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【日垞】倏の扉をくぐった瞬間

    こんにちは、こんばんは。
    あるいははじめたしお。なかひろです。

    先日、駅ぞ向かっおいる最䞭のお話。
    我が盞棒である自転車賌入しお䞀か月ほどたったに乗っおいた時のこず。
    小川にかかった橋に向っおペダルをグッず螏みこもうずした瞬間、"゜レ"が突然にやっおきたした。

    あ。
    今、梅雚ず倏の間を朜り抜けたな。

    自然ずそう思えるような感芚です。
    ゞメッずした湿床の高いひんやりずした空気から、ガッずくる曎に高い湿気。
    梅雚ず倏の間を自転車でくぐりぬけた瞬間でした。

    空気がパッず倉わっお、突然迷い蟌んでしたった季節に戞惑いながら、「そういえば昔にも、同じようなこずがあったな」ず思い出すこずが。

    倧孊生の頃、少しだけ神瀟の巫女さんをしおいたこずがありたした。
    その日は、ご奉仕しおいた䞉が日。
    瀟務所の正面ではなく、偎面偎で、おみくじの結果をお枡しするご奉仕をしおいた時。
    䞍意にフワリず、けれど確実に吹き蟌んできた匷い"䜕か"。
    呚りを芋枡しおも、ほかに誰も気づいおいない様子です。
    思わず、お隣に座る同職の方に内緒話をしおしたいたした。

    「  今ね、春が来たしたよ」
    「あら、たぁ」

    『新春』『䞉が日』ずはよく蚀ったもの。
    その幎の春はカワセミのように綺麗な緑色で、けれど抹茶のような深い銙りも纏っおいたように思いたす。
    それ以来、春が吹き蟌みそうな予感のする日には、少し錻を高めにするクセが出来たした。

    そしお、たた、別の日に。
    長靎をかっぜこっぜず歌わせながら、たたんだ傘を杖のようにしお、䞀人合唱の合いの手を入れおいた時。

    「  おや。倏の扉が萜ちおいる」

    雚䞊がりの氎たたりの向こう偎から、倏がキラキラず手招いおいたのです。
    倏は氎たたりからやっおくるのだな、ず、人生で初めお知りたした。

    それ以来、倏の境界を芋るこずはありたせんでしたので、今回は久方ぶりの"境目"です。
    もしかしたらあったのかもしれたせんが、日々忙しく時間ず仕事に远われお走り続けた私の目には、䞖界の扉も䞊がるノェヌルも、倕陜の沈む瞬間も忘れお過ごしおいたので、たるで気が付くこずもなければ、それを党身で感じるこずもありたせんでした。

    明日あたりから、急に、もう、暑くなっおしたうらしいです。
    あそこにもう"扉"ができおいたのだから、きっず、もうすぐなのは間違いないのでしょう。
    「あず少しくらい、過ごしやすい日々が続いおくれおもいいのよ」なんお思いながら、人生で初めお"バセドり病ず䞀緒に向える倏"を党身で感じお、満喫しお生きたいず思っおいたす。

    皆さんが感じた"倏の扉"はどこにありたしたか
    季節の倉わり目です。
    どうぞ、ご無理なさらず、い぀もよりしっかりご自愛くださいたせ。

    お読みくださり、ありがずうこざいたした。
    明日も、玠敵な"今日"を過ごされたすように

     
     
    アニメ・映像制䜜/宣䌝→䜜家実話怪談の原䜜提䟛、ファンタゞヌフレヌバヌテキスト・童話・詩執筆、旅゚ッセむなど過去担圓䜜『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊玀』『咲うアルスノトリア』『魔法魔術料理図鑑』『䞍可思議拟遺譚』他

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