
なみ町新聞9「サンタさんへの手紙-後編-」
- 割引あり
喫茶あかりでコーヒーカップに指をかけながら、なみ町新聞を広げる。
ふと、一つの文章が目に入った。
”手紙を送ろう第38回”というタイトルが、伊藤日和という人の文面に添えられている。
このコーナーを始めた頃は、老若男女様々な人から応募が来ることを想定していたのかもしれないが、可愛らしい子供同士の手紙のやり取りが中心となっている。
確か第10回目は、女の子からのお便りだった。
わたしのゆめは、はなやさんになることです。
みんなのゆめは、なんですか?
みく
第11回目は、みくちゃんと同じくらいの子供が返事を出した。
みくちゃん、はなやさんになりたいんだね!
わたしもね、はなやさんいいなっておもったんだけど、
やっぱりかんごしさんになることにしたよ。
ままがとってもかっこよかったんだ!
ちひろ
そんなほのぼのとしたコーナーなのだ。
さて、サンタクロースに随分現実的な質問をする。子供も見ていることを知っているからか、言葉を濁したような表現だ。だが、この人はもう信じてはいないのだろう。サンタクロースという存在を。