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Photo byhumble_dahlia809

一番でいたかった

    好きな人と恋をして結婚し、そのままずっとラブラブでいられる夫婦は、どれくらいいるのだろう。

    SNSを開けば、仲睦まじい夫婦の姿が流れてくる。
    「いいな。」
    そう思うこともある。

    でも、うちはうち。
    よそはよそ。
    そう言い聞かせながらも、どうしたらあんな関係を続けられるのだろうと思う。

    旦那と出会って28年。
    今でも好きかと聞かれたら、「好き」と答える。

    でも、その好きは恋愛の「ラブ」ではない。
    穏やかな「ライク」だ。

    結婚する前は、愛されたい、愛したいという気持ちでいっぱいだった。
    でも結婚し、子どもが生まれ、私は少しずつ「女」から「母」になっていった。
    生活は子ども中心になり、夫婦でゆっくり向き合う時間も減っていった。

    そして、結婚して初めて気づいたこともあった。
    私は、旦那にとって一番大切な存在になれると思っていた。
    でも、旦那は親をとても大切にする人だった。
    それが悪いわけではない。
    親を大切にできる人だからこそ、結婚したのかもしれない。

    それでも私は、どこかで「私は一番じゃないんだ」と寂しく感じていた。
    その小さな寂しさを、私は言葉にできなかった。

    きっと、旦那も私に構ってほしかったのだと思う。
    私も旦那に構ってほしかった。
    でも、お互い毎日を生きることに精一杯だった。
    子育て、仕事、疲れ。
    少しずつ気持ちはすれ違い、それが当たり前になっていった。

    恋人だった私たちは、いつしか家族になっていた。
    レスになったことも、その流れの中では自然だったのかもしれない。

    更年期を迎えた今でも、韓国ドラマや恋愛漫画を見て胸がときめくことがある。
    画面の向こうの恋に、少しだけ若かった頃の自分を重ねている。
    現実の恋ではない。
    でも、その時間が今の私の心を少しだけ潤してくれる。

    そして、改めて思う。

    旦那は、今まで付き合った男性の中で、一番いい人だった。

    もっと愛してほしかった。

    もっと言葉がほしかった。

    私も、もっと旦那の気持ちに応えればよかった。

    どちらか一方が悪かったわけじゃない。
    時間が私たちを変えたのだと思う。

    ラブは、いつしかライクへ変わった。
    でも、それは愛がなくなったということではない。

    恋人ではなくなっても、人生を共に歩んできた大切な人。

    これからも、夫婦という形で支え合いながら歳を重ねていきたい。

    それが、今の私たちの愛の形なのだと思う。

     
     
    日常を言いたい放題!? 宅トレ、読書、duolingo、観葉植物等、自分時間を大切にして、更年期を迎えたおばさんですが!可能な限り若返り、自分の成長を目指しています⭐️ちょっぴり感動、ちょっぴり笑ってくれたら嬉しいです😊

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