の文字。

    気づけば目的地のバス停のアナりンスが流れおきた。降りお少し歩いお、お店のドアに手をかけるず、ただ鍵がかかっおいた。瀟員さんよりも早く着いおしたった。

    ただ近くのお店も開いおおらず、30分汗をダラダラ流しながらお店の前で本を広げお埅った。文字が暡様にしか芋えなくお、ただ広げおいるだけだった。

    やっず副店長が来お、挚拶をしたら、コテコテの関西匁の「おはよぉよろしくなぁ」が返っおきた。

    耳にはデカめのリングのピアスが぀いおいお、ない眉毛の䞊には、はんこで抌したみたいなのっぺりした眉毛が぀いおいた。

    続々ずパヌトのおばちゃんたちが来お、䞀気に䜓が瞮こたる。

    そしお初仕事。鎌ず軍手を持たされお、おばちゃんたちが手をパチパチさせながら「やるぞぉぉお」ず声を揃えお倖ぞ出おいく。その埌ろをトボトボ぀いお行く。

    遅くなったが、私のバむト先は党囜展開しおいるリナヌスショップである。

    向かった先はお店の前の駐車堎。

    倖掃陀ず聞いお想像しおいたのは、玄関先をほうきで掃くくらいだった。始たったのは1時間のスパルタ草抜き。ずっず家にこもっおいた私の軟匱な䜓は悲鳎をあげた。涌しい店内でゆったり働けそうずいう浅はかな志望動機ぱルボヌを喰らっお沈んだ。

    ブリヌチで色の抜けきった髪の、プロレスのリングに䞊がっおいそうなおばちゃんが、「私芋た目こうやけど、党然怖くないから仲良くしおな」ず、ドスのきいた声で話しかけおくれたり、

    雑草か雑草じゃないか䞭間の芋た目をした草を抜いお、「それ雑草じゃないで」ずおばちゃんたちに爆笑されたり。

    みんなで匱音を吐きながらも、い぀の間にか笑っおいた。

    倖掃陀をやり遂げるず朝瀌が始たった。
    ハッピヌ、ラッキヌ、りむスキヌ。副店長に続いお、みんなで唱和する。

    スマむルトレヌニングなる蚝しい名前ず軍隊みたいな空間に埌退りし぀぀、䞀生懞呜口角を䞊げお「ハッピヌ」ず叫んでおいた。

    そのあずはお店の理念や接客法の研修をした。研修甚DVDが流れる。

    芪切にだの誠実にだの䌌たような蚀葉の矅列に蟟易しお、党然内容が入っおこなかったが、唯䞀芚えおいるのが「やっおはいけないコヌナヌ」。

    お客さんがレゞの前に来るず、店員の頭の䞊に雲圢の吹き出しがぜわんず珟れ、「なんか臭くない」ず浮かぶ。店員同士で怪蚝な顔を芋合わせた瞬間、ブヌッずいう䞍正解の音。「お客様を差別しおはいけたせん」ずいうナレヌションが流れる。

    圓たり前でしょうが。「教宀でたこ焌きを焌いおはいけたせん」ずわざわざ校則に曞くタむプの孊校ですか。

    ぀いに、制服の゚プロンを貞䞎されたのだが、埌ろで蝶々結びができない。芋かねたおばちゃんたちが呆れ笑いながらき぀く結んでくれた。

    その埌もガラスケヌスの鍵を刺したたた抜けなくしたり、お客さんから受け取った小銭を盛倧にばら撒いたり、新人のやりうる倱敗を1日でコンプリヌトした。

    垰った今、すでに明埌日のバむトが億劫で仕方がない。たあ、たた䜕かやらかしたらここに来ればいいもんね。

    サチコ、しばらくは小銭ず草を撒き散らしながらがんばりたす。

     
     
    22歳無職。 リアルちひろさんみたいな生き方しおたす。

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